中小企業診断士が経営コンサルタントを目指して、まず初めにやるべきこと。
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
私は、おもに中小企業の業績を上げる経営コンサルテイング会社に28歳のときに転職で入社して、25年以上、経営コンサルテイングを仕事にしている。
そして、30歳を過ぎたころだったと思うが、中小企業診断士の資格試験に挑戦したこともある。半年ほどだったと思うが、まじめに資格勉強をしたのだが、結果は不合格。
それで、勉強はやめた。勉強をしたことで、経営コンサルテイング会社ではたらく人間が、中小企業診断士の資格をとることにあまり意味はないと思ったからだ。
経営コンサルテイング会社で働いていない人が、この資格を取得して、経営コンサルタントを目指すのは有りだと思う。しかし、経営コンサルテイング会社で、すでに働いている人間が、コンサルテイングの仕事や勉強で忙しいなか、その時間を割いてまで資格を取得する意味はないと思った。
実際に、今のコンサルテイング会社でも、中小企業診断士の資格を持っている人は数えるほどしかいない。おそらく3%もいないだろう。
なぜなら、中小企業診断士で勉強をすることは、当たり前と言えば、当たり前なのだが、コンサルテイングの仕事をしながら学んでいることばかり。むしろ、より実践的なことを知りたい、学びたいと思っている。ところが、資格勉強で学ぶのは、教科書的な基本的なことばかり。新しい知識を得るというよりも、すでに知っていることを覚えなければいけない。
資格試験は覚えたことを試されるところがあるので仕方がないのだが、実際の仕事では覚えておく必要はなく、気になることや分からないことがあればすぐに調べればいいだけ。それよりも知識をベースにした知恵を手に入れたい。
そんなこんなで、私は中小企業診断士の資格取得は一度チャレンジしただけで止めた。
一方で、社外の中小企業診断士の人と話すことがあるが、多く聞かれるのが「どうすれば経営コンサルタントになれますか?」というもの。今、銀行やメーカーで働いていて、この資格をとって経営コンサルタントを目指している方や、すでに資格をとって独立をしている方などから聞かれる。
そのときに言うのは、「どのような経営コンサルタントになりたいのかを具体的にイメージすることですね。」ということ。ここがあいまいな方が多い。この資格を持っていれば、経営コンサルタントの仕事ができるようになると思っている人が多いが、そのようなことはないはずだ。
どのようなコンサルタントになりたいのか?そして、そのようなコンサルタントになるには、中小企業診断士の資格のほかに、どのようなスキルやノウハウを持つ必要があるか?これを明確にした方がいい。
会社の決算書などを見て企業分析をするのが経営コンサルタントの仕事だと思っていると、100%稼げない。そのようなことをして欲しいと思う社長は、ほぼいないからだ。とくに、中小企業の社長は嫌う。なんの価値も感じてもらえないだろう。
中小企業診断士 + 明確な武器 = なりたいコンサル像
明確な武器を何にするか?これを決めることが、初めにやるべきこと。
自分の武器を明確にして、今日もステキな一日に。