中小企業コンサルに必要な社長対応力
おはようございます。今朝も勢いで書きます。
中小企業の経営コンサルタントになるには、マーケテイングやセールス、マネジメントでも成果を上げるノウハウは絶対に必要。しかし、それらを持っていても中小企業コンサルになれない人がいる。
中小企業コンサルは経営コンサルタントとしての仕事になるのだが、実はそれ以上に大事なのは「経営者」コンサルテイングができることである。
大企業であれば社長と直接コンサルテイングをするよりも取締役や事業責任者といった幹部と進めることが多い。その点、中小企業の場合は、社長へ直接にコンサルテイングをする。
ここで必要になるのが、社長対応力。
私は今の経営コンサルティング会社に入社する前は、不動産デベロッパーで働いていた。そこでは、不動産会社や建築会社、設計会社、広告代理店の経営者と仕事をすることもあったが、それよりも不動産の売却や購入をする一般のエンドユーザーと向き合うことの方が多かった。
そこから今の経営コンサルテイング会社に入社して、向き合うのは経営者ばかりという日々になった。そのときは経営者とは普通の人とはまったく違う感覚を持っていると感じ、この人たちは一般の人とは違う特殊な人種だと思うようにしていた。そうでも思わない限り理解できなかった。
人の話は聞かないが、言いたいことは言う。と、思えば素直なところがあり、勉強も熱心。わがままで、エネルギッシュ。また、行動がむちゃくちゃ早い。
なんなんだ!この人たちは。
初めのころはそのように思っていた。ところが今ではまったく違って、そういう経営者と話すのが心地よくなっている。むしろ大きな会社の幹部社員と話すとサラリーマン感覚に触れて嫌になることがある。
とにかく中小企業の経営者は一般の人とは違う人種だと思った方がいい。この記事にも書かれているように、モンスターである。
しかし、中小企業向けの経営コンサルテイングをするのであれば、必然的に経営者と向き合うことが多くなる。また、組織はトップで99%決まると言われているので、経営コンサルタントとして、その企業の業績を上げるためにも、経営者との向き合い方は大事になる。
そのために中小企業へ経営コンサルティングをするときは、同時に「経営者」コンサルテイングをしていることを忘れてはいけない。
経営者が会社のトップとして業績を伸ばしていくには、マーケテイングやセールス、マネジメントのノウハウや仕組みだけがあればいいのではない。経営者がどういう考え方や価値観、感情、そして体の調子で経営に向き合っているのかも重要である。
そこへもアプローチをしていくこと。それが「経営者」コンサルテイングの始まりである。
経営者を理解して今日も業績アップの一日に。