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Carlos Aguirre & Almalegría / Melodía que va

Carlos Aguirre(カルロス・アギーレ)のニュー・アルバムはAlmalegría(Luciana Insfrán、Fabricio Amaya、Sebastián Tozzola、Iván Petrich、Gonzalo Díaz)というユニット(Carlos自身を含む)をフィーチャーしたものです。Sebastian Macchi Trioで山形に来てくれたGonzalo Díazもメンバーですね。

4年前にこんな↓動画があります。

本作を聴くにつけ、とてもCarlos Aguirreらしい音楽だなと感じます。自然に抱かれているような、有機的な世界観でありながら、それを瑞々しくかつ洗練された形態で具現できるのは彼の音楽の大きな魅力です。

いつもながら優しいCarlos Aguirreの歌とメロディー、麗しいLuciana Insfránの歌声、そして暖かいコーラスは、聴くものに訴えかけるものがあります。基本にフォルクローレのハートがあって、時にはアミニズム的であったり、ブラジルのフォホーのような祝祭感もあったり、しかしリリカルでスペーシーとも言える美しいサウンドは、このユニットの音楽が熟成されたものであることを窺わせます。音楽として誠実でありながら、しかし音楽としてとて面白い、期待に違わない素晴らしいアルバムです。

11月には来日公演があります。残念ながら僕は参加できないし、来日に際しては常に山形でも公演をしていただいていたけれど今回はありません。でも6都市で公演がありますのでお近くの方はぜひ参加してください。


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