レストランに行って料理やお酒を楽しむ
食いしん坊の私にとって、この時間は最上級に満たされるひととき
なぜ満たされるのか?
美味しいから?
新しい体験だから?
特別な時間だから?
もちろんそれもある
けれど、その瞬間を味わっているから満たされるんじゃないかと
味わうとは、味覚の話だけではなくて
店内の空気・温度・湿度、
座り心地のよい椅子の感触や
整然とした店内の装飾・テーブルセットのシンプルな美しさ、
料理やお酒から立ちこめる香り、
器とカトラリーの奏でる音、
接客してくれるスタッフやシェフとの心地よい対話
それらすべてを体感し、味わう
これができた時にひとは”至福”を感じるのだと思う
つい先日、先方のお声がけがあって実現した
DEAN & DELUCA 六本木店さまでの店内マルシェ出店
準備も当日も楽しくて、嬉しくて、とにかくあっという間だった
終わってみて、それを味わい尽くせたか?というと・・・
正直できてなかった
何もかもが初めてのことで、
いろんな方向に視点も思考も散漫になってしまって
思いっきりその瞬間に潜れてなかった
思い出そうとしても記憶が断片的
要は体感まで至っていなかったってことかと
唯一、はっきりと見えたことは
DEAN & DELUCAのスタッフのみなさん自身が、
そのイベントを一番楽しんでいたこと
そう、彼らは日常のあの忙しさをもろともせず、
お客さまと同じようにイベントを満喫していた
それこそが長年多くの人を惹きつける所以なのだと、
ブランドの根っこを見せてもらった気がしている
人気店を侮るなかれ
やっぱりね、すごいですよ
通常営業が相当忙しいのに、それをきちんとこなしながらも楽しむ術を知っている
たった1日、店内に居させていただいただけでこんなに伝わってくるのだから
Philosophyの浸透具合が半端ないのだろうと感じた
私の会社もそうでありたい
まずは発信源の私が私であること、
いつだってその瞬間を味わい尽くして、体感を得て、伝えてゆくこと
これがどんなことよりも大切で、自然と伝播する
ビジネスでもただ生きる上でも、HAPPYであれる要素
今宵は自分の備忘録まで