caliente!
年のせいか、昔聴いた「僕を構成する音楽」を聴き直し、まとめています。米国に留学した1997年の数年前から、音楽の好みに行き詰まってしまい、何を聴いても感激できず、何をどう聴いて良いのかわからなくなってしまった時期がありました。まだブラジル音楽に辿り着く前の事です。
デンバーに留学し、その地のテレビなどをみていると、「caliente!!」という見出しやナレーションでヒスパニックや黒人系のお兄ちゃんやお姉ちゃんが、海辺などで踊りまくっている脳天気な番組がよく流れていました。その番組で流れていたのがサルサだったわけです。当時そういう番組で流れてきたのはVictor ManuelleやMarc Anthonyなどで、ちょっと歌謡曲的なノリのアーティストによるサルサでした。そこらを端緒にいろいろほじくって、米国産ラテン音楽からサルサをおそらく1−2年の期間聴いていました。
その界隈の音楽を掘っていると、いき着いたのは1960年代から1970年台の、サルサが誕生していく黎明期の過程から円熟期の、熱(caliente)にあふれるアルバムでした。これらはもちろん同時代的に聴いたのではなく、あと聴きではあったのですが、一時期その辺の音源に熱中しました。残念ながらブラジル音楽に出会ってからほとんど聴かなくなってしまったのですが。
本稿では、数あるこのNew York Latin〜Salsaのアルバムの中で、1997頃を中心に聴いたアルバムをセレクトしました。あくまでもその当時僕が聴いた「僕を構成する」アルバムであり、ベストアルバムを選んでいるものではありません。「あれは入れなきゃ」とかそういうご意見は承りません(笑)。未だに聴きたくなるのはEddie PalmieriやWillie Colón、そしてJerry Gonzalezあたりかなぁ。
アーティスト名のABC順に並べてあります。順位ではありません。
Bobby Paunetto - El Sonido Moderno/The Seeco Sessions (1967)
Bobby Valentin - Se la Comió (1969)
The Brooklyn Sounds - Libre: Free (1972)
Carlos "Patato" Valdés - Patato & Totico (1968)
Celia Cruz y Johhny Pacheco - Celia y Johnny (1974)
Charlie Palmieri - El Gigante del Teclado (1973)
Cheo Feliciano - Cheo (1971)
Cortijo - Cortijo Y Su Maquina Del Tiempo (1972)
Eddie Palmieri - Vámonos pa'l monte (1971)
Fania All Stars - Live at the Cheetah, Vol. 1 (1971)
Francisco Aguabella - Hitting Hard (1977)
The Harvey Averne Dozen - Viva Soul (1967)
Har-You Percussion Group - Har-You Percussion Group (1968)
Héctor Lavoe - De Ti Depende (1976)
Jerry Gonzalez - Ya Yo Me Curé (1980)
Joe Bataan - Riot! (1970)
Johnny Pacheco - Los Compadres (1971)
The Lebron Brothers Orchestra - Psychedelic Goes Latin (1967)
Orchestra Harlow - Salsa (1974)
Oscar D'León - Oscar D Leon Y Su Salsa (1977)
Ray Barretto - Rican Struction (1979)
Ricardo Marrero - Time (1977)
Willie Colón - El Malo (1967)
Willie Colón & Rubén Blades - Siembra (1978)
Wuelfo - El Sonido De La 4 (1974)
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