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山形近郊のライブ情報: FRUE presents Hermeto Pascoal e Grupo / 折坂悠太


山形ではないのが残念ではありますが、ついに東北の地にHermeto Pascoal(エルメート・パスコアール)が降臨いたします。(車で4時間以上かかる)八戸は「山形近郊」とは全く言えませんが、そんな事を言っている場合ではありません。これは絶対に行かねばなりません。ブラジルを代表する自由闊達なる天才、もはや音楽の神と言って過言ではありません。ブラジル音楽ファンのみならず、全音楽ファンに聴いて頂きたい公演です。正直言って主催者でもないし、関係者でもなし、主催者に頼まれたわけでもないし、エルメートと肉体関係もない(笑)けれど、ブラジル音楽関係者として応援しています。

こちらに公演に関する情報、discography、動画などの情報をまとめました。ぜひじっくりとご覧ください!

*エルメート・パスコアール&グルッポ ジャパンツアー2023 ⻘森・八戸公演

日付|Date:11月11日(土)・11 Nov sat
時間|Time:OPEN 15:00・START 16:00・END 20:00
会場|Venue:Swingberry NANGO [八戸市南郷文化ホール]
出演者|LINEUP: Hermeto Pascoal e Grupo / 折坂悠太
チケット|Tickets: 前売|Adv:¥8,000 当日|Door:¥9,000

ブラジル音額音楽の生ける伝説、奇跡の青森でのツアーファイナルが実現!
 ポルトガル語最優秀ルーツ・ミュージック・アルバム賞(2019)を含む2つのラテン・グラミー賞、トロフェウ・APCA(ブラジルで最も重要な文化賞)最優秀ポピュラー音楽ソリスト賞(1973)など数々の音楽賞を受賞。
 ジャズの巨人マイルス・デイヴィスが「この星で最も重要な音楽家のひとり」と呼んだエルメート・パスコアールは、私たちと同じ時代を生きる最も偉大な音楽家・作曲家のひとりです。
その音楽はブラジル音楽の枠を超えた「普遍的な音楽」(música universal)と呼ばれ、その比類なき才能と多作は、世界中のあらゆるスタイルの音楽家たちに絶え間ないインスピレーションを与えて来ました。
 87歳にしてなお現役で精力的に活動しユーモアに富んだエルメートの音楽は、一風変わっていますが、大人も子供も心から楽しめる魔法のような力を持っています。
今回エルメートは、11月1日からスタートするツアーの最終地に青森の八戸市南郷を選びました。前回の来日では熊本県八代市がツアーファイナルでした。
意図したものなのかは判りませんが、「八」と数字は日本では「末広がり」を意味し縁起の良い数字、西洋でも終わりのない強力な幸運と「強い絆」を意味している数字で不思議と導かれた縁のようなものを感じます。
実は前回2019年の来日が最後になる可能性が非常に高かったのも事実です。
コロナ渦の3年間を経験した私たちの前に、またエルメートと最強のバンドメンバーが地球の反対側から来てくれるのは奇跡といっても過言ではありません。
エルメートの音楽は年齢や国境や音楽ジャンルなどのさまざまな枠を超えて、人々の心に響く特別なものです。ツアー最終日に参加し、その魔法に触れる機会をぜひお見逃しなく!

プレスリリースより


*エルメート・パスコアール(Hermeto Pascoal):プロフィール

1936年6月22日ブラジル・アラゴアス州ラゴア・ダ・カノア出身。幼少から電気などのインフラが行き届かない大自然の中で育ったエルメートは、お手製楽器を手にし、湖の水の音、鍛冶屋である祖父の金属音などあらゆる音に対してインスピレーションを得て、音楽家としての才覚を形成して行った。
 7歳でアコーディオンを始め、14歳の時に北東部の大都市レシフェに移住。ピアノ奏者としてラジオ局の専属やクラブでの活動で才能を発揮すると、1960年代に入ると若くしてジャズ奏者としてリオ・デ・ジャネイロやサンパウロといった大都市へと進出した。
 世界的に知られる存在となったのは、1971年アメリカのジャズ・ミュージシャン、マイルス・デイヴィスの作品に参加してからだ。それ以降1970年代中盤以降は自身のグループを率いて数々の名盤を発表、これまでに手掛けた曲は10,000曲を超える。
 キーボード、ボタン・アコーディオン、メロディカ、サクソフォン、ギター、フルート、声楽、金管楽器、民族楽器などマルチな楽器奏者というだけでなく、ティーポット、子供のおもちゃ、動物など、型破りなものを使って音楽を作ることでも知られている。
 ニューイングランド音楽院(ボストン)、パライバ連邦大学(ブラジル)、ジュリアード音楽学校(ニューヨーク)で名誉博士号授与。

