色覚検査してきた話(どんぐりの写真もある!!)
こんにちは
ホリプロインタナショナルの「コンビニに入った時の空気感で知る四季の変化」こと実島大喜です。
今回は長らく抱えていた色弱疑惑に終止符を打つべく眼科に行ってきたお話です。
文字数多めですが、なかなかに面白い検査結果の資料もあるので暇のお供になると思います。最後まで読んでいたけると嬉しいです。
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まず、
色弱って何よ〜?
というのを簡単に説明しますと。
色を認識する細胞が不完全なために、みんなと見えてる色が違う〜!
ってことです。
もうちょっと詳しく説明すると・・・
目の網膜には、
・色や形を感知する役割の細胞で色覚や視力に関わる「錐体(すいたい)」
・明暗を区別する細胞の「杆体(かんたい)」
というものがあり、明るい場所では錐体、暗い場所では杆体が主に働きます。
さらに錐体は、L-錐体、M-錐体、S-錐体の3つに区別できます。
この3つの錐体が反応する割合によって色を感じているというわけです。
で!
この錐体の3つのうちのどれか1つか2つ、または全部が働かなかったりすることによって色覚異常、俗に言う色弱、場合によっては色盲ってやつになっちゃうわけですな〜!!
とまぁ何となく伝わっていたら良いのですが、色覚異常の種類については後述します。
というわけで・・・。
本編!!!
そもそもなぜ今回色覚検査を受けようと思ったのかというと、シンプルに確証が欲しかったからです。
色の見え方に対する世間との違いにしっかり気づいていましたが「この色わっかんねぇんだ〜!」と伝えつつも内心(俺は医師から診断をされたわけでもないから確証がない。違ったら病を盾にした嘘つきか)と早口でモヤモヤしていたのです。
そのモヤモヤを晴らすべく、今回眼科へ赴いた次第です。
もし色弱じゃないと診断されたら「気のせいでした!ぽっぽ〜!」
色弱だったら「色弱で〜す!ピースピース!!」
とまた一つ堂々と生きていけるわけです。最高ですな。
診断結果を話す前に、いくつか経験談としてお話しておくと過去にこんなことがありました。
・一部普通のポケモンと色違いポケモンの違いがわからない(ミズゴロウとか)
・肉が焼けてるのか分からずお腹を壊す。
・これ○色〜?というと周りとポカンとされてしまう。
・友達と服の色の話になった時に、そんな色の服持ってないがと思っていたら今着ているそれだった。
・脱出ゲームをしていると、いくつかの色を並べる問題で違いが分からなくなり、動悸を感じながら当てずっぽうになる。(答えを見てもそもそも分からないので最悪そこでギブアップ)
・among usというマップ移動型の人狼ゲームで犯人を見つけるも、見分けがつきにくい色だったので犯人を間違えて子供に怒られる。
・色に対する認識がバグってきて一部の色の名前が分からなくなる。「これ名前のない色やで・・・」
・歌割を色分けされると自分のパートがどれか分からなくて天を仰ぐ
などなど…例を挙げ出したらキリがないですが、昔は見えてる色が当たり前の世界すぎてそういうものかと思っていました。
ここで特に記憶に残っている思い出があります。
それはミニガキ実島時代、歯医者に行った際にどういう流れだったのかは覚えていないのですが歯科医の先生から「これ何色に見える?」と聞かれて「紫!」と自信満々で答えたら(まじか・・・)みたいな顔をされたことがありました。
倒されたシートに寝っ転がって見上げた先生の苦笑いは中々に気まずかったです。
これが色弱に対する最初の記憶だと思います。
目に映る世界だけで生きながらも、度々よく分からないけどまぁいいか。違いが分かってみんなすごい!と思っていました。
で、明確にやばいぞと思ったのは居酒屋でバイトをした時です。厨房で働いていた時に「何色のお皿とって」という要求にすぐ応えられないことに気づきました。というか普通に間違えまくっていました。事情を説明して形で伝えて欲しいとお願いしたのですが、忙しくなると慣れてる色での指示になってしまいます。仕方ないけど働くのが難しいなと思いバイトをやめてしまいました。
ここから飲食では二度と働けないぞと思います。
働く上で負担になるのは流石にストレスが多く、好きなゲームに謎以外の難所があるのも辛いですが、意外と色弱は気に入ってたりします。
いじってもらえるし、自分もクイズをしてるみたいで楽しかったりします。
点々の中に見える数字を当てる、色弱診断ゲームなんかは友達とやると結構盛り上がります。ま〜これが分からない。答えを教えてもらっても分からないし、嘘の答えを言われても信じるレベル。
しかし確証がないのでしっかりと「色弱だぜ!夜露死苦!」とブイブイ肩で風を切っていくためにも.....向かったぜぇ〜眼科!!
