存在の変容について(名字のはなし)
私の作品にとっておそらく一つの重要な要素になっている話を少しまとめてみようと思います。
私は両親の離婚の影響で、高校生のころに名字が変わりました。
ひとつ前に書いたnoteで一人称の話とともに、他者からの呼ばれ方について少し触れましたが、名字は人から呼ばれる機会も多いためか、変わると特に自分を形成する重要な何かを奪われたような感覚に陥ります。
ある日を境に、公共の場で、知り合いに違う名前で呼ばれる。書類に違う名前を書かなければいけない。
自分の名前を書くたびに・呼ばれるたび