ドラフト2024 1位&上位予想 最終版

※ギリギリまで検討しましたが、これを最終版とします。

というわけで今回は、各球団の1位予想と、各球団の3巡目までの予想をする中で、上位36人のラインナップの予想をしていきます。何度か、Twitterでは話したこともありますが、27人がボーダーラインと思っているので、まずはこの人数を超えることを目指したいと思います。なお、上位予想(ザックリ編)上位予想(Bクラス編)上位予想(Aクラス編)は、それぞれのnote記事をお読みくださればと思います。

とはいえ、ドラフト直前に、今年のドラフト全然わかんない、どんな感じなの?と思われる方の方が圧倒的に多いでしょうから、まずはここをザックリまとめたうえで、入札(最初に指名する選手)予想を、各球団ごとにしていこうと思います。


今年のドラフトを素人目でザックリまとめる

【最注目選手】

最注目選手がいない年もありますが、今年のドラフトは最注目選手が2人います。投手は金丸夢斗(関西大・左腕)選手。野手は宗山塁(明治大・遊撃手)選手です。

金丸投手は少なくとも、自分がドラフトを調べるようになってから見てきた大学生左腕の中では、彼を超えるような選手はそうそういなかっただろうと思わされるような投手で、速球・制球・タイミングの測れなさ・変化球・奪三振能力、どれをとってもSクラスの実力を誇ります。強いて言えば、今秋リーグでは腰を痛めていることでリリーフ専念していますが、それぐらいしかマイナス項目が見当たりません。万全なら、毎年150イニング・防御率2.50・160奪三振ぐらいの成績を残し続けてくれるのではないかと思います。

宗山選手は、並外れたコンタクト能力と、源田選手を思わせるような無駄のない遊撃守備が売りの選手。加えて、俳優のようなイケメンぶりも魅力です。六大学で何度も打率3割以上を記録し、2年生の時は春シーズンと秋シーズンの合計で7本塁打を放つなど、長打力も兼ね備えています。たとえるなら鳥谷敬選手のような風格と実力があるように思いますし、20年に1人といっても過言ではないのではと感じます。これまでの16年間で1人しか大学生野手に入札(ハズレ指名ではなく最初に読み上げる1位指名)していない広島東洋カープが入札公表したのも、その顕れと言えるでしょう。プロに慣れてくれば、毎年打率.280・10本塁打・ゴールデングラブ賞を記録する選手になれると思います。

恐らく本番は、この2人の名前だけで、12球団のうちの8球団ほどが埋まるのではないかと思います。

続いては、各ポジションごとに、今年はどんな感じの充実度なのか、素人目で恐縮ですが、まとめてみようと思います。

【投手】

《高校生投手》 充実度★★★★☆

今年の高校生右腕は、MAX148km/h以上・身長184㎝以上の、大型速球派右腕が過去最大の人数です。かなりの人数にのぼるため、逆に少し順位が下がり、3~5巡目で数多く指名されるのではないかと思います(A選手を逃したとしてもB選手、C選手と候補がいるので、わざわざ2巡目以上を使う必要性が薄い)。その中でも確実に上位で指名されそうなのは、今朝丸裕喜投手、村上泰斗投手、柴田獅子投手になるかなと思います。

左腕に関しては、だいたい例年通りか、少し少ないぐらい。上位指名が期待できるのは、藤田琉生投手、高橋幸佑投手あたりでしょうか。

《大学生・社会人投手》 充実度★★★☆☆

昨年はかなりの人数の大学生投手が上位指名されましたが、今年はむしろ少ないのではと思います。特に右腕に関しては、候補がかなり限られる印象。その中でも、中村優斗投手・篠木健太郎投手・寺西成騎投手は、上位指名確実なのではと感じます。
社会人でいえば、大卒3年目で再び輝きを取り戻してきた竹田祐投手が上位指名されそうです。

大学生左腕に関しては、前述の金丸夢斗投手に加え、佐藤柳之介投手も上位指名は確実なのではと思います。この秋に復帰し、スピードも出つつ好投している徳山一翔投手も上位は確実、1位も普通にあると思います。
社会人左腕に関しては右腕以上に充実しており、吉田聖弥投手・伊原陵人投手らが上位指名確実かなという印象です。

