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スタバの新たな脱・プラストロー導入。従来の「紙ストロー」は廃止

スタバの新たな脱・プラストローの発表とは?


スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社(2712)が、従来、採用していた「紙ストロー」に代わる新しい生分解性プラスチック製ストローを導入すると発表しました。(2024年12月6日)公式サイト

(*筆者のおすすめスタバは、代官山店蔦屋書店スペシャリティーコーヒーストアです♩)

代官山T-SITE スターバックスコーヒージャパン紹介サイトより)
代官山T-SITE公式サイトより)

記事では、2025年1月23日から沖縄県内の全32店舗で先行導入し、2025年3月以降に全国展開する、とあります。

実はスタバでは2020年より日本国内で紙製ストローを導入していましたが、

「飲み心地に関して、お客様からいただいたお声を真摯に受け止め、ストローの強度や耐久性の向上、素材について検討を重ねてきた」(代表取締役CEO・水口貴文氏)

と言われるように、従来の紙ストローが不評だったことを示していますね。

皆さんも経験しませんでしたか?
スタバの、結構すぐ、ふにゃふにゃになる紙ストロー…。
「プラから紙になったのはいいけど、これってめちゃ使いずら…」と思いませんでした?

今回の新ストローとして採用されたのは「カネカのGreen Planet」

ですね。特徴は大きく分けて以下の3つ。

① 100%植物由来
② 海水中でも生分解される
③ バイオポリマー

(このストロー、どんなもの?詳細が知りたい方は以下)。

カネカ公式「100%バイオマス由来で、海水中でも生分解される
カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」

カネカという企業に関してはこちら。

「ESG経営」についても、かなり進んでいる企業のようですね。
カネカESG推進について(公式サイト

プラストローの廃止はもはや必須であらゆるカフェで進んでいます。

しかし、今回のスタバの改革のように「強度」や「口応え」など、ユーザーからの不満や、導入価格など、企業としての課題もまだまだありそうですね。

気になる「PLA樹脂」

個人的にはトウモロコシやサトウキビなどのバイオマスを原料としている「PLA樹脂」も気になります。

PLA樹脂によるストローには、
富士ケミカルさんによる「生分解性ストロー」があります。
これは「フレッシュネスバーガー」さんで採用されています(2024年現在)。

こちらは、とうもろこしなどのでんぷんから得られる乳酸を原料とする植物由来の自然循環型樹脂です。(富士ケミカル公式サイトより引用)

自分の体験で言いますと、フレッシュネスバーガーさんのこのPLA樹脂ストローの使用感は、特に大きな違和感はなく、通常のプラストローに近い耐久性も感じましたよ。

(フレッシュネスバーガー一号店・株式会社フレッシュネス・公式サイトより)

「脱・プラストロー」と言っても、色々な種類がありますし、強度や導入コストなど、まだまだ課題があり発展途上の段階にあるといえますね。

2024年12月1日最終日を迎えた「プラ条約」に関する記事はこちら


スタバの今回の取組みはどのような結果になるのでしょうか。
2025年の新ストローを体験してみましょう。

(この記事では「SDGs目標12/つくる責任つかう責任」に基づき「エシカル消費」について考えています)

by:山崎みしえる
ღ株式会社リクルート→上場企業子会社代表取締役→パソナ

サステナブル経営アドバイザー
都バスが好き過ぎ✰

渋谷区在住
*0→1でファッションブランド一応成功させたひと
*ロックと韓ドラとお笑いでその日が終われば満点


\サステナブル経営が未来をつくる/
- ̗̀☁️ ̖́-

(国際連合広報センター公式サイトより)

「2030アジェンダ」は、ミレニアム開発目標(MDGs)が達成できなかった事業に取り組む一方で、三つの側面、すなわち経済、社会および環境における持続可能な開発をバランスの取れた、統合された方法で達成することを目指す。それは、国連の活動の三つの柱の目標、すなわち平和と安全、人権、そして持続可能な開発の目標を単一のアジェンダに統合するという、この種の合意では初めてのものである。それは、経済や社会の問題に個別に焦点を合わせるというこれまでの開発へのアプローチからのパラダイムシフトを反映している。また、ミレニアム開発目標に比べ環境により大きな力が注がれている。(国際連合広報センター公式サイトより)

#SDGs #スターバックスコーヒージャパン

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