yamabra disk: YAZMIN LACEY / Voice Notes
Yazmin Lacey(ヤズミン・レイシー)は、ロンドンを拠点とするネオソウル・シンガーです。今まで”Black Moon”、”When The Sun Dips 90 Degrees”、”Morning Matters”の3作のEPをリリースしていましたが、フルアルバムとしては本作が待望のデビュー盤です。
これがもうどえらくかっこいいのです。Tr.1”Flylo Tweet”のJazzyな疾走感から、期待に違わぬ音が溢れ出る。
以前にも”When The Sun Dips 90 Degrees”の時に書きましたが、彼女の歌は過剰ではない。歌いすぎない。柔らかく力の抜けた落ち着いた歌声がむしろクールに響いてきて、僕にはちょうど良い塩梅なのです。
最先端のニュー・ソウルであり、コンテンポラリー・ジャズでもあるサウンド面での洗練と共に、非常にスタイリッシュな音を届けてくれました。これもすでに今年を代表する1枚ではないかと思うのですが。