経営コンサルタントの仕事術”インプット”編
おはようございます。今朝も勢いで書きます。
経営コンサルタントは情報を収集し、加工して、発信し、ご支援先の成果を上げるのが仕事。「情報収集→加工→発信」のサイクルを回し続けること。そして、ご支援先の成果を上げるには良質な発信ができるようになることで、そのためには良質な情報を仕入れ続けることが欠かせない。
良質なアウトプットを続けるには、良質なインプットが必要というわけだ。では、良質なインプットとは何か。
実はご支援先でのコンサルテイングは経営コンサルタントにとっては、アウトプットの場でありながら、インプットもしている感覚をもつことが大事。アウトプットしたことがご支援先ではどのようにして成果につながったのか?イメージどおりに展開ができたのか?その会社ならではの成功要因がなかったのか?など、このような情報は貴重なインプットである。
それをまた加工して次のアウトプットへ活かす。
どのような商売でもそうだが、良い商品には良い仕入れがいる。仕入れが生命線とも言える。それはコンサルタントも同じ。良い提案(アウトプット)を続けるには、良い仕入れ(インプット)が欠かせない。
コンサルタントが陳腐化をしているとすれば、それはインプットに原因がある。次の時代や業績を伸ばしていくための新しくて良質なインプットができていないからである。
インプットとして教科書にのっている経営方法や理論を学ぶことも必要だが、その知識だけではコンサルテイングはできない。経営コンサルタントは大学の先生ではない。立派な理論を学んでも、ご支援先の業績を上げられなければ価値がないのだ。
そして、時には、非常識な成果やダントツの成果を上げている社長の講演も聞く。そこには教科書にはのっていない話がある。むしろ教科書どおりにはしないことが成功要因になっているケースもある。
非常識にこそ、非常識な成果を上げるチャンスがある。
”イモトのWi-Fi”やユニークなCMで知られる”にしたんクリニック”を立ち上げ、業績を伸ばす西村社長の講演を聞いた。ダントツの成果を上げる目の付けどころ、圧倒的なスピードと実行力、仲間のつくり方、そして、計算された緻密な戦略。教科書では学べない話ばかりだった。
経営コンサルタントに限らないが、人は知らず知らずのうちに常識に染まる。日本人としての常識、業界の常識、会社の常識、共に仕事をする仲間と共有している常識など様々な常識に染まっている。
常識にあわせていれば大きな失敗をすることはないかもしれないが、大きな成果を上げることもない。
非常識にこそ、チャンスがある。
だけど、常識に染まっているかどうかに気づかないのが怖いところ。それに気づくには非常識な成果に触れること。そのような成果を上げている人の話を聞くことも一つの方法。
非常識にふれて今日もステキな一日に。