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社員が会社を辞める時とは、どういう時なのか?

おはようございます。今朝も勢いで書きます!

先日、入社5年目となる若手社員が会社を辞めるということで、久しぶりに会って、ご飯を食べていた。彼が新入社員のとき、私と同じ部署になり、一緒に仕事をしていた。その後、別の部署に配属することになってからも、オンラインで定期的に話していた。

会社を辞めることにした理由を聞いていた。

今は、新入社員として入社した会社に定年まで働くと決めている人は、ほとんどいない。転職や起業、独立にチャンスがあればしようと思っている。彼も、そうだった。2~3年先、30歳になるころには、転職も考えていたようだ。ただ、必ず転職をすると決めていたのではなく、そのときの状況によっては、という感じだった。

それが、会社を辞めることにしたという。

そのきっかけは、昨年冬の賞与にあった。思っていたよりも、大幅に少なかった。それで、転職サイトに登録し、活動を始めたという。そうすると、2ケ月もかからず、次の転職先が決まった。

今は多くの会社が採用難で、売り手市場。また、転職活動もやりやすくなっている。ちょっとしたきっかけがあると、初めは興味本位で始めた転職活動が、トントン拍子で進んでいく。そんな状況である。

その間、社内の誰にも相談することはない。だから、会社としては、ある日突然に「会社を辞めたいと言ってきた。」となる。会社を辞めようと思っていることを、社内の誰かに相談できるかというと、私も経験があるが、本当に信頼できる人がいないと相当に難しい。

転職を経験したことがないと、「今の若者は社内の誰にも相談することなく、会社を辞めると突然に言ってくる。」というが、それが当たり前で、相談できる人はほとんどいないはず。

25年以上前になるが、私も前職を辞めようと思っていたときは、社内の誰にも相談しなかった。私の場合は、転職活動に一年以上かけていたと思う。当時は、日経新聞に大手企業の中途社員の募集広告があり、それを毎週欠かさず見ていて、興味がある会社があれば、履歴書を送るようなことをしていた。

ホームページもない時代。大手企業の募集を知るには、それぐらいしかなかった。そして、ご縁をいただいたのが今の会社である。それからは2ケ月ほどで、その会社へ移った。転職先が決まれば早くに動かなければいけない。

私は、なぜ前の会社を辞めようと思ったのか?また、その彼もなぜ辞めようと思ったのか?

その理由は、「今の会社で自分が働く未来の明るいイメージが見えなくなった」である。これは私だけではなく、会社を辞める多くの人の理由だろう。

会社の将来性が感じられなくなった。あるいは、会社には将来性があるかもしれないが、そこで、自分が働いて活躍するイメージが描けなくなった。

会社を辞めることは、会社にとっても、社員にとっても、悪いことだけとは思わない。

しかし、辞めて欲しくないと考えているのであれば、社員が働く姿をよく見ておくことだ。その様子は、必ず、出ているはずだから。兆候は必ずある。

一緒に働く仲間の姿をよく見て、今日もステキな一日に。

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