【捕手】

充実度★★☆☆☆

捕手に関しては、高校生捕手の箱山遥人選手は上位指名確実と思うものの、それに続いてくる捕手があまりいないなと感じます。大卒社会人捕手の名前が上位候補として挙がってくるのもそういう理由だと思いますし、彼らが実際に上位指名されるかとなると、結局4巡目以降になるようにも思います。

【二遊間】

充実度★★★★☆

宗山塁選手のいる今年ですが、全体的な層の厚さでいえば高校生遊撃手のほうが厚いようにも思います。石塚裕惺選手・宇野真仁朗選手・齋藤大翔選手は、おそらく確実に上位指名に食い込んでくるでしょうし、それ以外にも気になる選手が多いです。
大学生でいえば、宗山選手と同等の守備力とも評される浦田俊輔選手は上位指名確実かな、と思われるものの、その他の大学生・社会人ショートは打力にまだ疑問符がつきますし、上位指名かは分からないところがあります。仮に、どうしても来年の一軍で60試合ほどスタメンで出せそうなショートの選手を指名したい場合、宗山選手か浦田選手のうちどちらかは指名したいところでしょうか。

二塁手に関しては、今年、二塁専任の有望選手は見当たらないものの、今はサードで出ている佐々木泰選手を二塁手として起用するために上位指名する球団は出てくるかもしれません。

【一三塁】

充実度★★★☆☆

そこまで上位確実と思えるような選手が、今年は高校・大学とも少ない印象です。高校生に関しては一人もいませんし、大学生でも佐々木泰選手以外は上位確実とまでは言えないです。なお、社会人に関しては、楽しみな選手こそいるものの、センターラインを守れなければ基本的にはまず指名されないと考えて良いと思います。
ただ、大学生サードに関しては面白そうな選手が佐々木選手以外にも3人ほどおり、3~5巡目あたりで指名されそうな気配は感じます。

【外野手】

充実度★★★★★

1巡目で指名されそうな選手も多いうえに、3巡目前後で指名されそうな選手も多く、かなりの充実度になっています。1位指名もありそうと思えるのは、西川史礁選手・渡部聖哉選手・麦谷祐介選手の、大学生3人。それに次いで、吉納翼選手も上位確実の気配。ドラフト上位となると、センターを守れたほうが間違いなくポイント高いですが、今年は大学生センターに攻守とも優秀な選手が多いことで、かなり充実しているなと感じます。
高校生ではモイセエフニキータ選手が外野手として最初に呼ばれそうですが、3巡目までに入ってくるかどうかは確実とは言い切れないかなという印象です。

ここまでが、今年のドラフト市場をざっくりまとめた章です。それでは各球団の上位指名について予想してみます。なお、特にこれといった理由はないですがここからは選手名のあとに「選手」はつけずにいきます。

一巡指名選手予想

埼玉西武ライオンズ🦁

一軍の外野手の打力に課題があるため、西川史礁(大学生・中堅手)に入札するのではないかと思いますが、ここにきて宗山塁(大学生・遊撃手)になるかもという見方も出てきています。二遊間のプロスペクトの打力が心許ない(守備力は高いですが)ことを思うと、それも正しい選択になりそうですが、カープが宗山塁への入札を公表した以上、宗山塁ですと競合になります。そうなると、地元の高校生である石塚裕惺(高校生・遊撃手)という選択肢もあるにはあるかもしれません。

【入札予想】 宗山塁

悩みましたが、宗山に入札するのではと考えます。仮に西川が入札されていても渡部聖弥は残るだろうとも考えていそうです。

中日ドラゴンズ🐉

井上一樹新監督も、投手重視というようなコメントを出しており、金丸夢斗(大学生・左腕)に入札するのではないかと思います。中日は大学生左腕に入札することが少なく、前回は2010年の大野雄大まで遡りますが、金丸夢斗はそんなことを気にする必要がないほどズバ抜けていますし、セ・リーグの他球団に金丸夢斗の交渉権を獲得されるよりは、自分がワンチャン得られる可能性を優先するのではないかと思います。

