yamabra disk: ALICE PHOEBE LOU / Glow
これは2019年のリリースだからもう4年も前のアルバムなんですね。でも僕が彼女を知ったのは、誰かがSNSに書いていたものを、つい最近の見てからです。
Alice Phoebe Louは、ケープタウン(南アフリカ)出身のシンガー・ソングライターで、現在はベルリンを中心に活動しているそうです。本作は彼女のサードアルバム。
彼女の歌からは感情がとてもストレートに伝わってきます。良い意味であけすけな、本音が伝わってくる感じがします。女性らしい、可愛いと言って良い声質なのですが、その歌唱は強い意志を感じさせ、過激でありつつ繊細でもあります。
フォーク、ジャズ、ブルース、ロックなど、幅広い音楽的記憶に基づいた音像は、ヴィンテージな機材を用いて、すべてアナログでレコーディングされたという細部まで馥郁としたサウンドで彩られ、彼女の生々しい歌声の魅力を、さらに鮮やかなものとしています。