見出し画像

韓国ドラマ、あるある。

あいもかわらず韓国ドラマを観続けています。面白いから、が1番の理由ではありますが、やはりものの考え方や価値観、感情や動作、事象に対する反応や風習などが、最も日本人にとって分かりやすく、物語や人物の描き方も受け入れやすいのだと思います。要するに観ていて違和感が少ないのです。しかしその違和感の少なさの一方、これは明らかに日本もしくは日本人とは違う、という部分も少なからずあるように感じるのもまた事実です。

ここで取り上げるのは、韓国ドラマあるいは韓国のちょっと日本人から見て異なる習慣/風習などを取り上げてみました、まあよくある企画なんですけど少し僕なりの見方をしているつもりです。




・アイスアメリカーノ

写真はアイスアメリカーノを前に膨れっ面のソリョンちゃん。文句あるか。

なぜかコーヒーといえばほとんどが「アイスアメリカーノ」。エスプレッソを希釈して作るようです。韓国の方はおもに喉を潤す感覚でコーヒーを飲んでいるように見えます。じっくりドリップされたコーヒーをまったり楽しむということはあまり多くない感じ。「そしてコーヒーはアイスしか飲まない。」とか「冬でもコーヒーはアイス」ってきっぱりいっちゃう人も。

・うさぎのぬいぐるみ

ドラマによく出てくるのがこのタイプのうさぎのぬいぐるみ。これなんかのキャラクターなんですかね?

・占い

占いは日本人も好きな方はいます。が、韓国ドラマではもう日常的に占いに行く場面が出てきます。日本人よりはどっぷり占いにハマっている感があります。非科学的なものがまだ日本よりは根強く生き残っている感じはする。

・おかずをのっける

韓国ドラマ、というよりは韓国の風習そのものかもしれません。自分の子供、恋人など愛する人とご飯を食べているときに、相手のご飯などの上におかずをのっけてあげると言う行為。これ愛情表現ですが日本ではないですよね。


・オッパ

オッパの代表的存在、パク・ボゴム。

彼氏をこう呼ぶんです。本来오빠(オッパ)は、女性から見た兄や親しい年上の男性を呼ぶ時に使います。でもほとんどドラマでは恋人を呼ぶときですね。字幕ではほとんどその相手の名前に置き換えられていますからよく聞いてみてください。

・おんぶ

チ・ジニとキム・ヒョンジュ。『アンダーカバー』から。

彼女や妻などのハイヒールが壊れたり、足を痛めたり、泥酔したりするとこうなります。韓国の男性はマッチョなのでそんなの屁でもありません。でもたまに逆に女性が男性をおんぶする場合もあります。


・崖

崖から落ちちょります。

時代劇でも現代劇でも主人公なんかがこういう崖っぷちに追い込まれて、転落してしまうっていう場面がよくあります。すごい崖から落ちたからといって必ずしも死にません。

・家族写真、夫婦の写真

家族写真
正直恥ずかしい。

家族の写真や新婚夫婦の写真をでか〜く引き伸ばして自分の家のリビングとかに飾るって、日本人はこっ恥ずかしくて普通はしません。でも韓国ドラマではよくあります。逆に家族や夫婦の崩壊に際しては小道具的に使われます。

・記憶を失う

『涙の女王』でもキム・ジウォンが記憶を失いました。

登場人物が事故などによって死線を彷徨い、意識が戻ったときに記憶を失ったいる、という状況もよくあります。我々の周りでそんな人あまりみませんけど。僕も記憶をなくす場合がありますがそれは認知障害といいます。

・口紅(男優も)

ロウンくんもしっかりと口紅。赤すぎでしょ。

韓国ドラマが大好きな僕でも、これはやめてほしいと思うのは男優さんの口紅。男優はナチュラルでいいんじゃない?ちと気持ち悪いです。

・グラスを投げる

お金持ちがウィスキーを飲みます。
激昂するとグラスを投げます。

激昂した悪い奴が飲んでいたウィスキーなどのグラスを投げる、というのもよくあります。どちらかというとすぐに激昂する人が多いと思いますが、あくまでドラマだからだと思います。

