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yamabra disk: JOEL ROSS / Nublues

最近めっきりジャズを聴かなくなっていた。特に理由がある訳ではもちろんないのだが、その気分では無かったというだけだ。基本的にあれこれと興味が移ろいやすい方なのでよくあることだ。特に本作のような新しい録音のジャズを聴くことが面倒くさかったのだが、これはとても良い。

Joel Rossは気鋭のヴィブラフォン奏者であるという。本作はブルーノートでの 4 枚目のアルバムらしい。メンバーはアルトサックスにImmanuel Wilkins、ピアノにJeremy Corren、ベースにKanoa Mendenhall、ドラムにJeremy Dutton、そしてスペシャル・ゲストにフルートのGabrielle Garoを配している。

結論から言うと、なんだこのリリカルで煌びやかな演奏は。タイトルから分かるようにBluesをベースにした楽曲を志向しているそうだが、単なる形式としてのそれではなく、Bluesは「精神やエネルギーのようなものだ」と述べているそうだ。コロナ禍の中でBluesの歴史と精神を学び直したのだという。

と言いつつもあまり難しく考えずに(というか理解できなだけだけど)この美しく創造的で、時にはフリーキーで、クールかつヴィヴィッドな演奏を楽しめば良いのだと思う。


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