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コロナ禍で遭遇した「コミュニケーションって、難しいなぁ」と感じた話。
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
人と人とのコミュニケーションは思わぬ伝わり方をして、誤解を生むこともあれば、争いになってしまうこともある。コミュニケーションって、難しいなぁと思ってしまう。ただ、その難しさがあることで、ときに面白い場面に遭遇することもある。
そのことで、今も、忘れられない出来事がある。その出来事から3年は経ったと思うが、今も忘れられない。
それは、コロナ禍での息子が通う中学校の運動会での出来事。
コロナ禍で例年よりも遅れて開催された運動会。それも、学校ではなく、もっと広い競技場で開催された運動会。子供たちも待ちに待った運動会だったと思うが、その想いは親も一緒。
しかし、コロナ禍で運動会を運営するのは大変そうだった。入り口での体温チェック、入退場管理をするためのサインづくり、観覧席で子供との写真撮影禁止、大声で子供を呼ぶことなども禁止。競技をする子供たちもマスクをしながらリレーを走るのは苦しそうだった。
それでも楽しそうに、元気に競技場を走り、踊る子供たちを見るの楽しい。
そのような中で起きた出来事。親が観戦する観覧席ではカメラで撮影をして良い場所と禁止されている場所があった。スマホで撮影をするくらいであれば良いのだが、三脚を使った撮影は通路の邪魔になるので禁止されている場所があった。
そのことに気づいていなかったのか三脚を用意して撮影をしようとしていた人がいた。そこで、案内係の人が声をかけた。「すみませんが、ここでは三脚を使った撮影は禁止されているんです。」と。禁止されている行為なので、当たり前に声をかけたのだと思う。そうすると、相手の思わぬ返答に、声を失ったという。果たして、相手は何と言ったのか?
「一脚でもダメですか?」
がその返答。それを聞いたとき案内係の方は想像もしていない答えに「へっ!?」と頭が真っ白になったようだ。確かに、そこでの答えは「そうなんですか。分かりました。すみませんでした。」というものか、あるいは中には「なんでダメなの!?」と怒りだす人への対応までは想定をしていたかもしれないが、まさか「一脚ではダメですか?」は想定をしていなかった。
相手が真剣に言っていたようなので決して冗談ではないようだ。しかし、面白い。私はこの話を初めて聞いたとき、面白くて笑ってしまった。
コミュニケーションは難しい。思わぬ伝わり方をする。当たり前と思っていることが相手には当たり前ではないために本意が伝わらない。おそらく相手の人もせっかく用意してきたものなので、何とか使いたいと思っていたはず。そこで、自分が持っているのは一脚なので使えるのではないかと考えた。
二人は同じカメラの脚を見ているのだが、お互いに見ている世界が違う。相手に誤解のないように伝えられているか。そして、相手が言っている本意をきちんと理解ができているか。コミュニケーションは難しい。しかし、難しいからこそ、時にこのような面白いことが起きる。当事者はまじめなコミュニケーションをしているのだが、第三者で見ると面白くて笑える。
コミュニケーションは難しいからこそ、面白い。
コミュニケーションを楽しんで、今日もステキな一日に。