【入札予想】金丸夢斗

正直、入札は金丸以外の可能性を考えられません。外れた場合、米村スカウトの言葉を信じるなら篠木健太郎ですが、準地元選手である寺西成騎を指名しそうだなとも思います。あるいは同じ大学生左腕の徳山一翔に行く可能性もあると思います。

オリックス・バファローズ🐮

過去、優勝した年は単独指名、Bクラスの年は競合指名という、割と明確な入札をしており、そう考えると今年は競合指名なんだろうか?という予感もあります。一軍外野手が少しwarで見ると弱いことを踏まえると、外野手の指名が必要になりそうで、そうなると西川史礁(大学生・中堅手)入札となりますが、入札で狙うまでのものなのか?と考えることもできますし、そうなるとやや人数不足の先発投手入札ということで、金丸夢斗(大学生・左腕)や、中村優斗(大学生・右腕)の可能性も出てきます。

【入札予想】金丸夢斗

福良GMが、Bクラスの年は競合覚悟の指名を常に行なっていることを踏まえ、金丸夢斗としました。外れた場合はポテンシャル重視に切り替え、高校生右腕の柴田獅子などを狙うのではないかと思います。今年は外野手で良い選手が多いですから、2巡目か3巡目で動いてくるのではないかと思います。

東京ヤクルトスワローズ🐧

高津監督の、ピッチャーが欲しい、左ピッチャーも枚数が足りていないというコメントを見ても、金丸夢斗(大学生・左腕)しか考えられないと思っていましたが、ドラフト前日の高津監督の「打撃もいいしね」というコメントを考えると、二刀流タイプの投手である柴田獅子(高校生・右腕)の単独指名を目指すというのが一番ありそうな感じになってきています。

【入札予想】柴田獅子

書いていて、自分でもマジか?となっていますが、おそらくそうなるのではないかと思います。他球団がしきりに柴田の名前を出していたのは、入札させるためだったということなのでしょうかね。

東北楽天ゴールデンイーグルス🐦

ここ2年間、上位3人すべて投手というドラフトを続けた関係で、今年は野手に入札するのではないかと思います。楽天の上位指名野手はほぼ確実にセンターラインなので、捕手・二遊間・中堅手に絞られ、そうなると入札は西川史礁(大学生・中堅手)、宗山塁(大学生・遊撃手)あたりになってくると思われますが、2008年以降、楽天は一度も大学生野手に入札したことがないので悩むところです(外れ1位では辰己涼介がいます)。高校生に関しては、高校生捕手を上位指名することは殆どなく、高校生ショートは昨年4巡目で指名しているので行かないのではと思います。

【入札予想】宗山塁

さんざん悩みましたが、西川ですと昨年指名した中島大輔の高校ならびに大学でかぶってしまうので、宗山塁と考えました。仮に競合して外したとなれば、同じ大学生ショートである浦田俊輔らを指名するのではないでしょうか。

広島東洋カープ🎏

先日、宗山塁(大学生・遊撃手)への入札を公表。外野手の層の薄さや、二遊間の若さ・充実ぶりを考えますと、かなり意外な選択でしたが、広島の選手であり、20年に1人といっても過言ではない選手なので、それだけスペシャルな選手は逃したくないと考えるのは、不思議な事ではないでしょう。

【公表】宗山塁

なお、カープが野手に入札してクジを外した例が2008年以降ですと存在しないので、外れた際はどうなるのかなというのは気になるところです。外野手の渡部聖弥麦谷祐介らに切り替えるか、あるいは投手に切り替え、中村優斗を狙いに行くかといったところでしょうか。

千葉ロッテマリーンズ🐟

入札は野手と投手が交互に来ており、順番で言えば今年は投手になる年。投手であれば、高校生投手に入札することは佐々木朗希クラス以外は行われないため、大学生の金丸夢斗(大学生・左腕)や、中村優斗(大学生・右腕)でしょう。もし野手であれば、千葉県出身の石塚裕惺(高校生・遊撃手)ではないかと思います。

