EJU 総合科目 地理2 気候
地理2では世界の気候について勉強します。(以下のまとめは、留学生に教える時にわかりやすい言葉を意識して書いているので、詳しい解説を知りたい方には適していません。ご了承ください。)
気候の要素
日本は4つの季節があり、暖かい日もあれば、寒い日もあります。風が強いときもあれば、あまりないときもあります。夏は雨が多くなり、冬は少なくなります。気候は気温、風、降水量などで決められます。みなさんの国はどんな気候ですか?
気温は、高緯度になるほど低温に、低緯度(赤道に近い)ほど高温になります。また、標高が高いほど低温になります。山の上は涼しいですよね。それは標高が高いからです。
風は、気圧の高いところから低いところへ流れます。一年を通して一定方向にふく風を「恒常風」といいます。恒常風の中にはたとえば偏西風や貿易風があります。偏西風は北緯南緯30~60度付近の上空を西から東へ流れる風です。貿易風は赤道近くを流れる風です。季節によってふく風を「季節風」と言います。また、限られた地域でふく風もあります。ときどきテストで見るのは3つです。左は風の名前、右は場所です。名前と場所をセットで覚えましょう。
➀台風=日本など/②ハリケーン=アメリカ/③サイクロン=インド
降水量は、雨や雪などが降った量のことで、赤道近くが最も多いです。高緯度になると少なくなります。周りに海がない内陸部も少ないです。
雨温図、ハイサ―グラフ
ある場所で1年間にどのくらいの降水量と気温になるのかを表したものが雨温図やハイサ―グラフです。
雨温図は縦の棒のグラフが降水量、点と線のグラフが気温を表しています。一番下の1~12は1月から12月のことです。この雨温図を見ると、夏は気温が高くなり、降水量も多くなることが読み取れますね。
ハイサーグラフも見てみましょう。こちらは右の0~250は降水量を、点と線のグラフは気温を表しています。点は〇月を表しています。
表現の仕方は違いますが、見てわかることは同じなので、どちらが問題に出てもあわてないでくださいね。
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