すべてと一体化する。
おはようございます。今朝も勢いで書きます。
舩井幸雄さんは、船井総研をできるだけ自由な会社にしたいと考えていた。これはルールが何もないという意味ではない。できるだけ少ないルールの中で、社員には自由に仕事をして欲しいと考えていた。
では、そのルールとはどのようなものなのか?あるいは何を目的としたルールなのか?どの会社にも社員が守らなければいけないルールがある。では、そのルールは何のためにあるのか?
売上を少しでも多く上げるためか。お客様に迷惑をかけないためか。すべての社員が気持ちよく仕事ができるためか。生産性を上げるためか。社員の成長が促されるためか。社内のコミュニケーションを活発にするためか。コンプライアンスで守らなけれいけないからか。会社の評判を落とさないなど会社を守るためか。事故を防ぐためか。
様々な理由があがる。しかし、それらの理由もすべて何のためなのか?
それは矛盾するように聞こえるが、社員が自由に仕事をするためである。そのために必要最低限のルールがいる。なぜなら社員は組織と一体化した方が自由に仕事ができるからである。そして組織と一体化するために必要なのがルールである。
舩井幸雄さんは一体化することの大切さをよく話していた。究極の一体化は自然との一体化である。なぜなら、私たちは「自然」という組織体に所属しているから。そのため自然と一体化し、「自然のルール」に従うことを何より大事に考えていた。
自然と一体化するためには自然の理(ルール)に従わなければいけない。そのルールを破ると自然と一体化できなくなり、自然の組織体では存在できなくなる。
そのため、自然の組織体で生きるにおいては自然と一体化する生き方が、上手な生き方と言える。
自然は、
1.単純で
2.調和していて
3.効率的で無駄がなく
4.互助の仕組みがあって
5.できるだけ他者に命令や干渉をしない
といったことがあると、舩井幸雄さんは話されていた。
したがって、複雑に生きたり、ムダなことをしたり、調和を乱してはいけない。足の引っ張り合いや干渉、束縛などもやめるべきと話していた。
自然以外にも、人は所属する組織体、会社、地域社会、そして、家族も一体化していく生き方をした方が良い。そして、そのためにそこのルールに従う。
価値観があわないなど、うまく一体化できないときは、他の場所へと離れた方が良い。しかし、地球で生きている限り、地球の自然からは離れることができない。
そこでのルールには従い、一体化できるように努力しなければいけない。
自分と他者や環境との一体化を考えて今日もステキな一日に。