Luna Li / When a Thought Grows Wings
とてもインパクトのあるジャケットではないか。本作は韓国系カナダ人のシンガー・ソングライターでマルチ・インストゥルメンタリスト、Luna Li(ルナ・リー)のセカンドとなるアルバムである。
まるでホラーかスプラッター映画のポスターかというジャケットではあるのだが、もちろん音楽的には全く違うわけで、でなければもちろん紹介する気も起きるわけがないのだが、本作はそのギャップが一つのインパクトではあり、彼女の中にあるアヴァンギャルドな一面を示すようにも思える。
ドリームポップやインディーロック、そしてR&B、アンビエント、サイケデリアなどの要素を複合的に吸収した幅広い音楽性に、彼女の舌足らず〜ウィスパー系の歌声。ギター、ベース、ハープ、バイオリンなどの楽器を自ら演奏した、多彩なサウンドがアルバム全体を彼女の世界で染め上げている。
本作について彼女は、
と彼女はコメントしているそうだ。