【入札予想】石塚裕惺

過去、野手入札する際はほとんど、大学生よりも若い野手に入札する傾向が強いこともあり、高校生遊撃手の石塚裕惺と予想。単独指名に持ち込める可能性もありますが、仮に競合して外した場合、大学生投手に切り替えて、右腕なら寺西成騎や、坂口翔颯。左腕なら徳山一翔らを指名するのではないかと思います。

余談ですが、千葉ロッテ以降はAクラスの球団ということで、少し外れ1位の選択の趣向が変わってくることが予想されます。

横浜DeNAベイスターズ🐹

2018年と2019年こそ、どちらも高校生遊撃手に入札しましたが、それ以降は毎年、異なるポジションやカテゴリに入札し、しかも他の年とかぶっていないという、入札が読めない球団です(逆に言えばこれまでにない入札をするかもという読み方もできます)。現在、野手を2年連続で入札していることを踏まえると今年は投手入札でしょうか。

【入札予想】中村優斗

DeNAは一本釣りに拘っているわけではありませんが、ここ5年、3球団以上の競合には手を出していないという点を踏まえますと、金丸夢斗へは行かないかなと思い、単独指名もしくは3球団以内の競合になりそうな中村優斗(大学生・右腕)に入札すると予想。この身長帯の右腕である吉野光樹を上位指名したこともあり、低評価をつけることもないのではと思います。もし競合してクジを外した場合は高校生の今朝丸裕喜(高校生・右腕)を指名するのではと予想します。

北海道日本ハムファイターズ🐻

栗山英樹CBOのコメントを見ていても、競合覚悟の指名をするのではと思います。果たして、金丸夢斗(大学生・左腕)か宗山塁(大学生・遊撃手)、どちらになるのかといったところです。

【入札予想】宗山塁

パ・リーグな他球団が宗山塁に多く入札しそうというのをうけて、ライバルに渡したくないという思いから宗山塁を選択するのではないかと思います。外した場合は先発投手に切り替えるのではないかと思いますので、藤田琉生(高校生・左腕)と予想します。

阪神タイガース🐅

右腕と(外)野手とを交互に入札しており、今年は(外)野手になる順番ですが、一軍の遊撃手に少し弱さがあり、今年は遊撃手が必要になるのではと思います。昨年に高校生遊撃手を2人も指名していることを踏まえますと、大学生や社会人の遊撃手が必要ということになりそうです。ただ、ここにきて金丸夢斗(大学生・左腕)の名前がよく挙がっており、予想が難しいところです。

【入札予想】金丸夢斗

セ・リーグ他球団が金丸入札に傾きそうな関係で、ライバルに渡すよりは自軍にという思いや、藤川球児新監督に先発投手をプレゼントという意味もこめて金丸夢斗なのか、と考えたら納得いってきました。外れた場合は徳山一翔(大学生・左腕)を指名するのではないかと思います。

福岡ソフトバンクホークス🐥

少し前までは高校生入札が多かった球団ですが、近年は大学生入札も増えつつあります。ポスト松田宣浩として三塁手を求めていたものの、現在は栗原陵矢がその座に就いたことで、次の目的はポスト今宮健太の遊撃手でしょうか。

【入札予想】宗山塁

過去5年の間に四度のAクラス入りを果たしていますが、そのうち三度は競合指名をしており、今年も競合覚悟で宗山塁を指名してきそうです。外れた場合は例年の傾向で行くと恐らく高校生に切り替えそう。ハイポテンシャルのショートでなければ無理に指名していないですし、現に小園海斗のクジを外した際も次の指名はショートには拘らなかったので、今朝丸裕喜(高校生・右腕)などの投手に行く可能性もありそうです。

東京読売ジャイアンツ🐇

2016年以降、すべての年が結果的に競合という、全球団唯一の球団。しかも、Aクラスの年は単独になりそうな気配のない選手に入札しており、今年もそうなるのではないかと思いますが、スカウト部長が「11球団の様子を伺って決める。当たる確率が高いところに行かないといけない」というコメントを出しており、あまり競合数の多い選手には入札しない可能性もあるにはありそうです。

