重い出①

ついこの間夏祭りへ行った。もちろん例の人とである。
どんな話をしたか記録しておく。

・バイトの話
・大学の成績
・友人の話
・恋愛の話
・私達が出会ったときの話

まず反省したいことがある。上記はほぼ自分が話している。
しーんとした雰囲気になるのが怖くて、話し続けていた。きもいな。


時々話す彼女の話は”普通にみえる異常”だった。
なんというか、話をすると、その人の内面とか性格とかが滲み出てくるはずだが、
それが全く無く、自分自身に降りかかった出来事をただ淡々と話すだけだった。
でも勉強の話については少し食い気味ではあった。
成績とかね。

会場を一通り回ったあと、ジュースを買って、
駅のベンチで電車が来るまで待つことになった。
しかし座って話すと少し雰囲気が変わった。
歩きながら話すよりも、表情が増える。感情が表れる。
さっきまでの印象が崩れる。

友人関係の話が盛り上がった。あとは血液型とか今流行りのmbtiについて。
彼女自身の考え方が分かる話もしてくれるようになった。

歩くことに疲れて気が緩んだのかもしれない。
でも、それがどうか私に気を許したであってほしい。


私達は結局電車を何本か逃し、彼女の門限の限界に当たる電車に飛び乗った。

話に夢中で電車に気付かなかったという訳ではなかった。
本当はずっと気付かない振りをしていた。
そんな卑劣な私を知ったら、きっと嫌いになるだろうな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?