朝比奈 御空 -Misora Asahina-

歌|ギター|動画|カメラ|デザイン|日記|小説 etc... 多趣味の気の向くままに書いていきたい。思ったことと想像を言語化する場所、ちょっとした決意を綴る場所。 普段はうたうたい、日々の隙間に、どうぞ。

朝比奈 御空 -Misora Asahina-

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最近の記事

備忘録、夜。

柔らかな夜を、そっと、抱きしめていたいものだなあ。 なんてことを、ほんのり酔いが残る頭は思う。 何かに追われては、泥のように眠り 思考が罵声の如く鳴り響いては、打ち消すように音を鳴らし とめどなく涙が溢れては、布団に包まり 煌々と光る人々の呟きを、ただぼうと眺めては 無作為に思考と思想を食い漁り 色付けた過去に夢を見る。 そんな夜ばかりを過ごしていた、ここ数年。 随分と凪いだ夜が、今、ここにある。 また五月蝿く、やるせなく、ない心を掻きむしりたくなるような そんな夜

    • このアカウントを消すか悩んでいたんですけど、このアカウントで話したいことまだあるなと思い、残すことにしました。のんびり続けていきます。これからもどうぞよしなに。

      • 【短編小説】ケッカイ / 篝昴

        心が凍った音がした。 「痛い」とか「冷たい」とかを感じる間もなかった。 ただ、キン、と小気味いい音だけが耳にこだましていた。 凍った原因も言葉も、確かにあったような気がする。 『あったような気がする』と表現したのは、 今となっては全ては遠い霞の向こう側だからだ。 人物、言葉、表情、時間、場所。 凍った瞬間に知覚していた全てを 「どうでもいい」 その一言に全てを包み込み、押入れにしまい込んだ。 ——— 冬が過ぎ、春を越えた今も、依然として自身の左胸は凍っている。

        • 【短編小説】 拝啓、無題

          気がつけば、そこは海岸だった。 遠く、空と海の境界が見える。 自分が知らない海だと知る。 見上げれば、吸い込まれるほどの青い空。 あまりの青さに思わず眩暈がする。 視線を正面に戻せば「あの人」がいた。 白い歯を覗かせ、かんかん照りの太陽に負けない くしゃくしゃの笑顔でその人は笑った。 目を合わせようとした。 けれど、その人の目は 何か靄がかかったようにひどく滲んでいた。 おかしいな。 目を擦ると、その人は涙を流していた。 相変わらず目は見えないけれど、 頬に幾重も伝

          お久しぶりです。 昨日、動画を投稿しました。 https://youtu.be/8CC4TMmEuU4 過去歌ったものに映像をつけています。 ちょっとでも聴いてくださると嬉しいです! またこの動画については色々noteでも書きたいな...それではまた!

          お久しぶりです。 昨日、動画を投稿しました。 https://youtu.be/8CC4TMmEuU4 過去歌ったものに映像をつけています。 ちょっとでも聴いてくださると嬉しいです! またこの動画については色々noteでも書きたいな...それではまた!

          繊細で不器用な、私のこと。

          こんにちは、最近は小説を書くのにハマっています。御空です。 ここ最近分かったこと。ずっと黙っていたこと。 どうやら自分はHSPのようです。 1.HSPとはHSPとは“Highly Sensitive Person”の略で生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質を持った人」のことです。先天性のもので人口の15~20%、約5人にひとりが持つ性質だと言われています。特性として以下のようなものが挙げられるそうです。 その1。深く情報を処理しがち その2。過剰な刺激を受けやすい

          繊細で不器用な、私のこと。

          夏休みが始まったので、したいこと。

          半分自分のための備忘録になりそう。どうも御空です。 ようやく課題を出し終えて(厳密には印刷と修正があるのですが)夏休みが始まりました。とはいえ、八月はもう折り返し。したいこと、やらなきゃいけないことまとめていかないとなあって次第なんですけども 外、自由に出られない〜〜〜 これは、まあもう仕方ないです。雨もそうだしコロナもそう。だから家で出来ることと一人で出来ることの充実に使いたい。 その一環で再開したのがこのnoteだったりします。 小説とか作詞とか日々のお話とかもう

          夏休みが始まったので、したいこと。

          【短編小説】 時間は止まってくれない

          今年も蝉の声が煩い。 折角の休みだと言うのに晴れたのは、私が帰る最終日。 久しぶりの晴れ間に家族も浮き足立っているらしい。「ほら!早く早く!」そんな妹の声に急かされるようにして意気揚々と外に出た。 毎年、休みは家の近くの山に登る。車じゃなくて徒歩でちゃんと「登山」するのが我が家流。 昼ご飯と、お菓子と、ビール。という登山家に聞かれたら怒られそうなラインナップの大荷物を持ち、父も母も妹たちも着実に歩を進めている。 ーーー 2時間くらい歩いた頃だろうか。「ねえ〜暑いよ〜ほ