・健康食品がすき

スポンサーなのかもしれないけどこの手のゼリー状の健康食品とかよく出てきます。日本は錠剤系のサプリが多いけど、韓国ドラマではこういうのに吸い付く場面もよくあります。健康食品信仰は韓国も激しいみたい。贈り物なんかにもしてますね。

・子供の頃から知っている間柄だった

あの時の子は君だったのか的展開。『ホン・チョンギ』から。

実は子供の頃から知っている(好意を持っている)間柄だったのが、大人になって運命的に再会するっていうのもとても多い。すぐは気付かずしばらくして気付くのだが、ちょっとこの辺の設定はマンネリ気味ではないだろうか(笑)。

・子役

2人とも美しく育ちました。

子役が大人になって主役ができるくらい美しく成長することが日本よりずっと多い気がする。左上下はキム・ソヒョン、右上下はキム・ユジョン。


・さかな(いしもち、太刀魚)

韓国ドラマでも魚はよく食卓に登ります。でもいしもちや太刀魚って、日本ではそんなにしょっちゅうは食べないですよね。魚の好みはちょっと異なるかも。

・酒を飲む時はよこを向く

目上の人とお酒を飲む時は横を向いてのみます。この辺の上下関係は日本より余程厳格です。

・室長

『紳士とお嬢さん』のチョ室長。ほんとひどい人だった。

室長っていう役職、みなさんの職場にはありますか?韓国ドラマではやたら室長が出てくるのですが、実社会でもそうなのかな?

・自動車の上に転落する

『工作都市』のイ・イダムちゃんも車の上へ転落し死亡。この子は幸せ薄そうでよい。

自殺の場合も殺人の場合もビルなどから転落する場合が多く、ほとんどが駐車している自動車の上に落ちます。でクラクションが鳴りっぱなしに。なんでや。

・ジャージャー麺

『庭のある家』でジャージャー麺を食するイム・ジヨン。悪い顔して喰らいます。

ジャージャー麺は、中国の炸醤麺を起源とする韓国式中華料理です。日本のジャージャー麺とは違って、黒いどろどろとしたソースが特徴。韓国の黒い味噌「チュンジャン」を使い、肉とタマネギやキャベツなどの野菜を炒めたものが麺の上にかかっています。引越しとか普通の出前とかでもう必ずと言って良いほど登場します。あまり美味しそうに見えませんが。

・相関図

事件の捜査などで必ず登場するのがパネルや壁を使った人物の相関図。僕も一度やってみたい。写真やメモ、新聞の切り抜きなどを貼って、線で関係性を作る。あ〜〜やってみたい。


・タイアップ

タイアップしたスポンサーの商品を劇中で堂々と登場させるのも韓国ドラマらしいやり方です。コーヒー・キャンディー「KOPIKO」はよく登場します。あ、これ美味しいですよ。

・代理

『ミセン』でキム・デミョンが演じるのも「代理」でした。

「室長」とともにこれも日本ではあまり聞かない役職です。「代理」って、一体誰の、なんの代理なんだ。

・助ける(車やバイクに轢かれそうになる)

『偶然かな?』から。

通りかかったバイクなどが彼女(などを)轢きそうになるのを、かろうじて助けると、そこから愛が始まる。そんなのありか。

・たくあん

ジャージャー麺に必ず添えられるのがたくあん漬け。日本と同じ味なのかは不明ですが、おかわりする人も多いです。口直しでさっぱりする、らしい。

・ダブルベッドの片側にねる

『偶然かな。』からです。

広いダブルベッドに1人で寝ているお金持ちがよく出てきますが、なぜかベッドの片側に寝ていて、それじゃ広いベッドの意味がないだろって、よく思います。

・男装(または女装)に気づかない

『ノクドゥ伝』のチャン・ドンユン。女に見えない。ことも、ないか。
『恋慕』のパク・ウンビン。可愛いからいいか。

もちろんドラマですから仕方ないのですが、どうみても男の女装であったり、女性の男装であったりするのはわかっていても気づかないふりを、観るものもしなければなりません。お約束ですから。

