【Prologue】 夢から覚めたら今までの自分を否定してしまう気がする
自分らしい楽しい人生を歩みたくて。何もない毎日に彩りがほしくて。自分がいた証明を、爪痕を世の中に残したくて。いろんな理由で夢を追ってきた。そんな私はいわゆる"夢追い人"と言われるタイプだ。
たぶん世の中にはたくさん追い人がいる。電車に揺られる疲れ切ったサラリーマンや、先の見えない未来に不安を抱える若者、飲み屋で上司の愚痴をぶちまけるOLのお姉さん、お化粧をする暇もない新米ママ、隣にいる大切な人...。口に出さずとも、壮大な夢を描きながら日々頑張る人達は多いだろう。でも実際に