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食べる事は大変です⑩

 前々回、栄養のうち五大栄養素のうち炭水化物、タンパク質、脂質の話。
 前回はビタミンの話をしました。
 今回は、五大栄養素のうち、残りのミネラルについてです。
 
 ミネラルは、大まかに言うと、微量な金属です。
 具体的にはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどの比較的体内に多い元素と、鉄、亜鉛、銅などの比較的少ない元素があります。
 機能としては、体内に多い元素は、体の水分量の調節や、細胞が電気的活動をする時の電気の担い手です。
 また、体内に比較的少ない元素に関しては、細胞が機能するための酵素に必要だったり、そもそも鉄は血液の原料だったりします。

 吸収に関しては、ほぼ全て小腸で吸収されますが、元素により、吸収され易かったり、逆に分泌されたり、吸収にその他の物質が必要になったりします。
 例えば、カリウム(K)は、小腸では吸収されますが、大腸では分泌されます。なので、下痢になった時には、体内のカリウムが減少します。
 また、カルシウム(Ca)は、ビタミンDの作用で吸収が促進されます。
 カルシウムなどは、不足を強調されたりしますが、あまり偏った食事をしなければ、病的なレベルでのミネラル不足は起きないと考えています。

 五大栄養素について説明しましたが、最後に重要な栄養で、水分があります。
 水分の吸収に関しては、8割程度は小腸で吸収され、後の2割くらいが大腸で吸収されます。

 なので、次回から大腸の構造と機能の説明をしていきます。

ミネラルの大体の説明です。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-035.html


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