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Anaiis & Grupo Cosmo / S.T.
本当に最近は素晴らしい音楽をたくさん聴けるので、逆に言えば知らないアーティストも山の様にいるわけで、このAnaiis(アナイース)も僕は全く知らなかったのだが、英国で活動するフランス系セネガル人シンガー・ソングライターらしい。
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そして本作はLuedji Luna(ルエジ・ルナ)やSessa(セッサ)、O Terno(オ・テルノ)など、ブラジルのアーティストを迎えたアルバムです。これらは2020年からAnaiisが何度かブラジルを訪れて作り上げたものとのことだ。
Luedji LunaとのTr.1"Toda Cor"、Tr.3"Honeydew"、Tr.4"Tr.4"B.P.E"などではArthur Verocaiを思わせる切迫したような響きのストリングス・アレンジメントが胸に迫る。サウンドは練り上げられていて独創的。Anaiisの歌声はフェミニンでいてソウルフル。ブラジル音楽を無理なく彼女の音楽にフィットさせていて、とても心地よくかつダンサブルな(ミニ)アルバム。
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