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子どもに、サンタさんはいるの?って聞かれたときに、どう答えるか。
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
結婚してから30年近く、クリスマスは家族と一緒に過ごしてきた。はじめは夫婦二人で、子供が生まれてからは、にぎやかなクリスマスになった。ただ、子供もそろって過ごすクリスマスは、今年で最後になるかもしれない。
二人の子供は家を出ていくかもしれないからだ。大学院へ進学をして家を出ていく娘と、大学受験中の息子も大学生になれば家を出ていくことを希望しているからだ。
寂しくなるなぁ。
ところで、昨夜、娘に「いくつまでサンタさんはいると思っていた?中学生になっても、いると思っていたよなぁ。」と言うと、すかさず「野暮なことを言わないで!」と怒られてしまった。
サンタさんは、いるから!
と。
そう我が家では、「サンタさんはいる」ことになっている。そのために、子供がまだ小さいころは、私たち夫婦はけっこうがんばった。
まず、クリスマスの日までに、サンタさんのプレゼントは何が欲しいのかを子供には紙に書かせて、リビングの窓にはっていた。もちろん、手紙の内容はサンタさんに見えないといけないから、メッセージを外側に向けて。
そして、子供たちを早く寝かしつけないといけない。私が言っていたのは、「サンタさんはプレゼントを持ってくるときに、姿を見られると、もう次の年からは来れなくなるよ。」ということ。
実際、「お父ちゃんは、クリスマスの日にプレゼントを置いてくれたあと、空へ帰っていくサンタさんの後ろ姿を見たことがある。そうしたら、もう次の年からはサンタさんは来なくなってしまった。」と言って。
それで、子供は早く寝る。
それから、子供が寝静まったことを確認してから、プレゼントをツリーのそばに置いて、私たち夫婦も寝た。
さて、翌日の早朝、すでに私は起きて、リビングで過ごしていると、いつもより早い時間に子供が、ベッドから降りて、バタバタと急ぎ足で階段を降りて、リビングにやってきて、ツリーへ駆け寄る。そして、プレゼントを見つけて、大喜び!
こんなクリスマスを過ごしていた。今は、もうそんなことはなくなってしまった。今年は、クリスマスプレゼントは私と妻から手渡しで、子供たちにあげている。でも、そのときも「サンタさんからね。」と言いながら。
いまとなっては、階段を急いでおりてくる子供たちの足音が懐かしい。
でも、いまも娘はサンタさんを信じている。あるいは、信じようとしている。きっと、娘に子供が生まれたら、私たちと同じことをするのではないだろうか。
さて、あるとき、中学生になった娘だったかな、あるいは小学生の高学年になっていた息子だったか、「本当にサンタさんはいるの?」と聞かれたことがある。
どの家庭でも起きることだろう。そのときに何と答えるか。
当然、わたしは「いるよ!」と答えていた。
いつか聞かれる日が来るのは分かっていたので、それに備えて答えは用意していた。
「なんで?」と聞く私。「だって、友達はいないって、言っていたよ。」と答える子供たち。「なんでいないって言っていたの?」と聞く私。「だって、誰もサンタさんを見たことがある人はいないっていっていたよ。」と答える子供たち。
そこで、私が言うのが、
えっ!?見たことがないということが、いないってことになるの?見たことがないだけで、サンタさんはいるよ!だって、宇宙人も一緒だよね。まだ、宇宙人を見たことがある人はいないけど、宇宙人はいないって言える?見たことがないから、サンタさんはいないって言うのは、なんか寂しいね。大切なのは、サンタさんはいるって信じることだよ。だって、その方が楽しいやん!
と言い切っていた。
そのときの子供の表情は可笑しかった。そういうものかなぁという不思議な表情をしていた。でも、「そうやな、いると思った方が楽しいな。」と言っていた。
私がこの答えを持てるようになったのは、本のおかげ。いつか子供たちから聞かれると思っていたので、そのときが来れば、どう答えようかと長く悩んでいて、答えを探していた。
そこで、出会ったのが、この本だった。
いい本です。
クリスマスを楽しく!今日もステキな一日に。