          【短編小説】 時間は止まってくれない

          【短編小説】 はんぶんこ

          「君と秘密を分け合いたい」 ーーー 突然の声にびくりと身体を揺らし顔を上げれば、ドーナツ片手ににやりと笑う君がいた。 「...もっと普通の言い方ないんですか、ていうか授業は」 「何を今さら。それは君もだろ?」 そう言ってすたっと隣に座ってくる。距離が近い。 君は手に持つドーナツを半分に割ろうとした。 が、次の瞬間 ———それはおおよそ3:1に割られていた。 ーーー 「3」の方を差し出しながらそっぽ向いて君が言う。 「不器用でごめんね」 ーーー 短編小

          【短編小説】 はんぶんこ

          ずっと書き溜めてた小説を投稿してみました。時々これからも書いていきたい。創作は楽しい。

          ずっと書き溜めてた小説を投稿してみました。時々これからも書いていきたい。創作は楽しい。

          【短編小説】 恋は盲目

          音もなくほどけた。 ーーー 最初感じたのは一種の解放感だった。数秒後、それは違和感に変わる。 はたと自分に目をやると、僕を縛っていた縄は地に落ちていた。目の前にはただ、縄を切ったであろうナイフを持つ、酷く泣きそうな顔の君だけがいた。 君は何かを告げようと口を開きかける。しかし、その口は静かに閉じられその顔はだらりと下を向く。僕はといえば指を動かすことも空気を震わすことも出来ずにその場にへたり込んでいた。 ーーー 幾許の時が経っただろうか。 カタリと音がした方を向く

          【短編小説】 恋は盲目

          おひとりさまの束の間の休息

          お久しぶりです。御空です。 一応最近夏休みになりました。本当はばんばん歌ったりしていた時期なのですがその辺のイベントが全部中止になってのんびりしている次第です。 ずっと色んなことに追われてて精神的にも身体的にも追い詰められて苦しかったから、ゆっくりした日々にちょっと拍子抜けしつつ。(前の投稿からだいぶ元気になりました!心配かけてごめんなさい)こんな日々が続けばいいなあと思いつつ、数日後にはまた気合いいれないといけないので、現在は束の間の休息を楽しんでおります。 とはいえ

          おひとりさまの束の間の休息

          浅い正午、布団の上、藍塗れ。

          好きな曲の一節からタイトルを持ってきてみた。どうも御空です。 一昨日体調を思いっきり崩して今日中までは大事をとって色々休むことにしています。それでも本当は足りなくて、あと2週間、ひと月休まないと本当に治すべき根源は治らない気がしています。だけど明日はバイト、明後日はライブ、来週からまた授業。戻っておいで〜って社会から言われてるので「うっす」と重い腰を上げるしかないのです。 今回体調崩した表向き?の原因は間違いなく「2週間くらいノンストップでやることあった&最後の数日の睡眠

          浅い正午、布団の上、藍塗れ。

          【作詞】 テーマ:黒

          今日もまた言葉を呑み込む アルコールが言葉を溶かしてく むかついてふいに吐き出した それは まるで黒いインクのようで インクは部屋に染みを作り 今日も今日とて僕は吐き出す 輪郭を形作ろうと 頭をもたげる ぴしゃりと音をたてる 気づかないふり 吸って吐いてむせて吐いて 声に言葉にならない想いを 君の顔が浮かんだ 喉を震わそうとして、また、今日も。 今日もまた言葉を呑み込む シンナーの匂い 脳を溶かしてく 回らない頭で吐き出した それは 足元を浸すばかり 部屋に溜まってく

          【作詞】 テーマ:黒

          自分の好きを信じたい

          服が欲しい。と最近頻繁に思うようになった。 特に、SPINSとかWEGOとかちょっと個性的なというかラフなストリートなファッションの服が欲しい。逆にシンプルなワンピースとかブラウスとかも欲しい。綺麗めの。 欲しいなと思う像はあるんだけど、いつも「いいなぁ」って思って素通りすることが多い。買うまでの勇気に至らない。悲しい。 理由は多分シンプルで、ずっと親とか友達に「.これ良いよ!」「御空らしい」って言われたものしか買ってこなかったから。自分で決めたことがそんなにないから。

          自分の好きを信じたい

          自由の賞味期限

          やりたいこと、やれるうちにやっとかないと。 そう思うことが最近増えました。 音楽、写真、デザイン、動画、やりたいことは沢山あるのに、自信のなさでそれら全てを遠ざける節があるのは私の一つの癖です。歌って録り溜めてる曲も、こそっと撮った写真も全部私だけが見れるデータの中。デザインも動画も形になる前のラフ画が自由帳に残ってるのみ。 下手だからな、もうちょいちゃんとしたいな、で日々が過ぎて何となく劣化した気がして出せずにいる。そんな作品が幾つもある。 そんな私の目の前に最近「就