眼科ァ!!!
の・・・ま〜え〜に、眼科に向かう途中で見つけた沢山のどんぐりの写真をみんなと共有するね〜!⭐️🥳⭐️
小〜さなあ〜き、み〜つけた♡
はい。ということで眼科に到着。
事前に予約していたのでスムーズに検査に移れました。最初に視力を測り、次にメインディッシュの色覚検査のお時間です。
今回やってもらったのは、石原式検査というもの。
・15個の色が塗られたペットボトルのキャップみたいなものを、グラデーションになるよう並べるテスト
・点々の中に見える数字を答えるテスト(複数回)
です。
数字を答えるものは分かる数字だけ答えればいいですし、分からない時は分からないと言えるので楽でしたが、色を並べるものは違いが分かりにくい、もしくは分からない色を浴びながら並べていくのがキツくて短い時間なのにクタクタになりました。
なんとか検査も終え、先生から診断結果を教えていただきました。
お待ちかねの.......
結果発表ォ!!!
わたくし、実島大喜は・・・・・
なんと・・・・・・・・!!!
先天性の2色覚(色弱)でした!!!ぴーす!ぴーす!!
結果の資料をお見せするとこんな感じです。
といった具合です。あまりの間違いっぷりに自分でも笑いました。
で、色覚異常にどんなものがあるかザッと説明しますと、
・杆体(かんたい)1色覚
錐体(すいたい)がまったく働いていない状態。色の感覚はなく、視力の悪さが前面に出るので色覚異常と気付くことが少ない。
・錐体1色覚
錐体が1種類しか働いていない状態。1種類の錐体だけでは色覚はなし。視力はさまざま。杆体1色覚と似てる。
・2色覚
2種類の錐体が働いている状態。覆うはL-錐体かM-錐体のいずれかが働かない。L &S錐体(1型2色覚)か、M &S錐体か(2型2色覚)によって苦手な色の組み合わせが異なる。
・異常3色覚
3種類の錐体が働いているが、そのうちの1種類はL、M、Sのどれでもない。
具体的には、M、S、M’(Mと類似の性質)が働く1型3色覚
L、S、L'(Lと類似の性質)が働く2型3色覚がある。
といった感じです。自分はこの2色覚に該当する結果でした。
2色覚の1型、2型の超正確な判別はアノマロスコープという関東にも数台しかない機械を使わないと判断できないのですが、おそらく2型でしょうとのことでした。
※先天性とか病名とか聞くとビビちゃう人もいるかもしれませんが命には全く関わりがない見え方の問題ですし、自分は分かりにくい色があるというだけで世界の色は割とハッキリしてると思うので心配ご無用!
色弱自体の割合は結構多くて特に男性なんかは自覚がないだけで割といと聞くるでご安心を。
ちーなーみーに、趣味で絵を描くので色の問題は地味に大変だったりしますが、多分彩色のセンスと知識がないのがほとんどを占めているだけです(トホホ)
最近は肉の焼けた色もジックリ見れば濃淡で何となく判別できるようになっていますし、気合でなんとかできるところはどうにかします。
ただし暖色系のライトがついてる焼肉屋さんとかは分かりにくいからしっかり時間をかけて焼くか、周りに聞くわよ〜!!
あと、こと自分に関しては色弱全然いじってくれて大丈夫です!個性として自分が認識しているし、コミュニケーションとして使えると思っているので。現にこうやってnoteのネタにもなってますし。
だけど人によってはコンプレックスだったり、トリガーになる過去があるかもしれないネガテイブな要素だったりするかもなので、前向きオープンにしてない関係値の薄い方をいじるのはダメ!絶対!
さて、長ったらしくなりましたが結果は色弱!
確証がでたので堂々と色弱として生きていけます!
でもよ〜オレァ・・・一個思うんだァ
ただでさえこの目に映る世界の色は美しいと思ってるのによぉ・・・
普通の色覚の人が見えてる、俺より色の多い世界は
どんだけ美しいのかって話!!!
俺より色鮮やかな世界に生きているということを〝〝〝〝〝〝〝!!!
自覚を持って!!!!生きてくれええ!!!!
俺が一生手に入れられない世界の美しさを!!!
その眼に噛み締めろ!!!