【ねえお豆腐屋さんPROJECT】～愛子メイキング～
「 #ねえお豆腐屋さん 」の担当キャラクター・愛子ができるまでのラフなどをまとめました。もう一人のヒロイン・艶子のメイキングはこちらからどうぞ！ https://note.mu/utanonakamura/n/ncbd9c8c13d2e 担当はなかむら歌乃さんです。
愛子のキャラ設定（ https://note.mu/miyabiya/n/nb5664577e36b を参照）を聞いてから初めて描いたラフスケッチがこちらです。最初にイメージとして思い浮かんだのが、お洒落を楽しむ女学生的な容姿の女の子でした。また、愛子の性格や好みを表すアイテムの１つとして、巾着を持たせようと考えていました。 鹿は花札の猪鹿蝶より。この時は、着物の柄に花札のモチーフを入れてみても良いかもという話が出ていました。
ジャケット絵は全身で とのことだったので、ポーズを考えていた時のもの。愛子のキャラクター自体を表す”巾着”を持ったものと、お豆腐屋さん（そして艶子）との関係を表す”桶”を持ったものの2パターンで、展開してみようと考えていました。着物の柄もざっくり検討。可愛らしくも利発なイメージとのことだったので、華やかな花柄だけではなく 縦縞を入れて引き締め、モダンな着物にしていく方向にしました。
「年齢よりやや若めに見られる。やや甘めな可愛い感じの服装を好む。くすんだ色はほとんど着ない。」という設定だったので、明るめで可愛らしく、かつモダンな着物の柄をと考えたのがこちら。艶子の着物（ https://note.mu/utanonakamura/n/ncbd9c8c13d2e を参照）とのバランスや愛子というキャラクターのイメージも踏まえて、左の案を採用しました。時代背景にはそこまでとらわれなくてもいいよとのことだったので、実際にある紋を参考にしつつも結構あそびました。
実は、表情や顔のパーツについては結構迷走しました。。利発な愛子であれば、ほんの少しの変化を敏感に感じ取るんじゃないかなーという私の妄想が先走りし、最初のラフに表れていたような元来の性格よりも、彼女の複雑な心情の方が前に出てきてしまったのです（※個人的な妄想です）。でも、設定があるとはいえこのお話の結末は決まっているわけではなく、「これを見た・聴いた人の想像に委ねたいよね」という話になり、キャラクター本来の性格のみを表そうということで原点回帰することになりました。妄想するのは二次創作で、ですね。笑
しかし↑で勝手に迷走してしまったため愛子の顔がなんか違う。メンバーの方々に細かくチェックしてもらいながらパーツを修正。試行錯誤を重ねて一番右の絵のように落ち着いたときは、「うちの愛子が帰ってきたーーーー！！！！」と歓喜の声が（笑）歌乃さんもメイキングで仰ってますが、ほんと微妙なさじ加減で表情がうまく出なくて・・・ほんの少しの首の細さ・眉の太さ・前髪の長さ・頬の膨らみ・瞳の大きさなどで、キャラクターの性格や好みも変わって見えるのでなかなかに難しかったです…
そうして完成したのがこちら。少し瞳を大きく、年齢より幼く見えるということを意識して描きました。艶子の骨組みがしっかりとできていたので、私もその対比として愛子を描き上げることができたのだと思っています。自分だけで描いていたのでは気づかないような細かなことまで気づくことができ、よい経験になりました！今後、「ねえお豆腐屋さん」のキャラクターたちが、皆様の手でまた動き出し、新たなストーリーを描いてもらえたら嬉しく思います。いいなと思ったら応援しよう！
