場と間 #あわいメモ
あわい(間)について、少しずつ言語化していきたいと思い、マガジンを立ち上げました。
拙いながらも、少しずつ言葉を綴っていこうと思います。
私は元々、デザインとイラストレーションを主に行なっていました(今も辞めたわけではありませんが、受注は控えている状態です)
今から2年ほど前、デザインやイラストレーションの範疇では語れないことが自分の中に渦巻いていることに気づき、これを表現するにはどうしたら良いかと考えるようになりました。
昔は「自分には社会に問いたいことが特にないから、芸術方面は向かないだろうな」と思っていたのに、不思議なものです。笑 人間、生きているうちに、少しずつ変わっていくものなのでしょう。
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そこで自分の伝えたいことの主題はなんだろう、と、色々と書き出してまとめてみました。そこでまず浮かび上がってきたのが「場と間 」でした。
その当時考えていたのは、誰にでもその人に合った場があって、その人がその人らしく存在できるのは場の相性によるのでは、的な、割と単純なものでした。
しかし、掘り下げるにつれ「これはなにか違う気がする」という想いに駆られました。場という「ある程度固定化されたもの」よりも、もしかしたらその場と場のあいだにある「間」に大事なものがあるのではないかと考えるようになりました。
(その「大事なもの」が何かについては、追々書いていけたらと思います。まだ私も思考半ばですので…)
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ここで言う場は「場所」とは限らず、なんらかの定理や情報、なにか「ある程度形のできたもの」と捉えることにしています。
しかし場は場だけでは存在できず、必ず間があることで「場として認識」されるのではないかと考えています。
よって、間がどんな風に存在しているかというのは、場にも影響を及ぼす力を持っているのではないかと推測しています。簡単ではありますが、これが私が「間・あわい」をテーマとして持つようになった経緯です。
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私の書くことはすでにどこかで論じられているかもしれませんし、答えのわかっていることかもしれません(私はまだ結論が出ていませんが笑)
自分でも文献を引いて論を深めていくつもりではありますが、文献をまとめるだけではなく、自分なりの思考実験も行っていけたらと思っています。どうぞ見守って頂ければ幸いです。
文責:ナツメミオ
いつもありがとうございます!文献代や勉強代として使わせて頂きます。