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家船、出航します! | KOURYOU | 家船特集
KOURYOU
様々な土地を移動し海上で生活する人達がいました。古代から存在した彼らの事を、瀬戸内海では「家船」と呼んでいたそうです。
遠い昔、ある家族の住む一隻の家船が女木島に漂着しました。
その後長い時間が経過し、主がいなくなった後も多種多様な生命と関わりながら、女木島で静かに変化を続けていた家船。
そんなある日…
それは再び動き出し、航海を始めたようです。
どこに向かうのか。誰に出会うのか。
再び傷つけ合うだけかもしれないのに。
遠く霞んだ遺伝子の傷から鳴りやまない命令は、生命の方角に進むこと。
ーヒガシへ!ー
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皆さんこんにちは!KOURYOUと申します。
大変多くの方にご心配とご迷惑をおかけしていますが、この度「家船」が航海を始める事となりました。
「KOURYOUさんは一人で絵を描いていた方がいいんじゃない?」という、ごもっともな意見を多くいただきます。確かに私は元気一杯な引きこもりですし、集団制作が大の苦手で、おまけに誇大妄想癖があり、お金もありません。(笑)
ですが有難い事に、瀬戸内国際芸術祭2019で制作した「家船」では多くの作家や協力者に恵まれて、自分一人の頭と手では掴めなかっただろう奇跡を多く体験しました。その度に大きな感動がある一方、ストレスで死にかけましたが、芸術祭が終わった後「家船」にじっくり手を入れながら、時間と共に理解していこうと思っていました。
残念ながらそれは叶わなかったのですが、ここで終わってはいけないという命令が頭の中で鳴り響いています。賭けに出るしかなく、ワクワクドキドキしているのと同時に、本当にうんざりしています。
航海をしていく為にはお金が必要なので、助成金をいくつか申請しました。まだ結果が出ていないのですが、実はもうある場所にバラバラぐちゃぐちゃに解体された家船が漂着し、待機しています。
「レビューとレポート」 第7号にインタビュー(1)を掲載していただいた経緯から、今回の第10号ではレビューとレポートに全面協力していただき、全記事「家船特集」としていただきました。
この特集をご覧になって、今後の「家船」を応援してもいいよ!という方がいらっしゃいましたら、こちらのメールアドレスにご連絡下さい↓
ebune.drifters@gmail.com
カンパして下さった方へのお礼品をご用意していますので、是非応援カンパをしていただけると嬉しいです。
今後の「家船」をどうぞよろしくお願いします!
(1)「レビューとレポート」 第7号 2019年12月
KOURYOU「家船」制作インタビュー
https://note.com/qqwertyupoiu/n/ne74b2493197f