【入札予想】金丸夢斗

長く巨人のローテを支え続けた菅野智之のMLB移籍に伴い、ローテ候補に入札するのではないかと思います。22歳以下の支配下投手が京本眞しかいないというのも、金丸夢斗への入札を後押ししそうです。外れた場合、過去の例を見ると、4年秋に活躍している身長180㎝以上の大学生パワーリリーバーを指名することが多いため、寺西成騎(大学生・右腕)が来そうですが、ここで大学生先発を確保するという方針なら徳山一翔(大学生・左腕)もあり得ると思います。

整理してみますと、こうなります。

西武 宗山塁
中日 金丸夢斗
オリ 金丸夢斗
ヤク 柴田獅子
楽天 宗山塁
広島 宗山塁
千葉 石塚裕惺
横浜 中村優斗
ハム 宗山塁
阪神 金丸夢斗
福岡 宗山塁
巨人 金丸夢斗

太字:交渉権獲得

となり、宗山塁が5球団、金丸夢斗が4球団の競合になると予想します。

金丸夢斗は4球団競合ということなので、厳正なる抽選を行なった結果、

クジを4番目に引いた巨人が金丸夢斗の交渉権を手にしました。

続いて、5球団競合の宗山塁。

こちらも厳正なる抽選の結果、最初にクジを引いた埼玉西武ライオンズが宗山塁の交渉権を手にしました。

残った7球団で二度目の指名です。

中日 篠木健太郎
オリ 今朝丸裕喜
広島 西川史礁
楽天 浦田俊輔
ハム 藤田琉生
阪神 徳山一翔
福岡 麦谷祐介

中日➡スカウトの高評価が伝えられる篠木
オリ➡高校生投手に行くと踏んで今朝丸
広島➡残っていたので迷いなく西川
楽天➡「大学生遊撃手」に拘って浦田
ハム➡ポテンシャル重視で藤田
阪神➡同じ大学生左腕の徳山
福岡➡小園→辰己 の時と同様の発想で麦谷

ここに至るまでに多少、外れで競合などあるかもと思いますが、そこまで読んでいたら苦しいので結末だけ予想しました。これで12球団とも、1巡目の交渉権獲得選手が決まりました。

二巡指名選手予想

ここから先は、抽選なし。早いもの勝ちのバトルです。ここからは2巡目の指名順に12人いっぺんに並べて、必要そうなところは後から補足説明します。

西武 佐々木泰
中日 齋藤大翔
オリ 渡部聖弥
ヤク 吉納翼
楽天 印出太一
広島 吉田聖弥
千葉 寺西成騎
横浜 宇野真仁朗
ハム モイセエフニキータ
阪神 佐藤柳之介
福岡 箱山遥人
巨人 竹田祐

ヤクルトは2巡目で、ポスト村上宗隆となるスラッガー・吉納を指名すると予想。ただ、ヤクルトは近年、入札でしか早大の選手を指名しておらず、入札以外で指名できるのかどうかは分かりません。

西武は箱山遥人かなと思っていましたが、同校OBの捕手が球団内に既に2人いることや、2年前にも上位で高校生捕手を指名していることを踏まえて変更。身長180㎝未満のサードも過去に何名か指名していることも加味し、佐々木泰に行くと予想しました。

中日は最近の報道から、上位で高校生遊撃手を指名したそうだったので、準地元である金沢の齋藤大翔を指名すると予想しました(名前も挙がっていました)。

ハムは1・2巡どちらかで野手を指名することが通例で、基本的には高校生スラッガーか大学生センターライン。大学生センターラインはかなり集まってきたので、この時点で残っていそうな高校生スラッガーは、と考えると、モイセエフかなと思いました。宗山塁が当たった場合はここが藤田琉生になるのではと思います。

