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Peel Dream Magazine / Rose Main Reading Room

Peel Dream Magazine(ピール・ドリーム・マガジン)は、Joseph Stevens ジョゼフ・スティーブンス)をフロントとする、男女トリオによるLAのインディー・ロックバンド。メンバーはJosephのほか、ヴォーカルのOlivia Bubaka Black(オリヴィア・バブカ・ブラック)と多楽器奏者の Ian Gibbs(イアン・ギブス)。

Peel DreamとはBBCの伝説のDJ.ジョン・ピール氏から拝借したバンド名(すみません。この方存じ上げません)とのこと。Peel Dreamという言葉にはなかなか良い訳が見出せないが、「夢のかけら」という意味ととっても間違いではないのだろうと思う。スタジオ・アルバムとしては4作目となるという本作は、まさに夢のかけら的な作品だと思うから。

僕は前作までのこのユニットの音楽を知らないので、これまでの音楽のことは置いといて、本作は極めてドリーミーな傑作だと思う。キャッチャーな旋律と囁くような男女の歌声と、瑞々しくキラキラと輝くようで浮遊感のあるサウンドは、微睡の中にあるような快感をもたらしてくれる。

近日アップする予定の今年のアルバムベスト30を、僕はすでに完成させていたのだが、このアルバムを聴いて急遽入れることにした。それだけ本作が気に入ったのだが、その分なにかを落とした。それはなにかは秘密。


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