見出し画像

韓国ドラマで、笑え。

韓国のドラマをず〜〜〜っと観ておりますが、しっかり笑えて、かつドラマとしてのクオリティーも高いものは、決して数多くないように思います。笑わせるために作られた(と思われる)ドラマは結構あるけれど、例えば『ウラチャチャ マイ・ラブ』とか、『サウンド・オブ・ハート』なんかはドラマとして、僕は正直面白くありませんでした。そして最近でも『正直にお伝えします!?』なんかは笑える場面もありましたが、ドラマとして今ひとつでした(あくまで私見ですよ)。

そんな中から、現在まで観てきたおよそ350本のドラマから、しっかり笑えてかつドラマとしても面白い作品を5つ選んでみました。結構下ネタ系の笑いもありますが。





『ガウス電子~僕らの社内恋愛マニュアル~』

2022年/原題:가우스전자
脚本:カン・ゴウン、ソ・ハンナ
出演:クァク・ドンヨン、コ・ソンヒ、ペ・ヒョンソン、カン・ミナ、ペク・ヒョンジン、ホ・ジョンド
配信:U-Next

これ、視聴率は酷かったみたいですがすごく笑いました。社内恋愛ものなので基本ラブコメですが、笑いの要素がかなりたくさんあります。『涙の女王』でも注目されたクァク・ドンヨンもよかったし、コ・ソンヒはコメディエンヌとして素晴らしい。


『酒飲みな都会の女たち』

2021年/原題:술꾼도시여자들
脚本:ウィ・ソヨン
演出:キム・ジョンシ
出演:イ・ソンビン、ハン・ソナ、チョン・ウンジ、チェ・シウォン、キム・ジョンミン
配信:U-Next

アラサーの都会のシングルの女性たち。この3人の酔った時の凄まじい狂態はヘタなホラー映画よりずっと恐ろしいです。大いに笑わせてくれますが、やがてほろりとさせられる、愛らしい女性たちの個性的なコメディー/ヒューマンドラマ。


『タッカンジョン』

2024年/原題:닭강정
監督:イ・ビョンホン
脚本:イ・ビョンホン
出演:リュ・スンリョン、アン・ジェホン、キム・ユジョン
配信: Netflix

ポスタービジュアルでもお分かりかと思いますが、これはとてもくだらない(笑)。なんと主人公の娘が鶏の唐揚げになってしまうというストーリー。イ・ビョンホンのそのくだらない世界を、リュ・スンリョンやアン・ジェホンなど演技派の俳優たちが演じます。ほんとくだらない。


『哲仁王后(チョルインワンフ)~俺がクイーン!?~』

2020年/原題:철인왕후
脚本:パク・ゲオク
演出:チャン・ヤンホ
出演:シン・ヘソン、キム・ジョンヒョン、ペ・ジョンオク、キム・テウ、ソル・イナ、キム・イングォン、チェ・ジニョク、イム・チョルミン、ユ・ヨンジェ、チョン・ベス
配信:hulu

現代のシェフの魂が朝鮮王朝の王妃の体に入ってしまうという突飛な物語ですが、韓国時代劇でこれだけ笑ったのはこれしかありません。シン・ヘソンが、コメディエンヌとして最高です。後半はシリアスなドラマですが、時代劇が嫌いな方も本作は是非観てほしい。


『パンドラの世界 ~産後ケアセンター~』

2020年/原題:산후조리원
脚本:キム・ジス、チェ・ユンヒ
演出:パク・スウォン
出演:オム・ジウォン、パク・ハソン、チャン・ヘジン、ユン・バク、チェ・リ、イム・ファヨン、イ・ジュンヒョク
配信:U-Nextなど

韓国ではお産の後の入院期間が短いため「バースケアセンター」という施設で一定期間妊婦の産後ケア、育児教育などを受けるそうです。本作はその「バースケアセンター」を舞台に前半は爆笑に次ぐ爆笑、後半はほろ苦く。『シスターズ』での悪役も印象的だったオム・ジウォンがやりきってます。


追加:最近観たこのドラマもめちゃくちゃ笑えましたので追加します。


『ワン・ザ・ウーマン』

2021年/原題:원 더 우먼
脚本:キム・ユン
演出:チェ・ヨンフン
出演:イ・ハニ、イ・サンユン、チン・ソヨン、イ・ウォングン、チョン・グクァンなど
配信:U-Next、AmazonPrime

これは基本的にはサスペンスではあるのですが、大いに笑わせてもらいました。とにかくイ・ハニが素晴らしい。もはや芸人かというぐらいやりきっています。このひととても美しいのに豪快で、しかし出てくるだけで華があって、大ファンになってしまいました。

いいなと思ったら応援しよう!