半分はジャケ買い、半分はあらすじを読んでの購入だった。 「これはいつかの私の話である」と直感で思った。 父を憎むエネルギーで生きてきたような作者と、 父という存在から離れたくて、脳内から少しずつ消している私。 作者は父を憎んでいる。しかし作品の中で懐古される“お父さん”は想像していたような酷い事(暴力や暴言など)は行っておらず、なんというか無気力で放浪的な人、というイメージを私は抱いた。 アイスを買ってくれたお父さんのセリフは「高けえな」という自分本位な言葉。 子供を喜
初めに無印に行き、少しの買い物に一番大きな紙袋を貰う。 後は他のお店で買ったものもそこへ入れて行き、喫茶店で読書も挟みながら雑貨や生活用品で紙袋がパンパンになった頃に帰る。 自由で、疲れて、楽しい。 夫が今頃何をしているかは、知らない。 帰ったらお話ししてね。 連休なんかで夫とよくやる「フリーデー」。 2人でずっと仲良くいるために、各々の自由な日を作る。
寝坊しそうな時に起こしてもらうこと 出発前に忘れ物がないか一声かけること 帰ったら家の空調が効いていること 「ジュ〜」っと音が聞こえてくる出来たての味 卓上の醤油を取ってもらうこと 綺麗に焼けた方の魚を相手にあげること 食べやすく切ってある果物 話を最後まで聞いてもらえること 1人の時間や趣味を尊重してもらえること 腰に湿布を貼ってあげること 面白かった出来事を思い出し笑いしながら教えてくれること 生活の何気ないことだけど、かなり贅沢な愛情を感じて生きているし、与え続けたい
学生の頃からポヤ〜っと生きてきた気がするが、良くない家庭環境だったのもあって、「自分には一般的な感覚が抜けている」とよく注意して人の『考え方』を考えて取り込んでいくようにしていた。 「先を見越して考える」というのは高校生の時に友人から学んだ。 彼女は頭が冴えていて、ポヤ〜っとしたまま部活の長になってしまった私に様々な助言をくれた人だった。 何か事態が起こってから判断をすることしかできなかった私には大きな革新だった。 「こうなるかもしれないから対策しておく」「次の次の予定に繋
自分の誕生日(4/30)がGWの最中にある事をイマイチ自覚していないまま26歳を迎えたが、今年はそれを強く実感する日々だった。 当日は夫と上野で飲み、大道芸や不忍池をゆらゆら眺め、 東京タワーの麓のホテルへ行き、夜は浦和レッズの試合を観るためにスポーツバーへ繰り出したりした。 ユニフォームまで持っていき楽しむ気満々だったが、私達以外の人は「たまたまレッズの試合がやってるから観るか〜」みたいなテンションだったので温度差がかなりあった。 スポーツバーってこんな感じなの?イメージ
「◯◯って言葉の意味合ってるっけ」とか「アレの名前なんだっけ」、とか 急に自分の持っている語彙を反芻して覚えなすことが昔からやたら多い。 仕事中に突然舞い降りた「奇を衒う」。 「てらう」ってなんだ? 「狙う」だっけ? 「けらう?」違うよな。 ...やっぱり「てらう」だよね 仕事中で手が離せないため、頭の中に「てらう」を放置するしかない状況だが、消そうにも消えない「てらう」への謎は深まるばかり。 「てらう」が頭の中を激しくバウンドしているようだった。 結局昼休みまでスマホ
「よかったらお食事でもどうですか」 友達と飲んで解散した後に、いつもの癖でゲーセンに寄ってしまい、ぬいぐるみを3つほど抱えた私を真っ直ぐ見つめ、30代前半に見えるお兄さんはハキハキと私に話しかけてきた。 「とれとれ台!」と書いてあるクレーンゲーム台は、明らかに在庫処分のぬいぐるみたちが山積みにされていて、 ちょっとつまめば取れる物がたくさんあったので、ついついやってしまった。 大きな禰󠄀豆子・シナモロール・タキシードサムのぬいぐるみをそれぞれ100円の投資でゲットしてし
私には子供がいない。 「まだいない」と言うべきか、「これからもずっといない」と言うべきかは、知らない。 子供は好きだし、宇宙人みたいでおもろいし、何故か子供に好かれる事もある。 いたら、楽しいだろう。 いなかったら、今の自由で何も困らない暮らしをずっと続けられていい。 今日は産休中の先輩が久々に職場へやって来た。 生後半年程の赤ちゃんと共に楽しい時間が訪れた。 赤ちゃんは目をキョロキョロさせて状況を確認していたが、沢山のおばちゃん達にチヤホヤされ抱っこされほっぺを触られ足の
頭の中で知っている、予定された味の物を食べたいと思うし、安心するので同じ物ばかり食べてしまう。 YouTubeで好きな動画を何度も何度も繰り返し視聴するし、音楽は録音されたCDの“知っている音”を聴いて癒されたい。 「アレンジ」「気まぐれ」などの枕詞がつく料理や演奏は頭の中で予定ができないからかなり苦手。 新しい流行り物には乗れないし、本を電子書籍に移行するのも失敗した。 スマホはずっと同じ物で古い機種を愛用している。 ずっと同じで、知っているものがいい。 決まりき
うちのテレビは殆ど民放を映さないのだが、火曜日の朝はPUIPUIモルカーを観るために7チャンをつける。 モルカーは再放送で、どんな話かもわかりきっているのでメイン以外のシーン(背景の作り込み)などを主に観ている。 今日は推しのアビーちゃんが大活躍の回なので目を皿のようにして画面の端から端まで吸収した。 本来はここでテレビを消すのだが、最近はその後の「シナぷしゅ」という子供向け番組に最近はまっている。 はまっているというか、包まれている。 おそらく0~3歳児向けの、細か
あとからあとから「ひとりっ子になりたい」と思うようになった。 三姉妹の真ん中の私だが、離れたい。 ひとりっ子というか、私一人で離れて生きたい。 姉がいる。昔から「謝れ」「お前のせいだ」とよく言われていた。 私が生まれて初めて喋った言葉は「ごめんなさい」だった。 とにかく私のことが嫌いらしく、具体的な理由は今もわからない。 両親が離婚した頃からよく暴力を振るわれた。 母とも仲が悪いし、お金で揉めているので一生このままだろう。 結婚式には呼ばなかった。 妹がいる。歳が離れてい
昔からゲラだったと思う 遠い記憶だが父はよく面白い事を言っていたし、姉とは下品な事ではしゃいでいた気がする。 逆に母は私の言う事でよく笑っていたから、私も面白い子だったのかもしれない。 チップとデールのビデオ(VHS)を何度も巻き戻して観ては同じところで笑い続けてた。 ひとりで笑ってる事もよくある。 予想外の事や理解が追いつかないカオスなどが面白くて仕方ないのである。 特に笑うことに対して意識することはなく生きていたが、小4くらいの時に 「あなたの笑った顔がキモいって◯◯