・血抜き

胃が苦しいときとかに指先からほんの少し血を抜くって、医学的に流石にこれはあり得ないのですが、韓国ドラマではまだよく出てきます。良い子は真似しないでください。

・駐車

このまま車ここに置いちゃいます。だめですよ。

ドラマの中では結構路上駐車が多いのだけど、幅寄せをろくにしないし下手すると道路をほぼ塞いじゃって平気なのはドラマだから?

・デスクの上のものをぶちまける

この人なんかよくぶちまけちゃう感じ。悪役以外見たことないです。
顔が怖いです、イ・ギョンヨン。

巨人の星とは違ってちゃぶ台ではないのだが、えらい人が激昂するとデスクの上のものをすべて豪快にぶちまけちゃう、そんな短気な人が多いです。良い子は真似しないでください。ものは大切にしましょうね。

・点滴をひっこぬく

点滴を自分で引っこ抜いちゃうっていう場面も多いのですが、抜いた後はちゃんと押さえて止血しないと血まみれですよ。良い子は真似しないでください。

・トラック

こんなのひとたまりもないでしょうが。

悪いやつに依頼された、お金に困った運転手が交通事故に見せかけて殺人を犯す。この場合多くは大型トラックで、ブレーキは踏まない。そりゃ死ぬわ。


・ナイフなどをを手で握っちゃう。

刃物で切り付けられたときになんと素手でそれを握って避けるという暴挙が結構多いです。手のひらざっくり切れたら縫合は容易ではないですよ。良い子は決して真似しないでください。

・涙を手で拭いてあげる

泣いている人の涙を素手で拭いてあげるというのもよくみますね。ハンカチやティッシュじゃないと拭いてあげた人の手が濡れちゃいませんか。

・ネームプレート

これはアルファベット表記ですが通常はハングル。『財閥家の末息子』より、ソン・ジュンギ。

偉い人のデスクにはこれがあります。肩書きと名前が書いてあります。失脚するとゴミ箱に捨てたりします。僕もデスクに置いてみたい。

・年齢(年齢の上下関係にうるさい)

『卒業』のチョン・リョウォンとウィ・ハジュン。11歳年下の彼だけどここは年齢差無用らしい。

韓国は本当に年齢の上下に厳格で、目上の人にタメ口はだめですよ。日本のガキどもも見習うべきだと思います、しかし年の差恋愛は別なのだな。ほんとは敬語で口説かないとあかんがな。

・ノブレス・オブリージュ

ノブレス・オブリージュとは「19世紀にフランスで生まれた言葉で、「noblesse(貴族)」と「obliger(義務を負わせる)」を合成した言葉。財力、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことをさす。」そうなので、お金持ちがスピーチなどで、社会奉仕もしまっせっていう表面的美辞麗句を述べる時に使います。日本のお金持ちはそんなこと全く思いつきません。

・のみましたよ〜〜ん

パク・ソジュン。頭が焼酎臭くなりまっせ。

盃を干しましたよ〜っていう動作なのですが、きっと雫が垂れているに違いない、と僕は思うのですが。


・爆弾酒(폭탄주 ポクタンジュ)

『ロマンスは別冊付録』より。イ・ナヨン師匠の爆弾種。

爆弾酒とは、ビールと焼酎やウィスキーなど別のお酒同士を混ぜて即席で作るお酒のこと。焼酎の小さなコップをビールの中にドミノみたいに落としたり、焼酎にビールを噴出させて作ったりします。周囲がべちょべちょになって、とてもお店に迷惑だと思います。よい子は真似しないでください。

