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Guinga & Anna Paes / Julieta No Convés

Guingaの新譜。今回はAnna Paesとの共演作です。Anna Paesと言えば全編Guingaの楽曲を歌って、ギターも弾いているアルバムもあるようだから(←聴いていないのがバレバレ)、Guingaの音楽への憧憬や、音楽への理解はもちろん確かなものなのだと思うし、現在まで数多くの共演もしているようだ。

比べてはもちろんいけないのだけれど、僕はGuingaの音楽にもっともフィットするのはMonica Salmasoだと思っていて、それはGuingaの音楽がもつ摩訶不思議な響きと。彼女の歌の神秘的な部分が共鳴しているからだと思う。じゃあAnna Paesではダメかといえばもちろんそんなことはないわけで、大学教授もつとめるという才媛Anna Paesの知性もまたMonicaとは違ったあり方でGuingaの音楽にフィットしていると思う。

(↑この動画は本作のものではありません)

本作はGuingaの未発表曲を中心に収録されているが、相変わらずその曲想は無類に美しく、にも関わらず全く奇想天外である。多くの音楽的天才を産んだブラジルに在ってさえ、なおこの独創的な才能は突出した輝きを放ち続けている。

我が家のサンルームで越前さんとふたりの世界。

このオジちゃん、初の日本公演の前日に僕の家に来て、食事そっちのけで翌日使うギターのチェックに没頭していた。音楽のことになると周りのことなど全く見えなくなる。彼の音楽はこうして出来上がるのだと思った。



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