yamabra disk: Pedro Pajé, Nando Braga & Luiz Paulo Goulart / Ponto de Partida
情報が全くといって良いほどないんです。このアルバム、このアーティストたちについて。調べた限りでは、ますPedro Pajéはミナスの作曲家で多楽器奏者。Nando Bragaもミナス出身の音楽家。詳細は不明ですがインスタでギターを弾いている画像があります。現在(?)サンパウロ大学で音楽を学んでいるそうです。Luiz Paulo Goulartは、彼のインスタで撮影場所がミナスになっていて、なんとToninhoのステージでギターを弾いていますね。
ということはですね、3人ともミナスのアーティストらしいです。おそらく本作が彼らのデビュー・アルバムだと思われます。で、なんか3人とも雰囲気も似てるんですよね。
結論からいえば、これ最高じゃないですか。勿論ブラジル的リズムの曲もありますが、ミナス的ユニバーサルな旋律やスペーシーでプログレッシブなロックを感じさせます。ミナスと言っても新世代ミナス音楽よりはもうひと世代前のクールビ・ダ・エスキーナの香りがして、その方向性に同時代性を持たせたのが彼らの音楽のように思います。
ブラジル音楽を聴いていて時々雄大な密林的熱気、あるいは原初的パワーを感じることがありますが、本作はその一つといって良いでしょう。クレジットなど情報があればいいのですが、発見できていません。2022年のアルバムですが、今のところ今年聴いたブラジル音楽では一等賞。
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