・橋の下

仲間同士や、悪いことをする人たちが、情報のやり取りや謀議を行うのがこの橋の下。各々が車で行って、どちらかの車の中で。多分目立たない場所のつもりなのだろうと思いますが、大体車が立派で目立つ。

・犯人は黒づくめ

僕も悪いことをする時はこれでします。

犯人や怪しい奴はみんなこの格好です。だからこういう奴が出てくれば悪い奴です。でもおれは悪い奴だって宣言しているようなものです。実際にこういう格好をすると日本ではとても目立ってしまいます。ご注意ください。

・一箱

何十年働いても荷物はこの箱ひとつ。

会社を辞める時や、部署を移動する時など、自分の荷物を運ぶ時、何故かみなさんこの一箱の荷物で済んじゃうっていうのは有り得なくないですか。

・フルネーム

『愛の不時着』のユン・セリ。ほんと美しいですね、ソン・イェジン姉さん。

これは日本じゃ絶対ないと思うのですが、親も子供をフルネームで呼ぶことがあります。そもそも結婚しても女性は相手の姓を名乗らないので、そういう部分の違いかな?他人だともともと苗字の数が少ないので名前まで呼ぶみたい。


・前髪カール

これで外出する神経がわからん。

これはもちろん女子なのですが、前髪にカーラーをしたまま平気で通学(稀には通勤)してしまいます。なぜだれも咎めない?

・水に落ちる

ザッバーン。

やたら水に落ちる、水中での場面が多い。そんな深いはずがないのにどんどん沈む。そしてほとんどは助かる。

・みてるからな

キム・ジウォンの場合は可愛いだけである。

「お前行動に気をつけろよ、みてるからな〜〜」っていう動作ですが、キム・ジウォンにされたら嬉しいだけではないでしょうか。

・ムーダン

映画『哭声』のファン・ジョンミンのパクスー。すみませんドラマではありません。

朝鮮における女巫をさす語。 シャーマンをさす朝鮮語にはさまざまあるが,最も一般的に用いられている語はムーダン(女性)とパクスー(男性)である。だから写真はパクスー。こういう場面がまだまだかなり韓国ドラマでは多い。

・胸を叩く

慟哭する場面などでみられるのがこの胸を叩く動作。これは日本人ではみたことないよね。あ、喉に何か詰まった時以外は。


・ラーメンは袋麺

ドラマに出てくるラーメンはほとんどが袋麺。これでラーメンを作るのが上手いとか下手だとか言ってるのはちょっと理解に苦しむ。基本的に誰が作っても大差ないのがインスタント袋麺の特徴である。

・ラーメンにはキムチ

まあこれはわからないではない。美味しいだろうと思う。でもこの後キスとかできなくないですか?よい子は真似しないでください。

・ラーメンは鍋で食べる、鍋の蓋でさます

これはちょっと承服しかねる(笑)。鍋で食べたらお汁のめないでしょ。蓋で冷ましたらスープが絡んでこないでしょ。猫舌が多いのか?

・牢屋の格子がゆるゆる

ホンチョンギからキム・ユジョン。

この牢屋じゃ多くの人が通り抜けそうな気がするのだが、そういう野暮は言ってはいけない。

・ロープがゆるゆる

これなんかかなり良い方ですが、拘束する時のロープとかがいつもゆるゆるです。キツく縛ってはいけない決まりでもあるのでしょうか。


・脇見運転

前見ろってば。これはキム秘書かな?

ドラマの中での脇見運転がひどいです。でもパク・ミニョンが助手席に座っていたらその行動はとてもよくわかります。でも道路脇に停車してからじっくり見ることをお勧めします。


以上いかがでしょうか。これだけ知っていればあなたも韓国ドラマ通です。この「あるある」、ほかにネタに気づいたら随時追加します。

いいなと思ったら応援しよう!