プレスリリースより


*Hermeto Pascoal e Grupo来日メンバー

Hermeto Pascoal (keyboard, accordion, teapot, bass flute, his skeleton, cup of water...)
Itibere Zwarg (electric bass and percussion)
Andre Marques (piano, flute and percussion)
Jota P. (saxes and flutes)
Fabio Pascoal (percussion)
Rodrigo Digão Braz (drums and percussion)



*Discography

1)リーダー作(一部グループも含む)
☆Quarteto Novo (1967) ※クアルテート・ノーヴォ名義

☆Brazilian Octopus (1969)

☆Hermeto (1970)

☆A Música Livre De Hermeto Pascoal (1973)

☆Slaves Mass (1976)

☆Zabumbê-Bum-Á (1979) 

☆Ao Vivo Montreux Jazz Festival (1979)

☆Cérebro Magnético (1980)

☆Hermeto Pascoal & Grupo (1982)

☆Lagoa Da Canoa, Município De Arapiraca (1984)

☆Brasil Universo (1986)

☆Só Não Toca Quem Não Quer (1987)

☆Por Diferentes Caminhos (1988)

☆Festa Dos Deuses (1992)

☆Eu E Eles (1999)

☆Mundo Verde Esperança (2003)

☆Chimarrão com Rapadura (2006) ※com Aline Morena

☆Mundo Dos Sons (2017)

☆Viajando com o som (2017) ※1976年録音

☆Natureza Universal (2017)

☆E Sua Visao Original Do Forro (2018)


2)参加作など(一部に配信リンクを付しました)

1956: Ritmos Alucinantes, by Clovis Pereira
1959: Batucando no Morro, by Pernambuco do Pandeiro e seu regional
1970: Natural Feelings, by Airto Moreira
1970: Electric Byrd, by Donald Byrd
1970: Sergio Mendes Presents Lobo, by Edu Lobo
1970: It Could Only Happen with You, by Duke Pearson

1970: Live-Evil, by Miles Davis

1971: Cantiga de Longe, by Edu Lobo

1971: Seeds on the Ground, by Airto Moreira
1975: Di Melo, by Di Melo
1976: Imyra, Tayra, Ipy, by Taiguara
1976: Open Your Eyes You Can Fly, by Flora Purim

1976: Goldenwings, by Opa
1977: Orós, by Raimundo Fagner
1978: Robertinho no passo, by Robertinho de Recife
1979: Sivuca, by Sivuca
1979: Live in Montreux, by Elis Regina
1980: Stone Alliance, by Márcio Montarroyos

1983: Cordas vivas, by Heraldo do Monte
1984: Ponto do músicos, by Nenê
1986: Balãozinho, by Eduardo Gudin
1986: Cordas mágicas, by Heraldo do Monte
1986: Pindorama, by Pau Brasil
1987: Flávio Pantoja, by Flavio Pantoja
1987: Dharana, by Dharana
1996: Brasil Musical - Série Música Viva - Pau Brasil E Hermeto      Pascoal|Brasil Musical - Série Música Viva (with Pau Brasil)
1998: Maritmo, by Adriana Calcanhotto (on track "Canção por Acaso")
2000: Oferenda, by Aleuda

2000: Nação Nordestina, by Zé Ramalho
2003: Serenata: The Music of Hermeto Pascoal, by Mike Marshall and   Jovino Santos Neto
2006: Roda Carioca, by Jovino Santos Neto

*動画


・まずは1979年のMontreax Jazz Fesrivalから。


・色々なものを楽器にしちゃうHermeto。これ有名な動画です。


・Elis Reginaとの「Asa Blanca」。スリリングな共演です。Hermetoの演奏もすごいけど、Elisの歯茎もすごい。


・比較的近年のライブ映像!


*エルメート・パスコアール&グルッポ ジャパンツアー2023 ⻘森・八戸公演 / ポスター


*エルメート・パスコアールから日本のファンへのメッセージ

日本は地球上にある楽園の一つです。
そして、私が最も愛する国の一つです。
すばらしい日本のみなさん
みなさんにキスを送りながら伝えます。
音楽は、私たちが生きる世界を包みこみます。
それは、喜びや楽しみの源泉でもあります。
みなさんにキスを送ります。
近いうちに日本に行きます。
日本で会いましょう。
 
                      エルメート・パスコアール

プレス・リリースより

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