ソフトバンクからすれば、箱山遥人がまだ残っているのであれば行かない理由はないですし、次が巨人なので先に指名されないよう、ここで指名するのではと思います。

三巡指名選手予想

3巡は先ほどとは逆の順で指名していきます。これも一気に書きます。必要な場合は補足します。

巨人 野口泰司
福岡 山縣秀
阪神 正林輝大
ハム 山口廉王
横浜 柳舘憲吾
千葉 中津大和
広島 伊原陵人
楽天 坂口翔颯
ヤク 高橋幸佑
オリ 石伊雄太
中日 高橋幸佑
西武 清水大暉

宗山塁を逃したソフトバンクは、4巡目ではもうショート確保は難しいと踏んで、ここで大学生守備職人の山縣を指名すると予想。スラッガーは麦谷で確保しているのもあり。

阪神はこの順位で、ポテンシャル溢れる高速投手か、高校生野手を指名することが多いので、正林と予想してみました。

ハムは高校生右腕には身長を求めているので、高身長の山口と予想。

楽天は3巡でリリーフ投手候補を指名するのでは、と思い、まだ残っていた坂口を指名するのではと思いました。

ヤクルトは高津監督が、左ピッチャーが欲しいと言っていたのを受け、この位置まで残ってくる高校生or社会人左腕を待つのではないかと思い、残っている中から高橋と予想しました。

中日は3巡前後で左腕を指名することが多いというのと、恐らく4巡目で捕手を指名するだろうと予想し、左腕を指名するならここだと見ています。まだ残っている中から、宮原を選ぶのではないでしょうか。

上位36人ラインナップ予想

ということで、36人はこういうラインナップになると予想します。

    高校生    大学生   社会人他
右腕 今朝丸裕喜  中村優斗   竹田祐
   柴田獅子   篠木健太郎  
   山口廉王      坂口翔颯
   清水大暉
   寺西成騎

左腕 藤田琉生   金丸夢斗   吉田聖弥
   高橋幸佑   佐藤柳之介  伊原陵人
          徳山一翔
                                       宮原駿介

捕手 箱山遥人   印出太一   野口泰司
                 石伊雄太

二遊 石塚裕惺   宗山塁
   宇野真仁朗  浦田俊輔
   齋藤大翔   山縣秀

一三        佐々木泰
          柳舘憲吾

外野 M・ニキータ 麦谷祐介
   正林輝大   西川史礁
          渡部聖弥
          吉納翼
          中津大和

の、36人。ここに含まれなかった主な名前としましては、

村上泰斗    高校生・右腕
颯佐心汰 高校生・遊撃手
柴崎聖人 大学生・外野手
増居翔太 社会人・左腕

などが挙げられます。なお、球団ごとにまとめますと、

西武 宗山塁   佐々木泰  清水大暉
中日 篠木健太郎 齋藤大翔  宮原駿介
オリ 今朝丸裕喜 渡部聖弥  石伊雄太
ヤク 柴田獅子  吉納翼   高橋幸佑
楽天 浦田俊輔  印出太一  坂口翔颯
広島 西川史礁  吉田聖弥        伊原陵人
千葉 石塚裕惺  寺西成騎     中津大和
横浜 中村優斗  宇野真仁朗 柳舘憲吾
ハム 藤田琉生  ニキータ  山口廉王  
阪神 徳山一翔  佐藤柳之介 正林輝大
福岡 麦谷祐介     箱山遥人  山縣秀
巨人 金丸夢斗  竹田祐   野口泰司

下線は野手であることを示そうとしただけで、リンクは貼られていません。

今年は投手17人・野手19人という人数になっており、昨年、かなりの人数の投手が上位指名されたことを踏まえると、今年は野手が投手より多くなってもそこまで驚きではないな、と感じています。
大学生野手11人は正直、少し人数が多いですが、敢えて無理に挙げているわけではありません(印出太一が際どいぐらいでしょうか)。昨年は大学生野手の上位指名がかなり少なかったので、その揺り戻しといったところでしょうか。

以上で、本番2日前の時点での予想はこれまでとしますが、当日の昼までは、確定的な情報が出てきたら書き換えていこうと思います(書き直しました)。変更した場合はTwitterなどでお伝えします。ドラフトまで、あと少し。

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