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「Dow Jones Sustainability Index」(ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス)が投資の安定基準になる一方「SDGsウオッシュ」とは

2024年12月23日に「DJSI World」の構成銘柄に選出された企業(銘柄)は?

世界の代表的なESG(環境・社会・ガバナンス)指数である「Dow Jones Sustainability Index」(ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス、以下「DJSI」)

の「World Index」の2024年度の構成銘柄が発表されました。日系企業は37社が選出されました。

DJSIシリーズは、1999年に誕生して以来、ESGインデックスの老舗として知名度が高い指数です。

例えば

野村総合研究所は2024年度に7年連続で選定されました。
株式会社リコーは、同じく5年連続、
ソフトバンク株式会社は3年連続です。

(公式サイトより)

引き続き本年度も選出されたのは以下です。(引用)

ブリヂストン、伊藤忠商事、小松製作所、LIXIL、三菱重工業、三井物産、ナブテスコ、双日、TOTO、TOPPANホールディングス、ニコン、積水化学工業、セブン&アイ・ホールディングス、丸井グループ、野村ホールディングス、味の素、明治ホールディングス、日清食品ホールディングス、オリンパス、シスメックス、資生堂、三菱ケミカルグループ、電通グループ、LINEヤフー、中外製薬、小野薬品工業、野村総合研究所、オムロン、リコー、ソフトバンク、ANAホールディングス

また一方、2023年度に選出されたものの、2024年度の選出が見送られたのは以下です。

本田技研工業、積水ハウス、住友林業、日本プロロジスリート投資法人、富士通、横河電機

DJSIシリーズはS&Pグローバルの企業評価「Corporate Sustainability Assessment(CSA)」の最新結果に基づき、年に1度銘柄入替えを行っています。

今後、ますますESG経営の指標となっていくでしょう。しかし課題もあります。

現場の社員たちの意見と必ずしも一致しないケース「SDGsウォッシュ」

しかし、これらがもてはやされる一方で「SDGsウォッシュ」という角度があります。

SDGsと事業を結び付けた取り組みを進めていると言いながら、実際には手を付けていない」

「公表しているSDGs×自社の取り組みと実際の事業が矛盾している」

などの場合です。

現場の社員は「うちの会社がこの銘柄に選出されるのはおかしい」との声が挙がる場合もあるのです。

果たして企業は選出された内容に偽りはなく正当な評価基準を満たしているのでしょうか。

今後も両面から見守っていく必要があるでしょう。

by : 山崎みしえる

ღ✻渋谷区在住・人生に引っ越しが多過ぎた¿ღ
エシカル消費とプロモーションを考えるひとღ
「エシカルカレンダー」主宰。
*0→1でファッションブランド一旦成功させたひと*ロックと韓ドラとお笑いでその日が終われば満点♬
リクルート→東証スタンダード子会社社長→パソナღ都バスが好き過ぎ✰

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「2030アジェンダ」は、ミレニアム開発目標(MDGs)が達成できなかった事業に取り組む一方で、三つの側面、すなわち経済、社会および環境における持続可能な開発をバランスの取れた、統合された方法で達成することを目指す。それは、国連の活動の三つの柱の目標、すなわち平和と安全、人権、そして持続可能な開発の目標を単一のアジェンダに統合するという、この種の合意では初めてのものである。それは、経済や社会の問題に個別に焦点を合わせるというこれまでの開発へのアプローチからのパラダイムシフトを反映している。また、ミレニアム開発目標に比べ環境により大きな力が注がれている。(国際連合広報センター公式サイトより) 







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