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思春期脳には運動が良し
こんにちは。
不登校専門のカウンセリングをしてみて、そしてうちの思春期の娘達を見て、
思春期について悩んでいる親御さんって沢山いることに気付きました。(私もその1人)
そこで、しばらく思春期について
noteをまとめていこうと思ってます。
お悩みなどあれば、コメントくださいね☺️
さて、今日は
ある本を読んでいて面白いことが書いてあったのでシェアしようと思います。
我慢ができない思春期の脳
依存症、という言葉があります。
タバコやアルコールなどがその例ですね。
大人でも依存症に陥りやすいですが、さらに思春期の脳は、脆弱で依存症に陥りやすいんだそうです。
20代でアルコール依存症となった人のほとんどが、10代の時に習慣的にアルコールを摂取するようになった、という調査もあります。
早い段階で、アルコールを摂取すれば体への影響は大人よりも深刻ですよね。
依存症の話はまたの機会にするとして、今日は
【思春期の脳はガマンが苦手】
という方向で話を進めます。
なぜ、思春期はガマンが苦手なのか
脳の🧠話になりますが
思春期の脳は、そもそもまだ発達段階で
特にその【我慢しなさい】と命令を出す
前頭葉の46野と言われる部分が未熟
なんだそうです。
他にも、情動をコントロールしている前頭前野も未熟なので、すぐにキレたり、感情を剥き出しにすることがあったりとまだまだブレーキが効かない状態なのだそうです。
たしかに、思春期くらいになると
攻撃性が増しますよね😅
それは、脳がまだ未熟なために過敏に反応してしまう生理現象なんだと、頭の片隅に置いておきましょう…😇
運動習慣で我慢を覚えさせる
我慢ができないお年頃だと知っても、そのまま放置しておくわけには行きません。
特に、ADHD傾向の強いお子さんは
ゲーム、スマホ、糖分、買い物、など
続けているうちに依存する傾向も強いと言われています。
そしてついに最近の研究では、
【コントロールの鍵は運動にある】
ということが明らかになってきたそうです。
自己抑制能力を調べる
「GO/NO-GO課題」という有名なテストを用いた長年の共同研究によると、
子ども達の自己抑制能力が確実に低下している
ことが報告され
その中でも、特に思春期の年代は、
何かをしないという判断をするのに時間がかかるということがわかりました。
そこで
毎日20分間絵本を読み聞かせる子どもたち
週一回一時間運動プログラムを行う子どもたち
の2つに分けて10ヶ月間続けてからテストをしてみると、
運動した子どもたちのグループの方が、テストの誤反応が著しく減ったとの報告がありました。(つまり自己抑制能力が上がった)
更に、ADHD傾向の子どもたちにおいては
注意力や情動を抑える力が伸びたという結果が報告されました。
中学校に入ると、部活動が盛んになるのも理にかなっているのかもしれません🤔
運動系の部活じゃなくても
スポーツをする機会がなくても、
何かしら体を動かす事を習慣にすることは
大事かもしれません。
うちの子、ちょっとスマホやゲームやりすぎかも…と思ったら
思い切って自然の多いところに出かけてみるとか
カフェに行こうと言って歩いて行くとか
犬を飼ってお散歩の習慣をつけるとか
体を動かせるならなんでもいいと思います。
運動嫌いな子にとってはおっくうになるかもしれませんが、こうゆうきっかけづくりも工夫してみたらいいかもしれないですね😊
体を動かす習慣を作ることで、自己抑制能力を育んでいきましょう✨
参考文献:
思春期デコボコ相談室 母娘でラクになる30の処方箋 大下隆司