【回顧】HYDE INSIDE LIVE
オブラート薄めに、今回のツアーHYDE INSIDE LIVE2024の個人的雑感を文章にまとめてみたいと思います。
Xでもちょこっと呟いたけど、今年のツアーは周りから湧いてくる声とそれを煩わしく思ってしまう自分自身が残念だった。
仙台2daysをリセールに出したのも、ただ暑かったからとか台風が心配だからとかじゃない。
去年はコロナから復帰後、道中ふらつきつつも仙台まで行っていたので、何かしらの不安要素があってもそれを上回るわくわくがあれば決行していたはずで。
ライヴ中、心に住まわせてるフレイザードさんの名言にも「傷つくのがイヤなら戦場に出てくるんじゃねえ」とあるので、それに従っていったんリセットすることで自分をラクにしました。
Given Upのカバーを初め、ステージのクオリティも一新したゴシックな世界観も、HYDEさんの衣装も素敵だっただけに
オーディエンスの間だけで起きたことに毎回SNS内でぐちぐちしてるのが見受けられてしまい「勘弁してよ」ってのが正直なところでした。
自分のこと(主に仕事)でやってらんない案件だらけな中、ライヴハウスはハッピーな気持ちになることが確約されている場だと思ってたから、他よりも優先して時間やお金を充てていたのに。
ZEPP最後の地、福岡も自分の周りのエリアは秩序が保たれていて視界も良く、一瞬だと思えるくらい楽しかったのに
あとからSNSを開くと一部の被害報告の声から学級会が開かれネットニュースにまで広がり、ハッピーな余韻が上書きされる錯覚にモヤモヤした。
もちろん加害した人・ルールを守らない人が一番いけないけれど、カオスな空間に大勢が居れば一部は厄介な人も居てしまうものだと思うので、そこを無理にコントロールは出来ないし運に任せるしかない。
起きた事象と同じかそれ以上に、拡散されてく今の世の中が煩わしくて
インプ稼ぎとか単なる承認欲求や興味本位で、現地に居なかった人どころかファンでもない外野が群がって正義語りしてくるのも面倒だなーと思った。
注目されてる話題ほどイヤでも目につきやすくなる=ネガな話題も連鎖してしまい易い今のXも宜しくないんだよな。
これは他界隈に居てもしょっちゅう思ってるよイーロン。。。
そんな、モチベがいったん下がった中でも神戸・幕張のEXTRAがちゃんと楽しめた理由は、安心のブロック割で治安の心配がなかったのと、大好きON MY OWNの復活と、あとガブリエルさんの存在だったのかもなと思う。
なんかさァ…突然の展開じゃんッ・・・・とか思われそうですが、水面下では割と早くからガブさんを目で追っていた上手側の民。
目で追ってた=自分にとって目を惹く立ち振る舞い
をしてたのは間違いないわけで。
いままでのサポートメンバーさん含め皆演奏力がある事は前提だし、私はテクなど到底語れる立場ではないのですが(軽音部時代にベースは触ってたけどもにょもにょ)
遡ることラルクのUNDERGROUND最終日。
隣に居たお兄さんのノリ方がさり気なく格好良くって、やたら記憶に残っている。
昔から有り余るリズム感を醸してる人に憧れるんだけど、言語化するならガブリエルさんもそんな感じ。
ライヴ会場の広さ、演者・オーディエンス関係なく、ひとつの空間にいる皆がそれぞれのやり方で音に心身を委ねている中で、バイブレーションが合ってるのかな。と勝手ながら解釈しました。
ベースラインが刺さる曲っていっぱいあるけど、ベースプレイが好きだなって思える人は市松Fさん以来で嬉しい。
(※市松Fさん:ニコ動に居たベーシストさん。heavenly曲コピーしてたの知ってる人いないかな。動画が発見されない悲しみ。。)
そんなSSRな出会いもあったのが、今ツアーで良かったところでした。
相殺してプラスにもっていけた。一期一会をありがとうMr.ガブリエル。
サポートメンバーさんという立ち位置の大変さは「吸血記」(VAMPS結成時のドキュメント本)のオーディションの下りを読んで以来、重々分かっているつもりでいます。
HYDEファンの中には、HYDEさんに集中特化したゆえの熱狂派や美学を抱いた人たちが居るとも思うので、サポメンさんが頑張る方向性によっては「しゃしゃってる」とか理不尽なことも思われそうだし、一方で怖気付いたり卑屈になったらやる気がないと指摘もされるだろうし。
すべての人の満足度を爆上がりさせることは高難易度で、そのためのさじ加減も厳しそうだなと思う。
ストイックHYDEさんも芸術のクオリティについては妥協しないだろうから、もしも自分が仕事仲間の立場だったら各方面からのプレッシャーと板挟みでご飯食べられなくなるだろうな・・・・。
受け取る側としてハッピーにしてもらっているからこそ、提供側の重みが分かるというか
「手を抜くことは許されない」の空気を、あらゆるところから感じ取っています。
そんな背景の中で、INSIDEのイメージやファンのパワーに調和して魅せる振る舞いもしつつ、俺が俺がオーラはぶつけ過ぎてこないガブさんありがとうやで・・・・(突然のエディちゃん)
「思いきりやってこい」と大将は皆に言っていそうな気がするし、パフォーマンスをどうキャッチするかは勿論ファンによって様々なんだろうけど。
結局われわれオーディエンス側も「その空間を楽しんで過ごした結果、共にカオスな芸術を作り上げている」のか
はたまた「自我や私利私欲を剥き出しにして承認欲求を満たす場にする」のか───という分別を求められている点では、サポメンさんたち側と変わらないんだろうな。
そんな意味でも「オレたちは鏡みたいな存在だから」なんですね。
過保護ファンの域に片足突っ込んでるかもな自分にとっては、魂胆を抱えてHYDEさんに擦り寄ってくるような存在が一番の地雷で
でもって、彼の周りにいる人全員を100%信頼しきっていいものか───と、訝しく見守ることもあるのが正直なところだけど。
素直な情熱を持った人たちと、やりたい音楽を奏でて無理なく楽しんで欲しいなぁ。
せめて身近な人はそうであればいいな。
そういえば、セクブラのAメロをがっつり歌っていたガブさんを見て、VAMPS時代から一度もちゃんと歌えてない私は逆に、(*゚ロ゚)マジ…? でした笑。
一瞬で習熟度を追い越されたー!と確信したエピソード。
あれなんで覚えられないんだろ。。AHEADやデビサイのがまだいける。
そんな、ガチなんだかゆるいのか分からない自称エンジョイ勢なハイヲタも居るってことで(?)
ハイさんもサポメンさんも今後とも何卒よろしくお願い申し上げます・・・・よろしくできるのかな?
よろしくできますように。