女優たちは歌う。
もちろん日本でも、歌が上手い女優さんはいるわけだけれど、韓国の女優さんたちはちょっとレベルが違う気がする。元々韓国の方々は歌が上手い。音程も声質も優れている。だから女優さんたちにも歌の上手い方がゴロゴロいる。その上、元々ガールズグループなどが出身で、どちらかといえば「演技のできる歌手」というべき場合も多い。
ということで、本校では歌の上手い韓国女優(ただし主役級のみ)をセレクトしてみた。「こんな軽薄な記事を」、などと無粋なことは言わないでほしい。オジちゃんは結構真剣なのだ。美しい人が美しい歌を歌うのはシンプルに魅力的なことなのだから。
「歌える女優」に興味を持ったのはなんといってもパク・ウンビンの『無人島のディーヴァ』だった。劇中吹き替え無しに挑んだパク・ウンビンの歌が、あまりに上手すぎて、ちょっと感動の域にすら達したからだ。そこで他にも歌も歌える韓国女優を探してみた。みなさん上手いです。驚きました。お正月の暇つぶしにぜひご覧ください。個人的にはソル・イナの弾き語り、イ・ソンギョンあたりが一番好きです。
IU (イ・ジウン:아이유)
代表作:『ベイビー・ブローカー』、『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』、『ホテルデルーナ ~月明かりの恋人~』など
この人の場合、「歌う女優」というより。シンガー・ソングライターが演技をしている、という理解の方が正しいかもしれない。音楽的好みは別にして。歌も演技も上手い!
イ・ソンギョン (이성경)
代表作:『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ』、『浪漫ドクター キム・サブ』、『愛だと言って』など。
モデルでもあるだけに素晴らしいプロポーションだし、演じる役柄も幅広い。なのに歌まで歌っちゃうし、それがまた透明感があって素晴らしい。踊りも上手いしオシャレだし、多才です。
キム・ゴウン (김고은)
代表作:『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』、『ユミの細胞たち』、『シスターズ』など。
韓国を代表する一重女優。庶民的な役柄が多いけど演技は上手い。しかしなんでしょう歌まで歌っちゃって、それもこんなに上手いとは、ちょっと意外な感じがします。
キム・ジウォン (김지원)
代表作:『太陽の末裔』、『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』、『私の解放日誌』
とても愛らしい女優さんだし、役柄も幅広いのですが、なんと2012年にエイベックスエンターテイメントを通して日本で歌手デビューする計画だったそうです。実現はしなかったようですが、弾き語りもできます。
キム・セジョン (김세정)
代表作:『悪霊狩猟団: カウンターズ』、『社内お見合い』、『今日のウェブトゥーン』など。
元気な役柄が似合うキム・セジョンですが、元々女性アイドルグループ「gugudan」のメインボーカル。だから歌はメチャクチャ上手いです。歌として好みかどうかは別にして。
ソ・ヒョンジン (서현진)
代表作:『また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来~』、『ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~』、『なぜオ・スジェなのか』など。
まあ、主役級の女優さんとしてはどちらかというと地味な方だと思います。でも演技は的確です。まさかそのソ・ヒョンジンまで歌を歌っているとはちょっと意外でした。ストレートな良い歌ですね。
ソリョン (설현)
代表作:『私の国』、『昼と夜』、『なにもしたくない』など。
ソリョンも女性グループ「AOA」のメンバー。だからそれなりの歌えるのは当たり前ですが、このMVをはじめ雰囲気の良い歌い手だと思います。ドラマ『なにもしたくない』がすごく良かった。
ソル・イナ (설인아)
代表作:『社内お見合い』、『オアシス』、『輝くウォーターメロン』など。
僕は実はこの人の隠れファン(別に隠れなくてもいいのだけど)。「アンニョン!」の一言だけで周りをパッと明るくする雰囲気を持っています。で、この弾き語り。ひょっとすると彼女の歌が一番好きかも。
チョン・ウンジ (정은지)
代表作:『応答せよ1997』、『酒飲みの都会の女たち』など。
個性的な役柄が似合う女優さんです。特に『酒飲みの都会の女たち』は最高です。でも知らなかったのですが、この人女性グループ「Apink」のリード・ヴォーカルなのだそうです。クソ上手いです。
ナナ (나나)
代表作:『キル・イット~巡り会うふたり~』、『Oh!ご主人様』、『マスクガール』など。
ナナはモデル、そして女性アイドルグループAFTERSCHOOLのメンバーでもあります。なんといっても「世界で最も美しい顔100人」で二連覇した美形。この動画、歌ははっきり聞こえませんが僕がファンなのであげました。
パク・ウンビン (박은빈)
代表作:『恋慕』、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』、『無人島のディーバ』など。
小役時代から長いキャリアを誇るパク・ウンビンですが、『無人島のディーバ』では吹き替えなしに歌手の役を演じています。その歌が全く妥協なしに素晴らしい。天才か、こいつは。
パク・シネ (박신혜)
代表作:『相続者たち~王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ~』、『ピノキオ』、『アルハンブラ宮殿の思い出』など。
子役時代から長いキャリアを誇るパク・シネも、現在の韓国を代表する女優の一人。でも歌のイメージってなかったのですが、結構歌っている動画がありますね。上手いというより可愛らしい歌です。
パク・ボヨン (박보영)
代表作:『力の強い女 ト・ボンスン』、『アビス』、『今日もあなたに太陽を』など。
『力の強い女 ト・ボンスン』の頃は正直全く魅力を感じませんでしたが、最近作『今日もあなたに太陽を』では美しく成長しています。サウンドトラックで彼女自身が歌っているものもあるようです。
ハン・ヒョジュ (한효주)
代表作:『ハピネス』、『W-君と僕の世界-』、『ムービング』など。
現在の韓国において、ハン・ヒョジュは押しも押されもせぬトップ俳優だと思います。でも歌を歌うっていうイメージを僕は持っていなかったのですが映画『愛を歌う花』でも歌を披露しているそうです。素直な歌ですね。
ペ・スジ (배수지)
代表作:『建築学概論』、『Anna』、『イ・ドゥナ!』など。
「国民の初恋」と言われるペ・スジも元々は「miss A」というガールズグループに所属していた人ですから歌を歌うことに不自然さはないです。歌も上手いし踊りもキレキレです。
ユナ (윤아)
代表作:『手紙と線路と小さな奇跡』、『ビッグマウス』、『キング・ザ・ランド』など。
もちろんユナは「少女時代」のユナなのだから、歌えるし踊れるわけで、いくらあまり歌が得意ではないと言っているとしても、やはりそれなりに歌えてしまうわけです。顔天才です。
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