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コンサルビジネスができる人は、アドバイスの金銭的価値を知っている。
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
私は今のコンサルテイング会社へ転職で入社する前、不動産会社で働いていた。戸建て分譲の開発や販売もしていたが、主には分譲マンションの開発や販売が仕事だった。
お客様には数千万円もする住宅ローンを組んで買ってもらっていたが、それには戸建てやマンションという目に見える商品(物件)があったので、高額なために初めのうちはビビっていたが、すぐに慣れた。
そして、コンサルテイング会社では、ご支援先にお伺いして、会議やミーテイングを開きながら、色々とアドバイスをしていく。それで、毎月、数十万円のお金をいただく。
そこには何か目に見えるモノ(商品)は、特にない。住宅の販売と比べると、数十分の一の価格になっているのだが、モノ(商品)がない分、抵抗を感じていた。本当にそれだけの価値を提供できているのだろうか、と。
いま思えば、そのときの私には、アドバイスの価値を分かっていなかったのだ。そして、コンサルタントとして稼ぐには、アドバイスがいかに高い価値を持っているかということを体感として知っておく必要がある。
例えば、私は昨日、久しぶりに釣りを楽しんだ。私は、子供の頃は、海の近くに住んでいたので、夏になれば、頻繁に釣りをしていた。ただ、それも砂浜から竿を投げて、そのあと竿を砂浜に差し込み、竿の先には鈴でも付けておいて、そのままに放っておいて他の遊びをする。
そして、釣りをしていることを思い出したかのように、時々、竿を見て、引いているようであれば、リールを巻くという、なんとも適当な釣りだった。
その後は、6,7年ほど前に、子供がいきなり釣りをしたいと言い出して、何度か一緒に行ったぐらいで、それ以来の釣りだった。つまり、釣りについては、ほぼ素人で何も知らない。
昨日は、会社の人たちと3人で釣りを楽しんだのだが、そのなかに、釣りの経験が長い人がいた。その人に釣具店から付き合ってもらって、どのようなウキ、ハリ、エサを買えばいいのかを教わった。
まず、このアドバイスがあるおかげで、ストレスとなる悩む時間が不要になった。適切なモノを、無駄な時間をかけることが一切なく、安心して買うことができた。
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そして、いざ釣りを始めるときになれば、仕掛けの作り方、エサの付け方も教えてもらえたので、ここでもスムーズに釣りを始められた。次は、どう釣り上げるかである。チョンチョンと当たりがきても、すぐに釣りあげてはいけない。そこで、しばらく待つ。その後、グッと引いたときに引き上げる。また、当たりはあったが、強い引きがない場合は、エサだけを取られた可能性があるので、引きあげてみる。
それから、釣った魚の口からハリのとり方、また、釣った魚は何の魚なのか?食べられる魚なのか?こういったこともすぐに教えてくれて、何のストレスもなかった。
釣果は、大きめのコブダイが一匹、小さめのカサゴが10匹ほどだった。他は10匹以上、食べられない魚だったので、すべてリリースした。
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一緒に行った人のなかに、最近、釣りを始めた人がいる。その人は、2週間ほど前に一人で釣りに行ったようだ。そのときは早朝から夕方まで粘ったようだが、釣れたのは3匹だったとのこと。とくに、その人が感謝していたのが、当たりがきても、すぐに釣りあげてはいけないこと。そこで、待ってから釣り上げること。
これまで当たりと同時に引き上げていたために、きっと釣れなかったんだと言っていた。
これらすべて、適切なアドバイスのおかげである。ここにどれだけの価値があると考えられるか?そこに感謝の気持ちを持てるか?そして、そのアドバイスで得たことの対価として、何かお返しをしなければと考えられるか?
コンサルタントはカタチがないアドバイスを商品として売っている。それで、きちんと堂々と対価を得られるようになるには、その価値を理解できるようにならなければいけない。
そして、そのことは他の人からアドバイスを受けたときに、自分自身がどう感じられるようになっているかにある。アドバイスは、無料ではない。価値がある。それを自らも体感できているかどうか。そこに対価を払っているかどうか。そこを大事にすべきなのだ。
アドバイスには対価を払って、今日もステキな一日に。