同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)19.同性からのセクハラ
前回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)18.個人情報」をしたら「極端に怖すぎる」と言われました。
実体験なので怖さの調節ができないので許して欲しいものです。
さて、二次創作界隈では私がアライと書いているのもあるのですが、たまに「私ビアンです」「ゲイだぜえ!」とカミングアウトされる機会があります。
今の時代、多少世情がはマシになったとは言え、第三者に自分の事をカミングアウトするのはとても勇気がいる事だと思っています。
なので、そんな中で私を信頼してカミングアウトしてくれた事がありがたいと思うのですが、そんなカミングアウトの中でも、過去にどえらい目に合ったことがあります。
あれはとあるジャンルでの事。
私がそのジャンルで二次創作の同人サークル活動していた時の事です。
そこで同ジャンル、同カップリングで、同じ字書きのある主婦の人、Aさんがいました。
遠方に在住で、お会いした事はありませんが、DMや作業通話等でよく交流をしていました。
知り合って半年くらいした頃でしょうか?
ある日突然、AさんがDMでカミングアウトしてきました。
Aさん「実は私はビアンなの。家の関係でどうしても結婚せざるえなかったから、旦那と結婚したけど、セックスレスだから実質仮面夫婦なの」
私よりだいぶ歳上だったAさん、お住まいも地方だったので、土地柄もあり、そんな時代だったんだと、ぽつりぽつりと語ってくれました。
しかしなかなかにヘビーなカミングアウトなため、びっくりして、こう、反応に困りました。
しかしだからこそ、言いづらい事をカミングアウトして下さった分、私は信頼には信頼で返そうと思いました。
その結果、推しカプの話以外にも、Aさんの私生活の話を親身に聞くようになりました。
しかし信頼には信頼で返そうと思った。
今思えばそれが良くなかったのかも知れません。
因みに私はこの当時、彼氏と別れたばかりでフリーでした。
代わりに推しジャンルと推しカップリングの同人活動に全力投球していました。
そんな腐女子の見本のように推しのスケベを量産していた私ですが、前に「コスプレイヤー事変」でも語りましたが、「私はヘテロで男好きなアライ」です。
Aさんからカミングアウトされた時に、念の為にとAさんに明確に性的嗜好を伝えていたのですが、それなのにカミングアウト後から、Aさんからやたらめった性的なDMを送られて来るようになりました。
性的なと言うか、推しカップリングの性的なDM小説などではなく、私に対しての性的なDMでした。
有り体に言うとセクハラDMですね。
以下Aさんから来たDMの数々。
「おっぱい見せて」
「私ってSI〇吹かせるのうまいよ?」
「結婚する前付き合ってた彼女がいたんだけど、聖龍。さんが似てるんだ」
「私おっぱい星人だからね…?」
「あー聖龍。さんのおっぱい舐めたいなあ」
何度も申しますが私は腐女子なので、BLも百合もNLも男性向けエロも読みますし、エロいやすけべな話が嫌いな訳ではなく、それはそれは大いに大好きなんですが、あくまでそれは推しや創作や妄想の中の話です。
付き合っている男性ならまだしも、好きでもない相手から面と向かってセクハラされる事は望んでいません。
女性同士とは言え、相手はレズビアンとカミングアウトされている状態です。
さすがに恋愛対象が女性と言われた相手から、直接こんなDMを毎日送られてくるのは気持ち悪さが勝ちました。
しかしAさんはレズビアンと呼称されています。
前提条件のせいで私が過剰に反応しているだけかも知れない、場合によっては差別的な反応になるかも知れないと不安になりました。
悩んだ結果、Aさんとは縁もゆかりもないレズビアンの友人Bさんに相談する事にしました。
巻き込む形になりましたが、Bさんに「これって相手に伝えても問題ないかな?」と事情とともに相談しました。
私の心配を他所に、BさんはAさんに対して大いに憤慨。
Bさん「ビアンとかヘテロとか関係なくこれ痴漢だから!💢むしろビアンなら余計許せない!名前さらしてもいいレベル!💢💢💢」
怒れるBさんを宥めてお礼を言いつつ、公平な意見に後押しされ、私はAさんに「こういうDMは困ります」と言う事にしました。
そうしたらまあ、案の定Aさんから激高されました。
Aさん「私がレズビアンだからって誰彼構わず発情してるとか思わないで下さい!おっぱいが好きって話しただけで、勘違いしないで!」
その後もAさんから延々届く「勘違いするな!差別だ!」のDMに流石に無理だなとなりました。
自分に正直と決めたので、私も反論しました。
私「失礼かも知れませんが、私にはそういう性的なノリが冗談には見えませんし、恋愛感情とか関係なく不愉快ですし、正直言って怖いのでもう無理です」
きっぱりとDMで返信すると、Aさんは今度、激高から一転して泣き落としを開始しました。
Aさん「本当は(レズビアンだと)誰にも相談できなくて寂しかったの…友だち辞めないで、辛い…捨てないで…(云々」
もう本当に正直無理です。
どんな事に対しても、私にはまず私を守る権利があるので、私の気分を害してまで無理な人間関係は維持できませんでした。
その後きっぱりと拒絶の意を伝えて、今迄私に対して送られてきたAさんからのセクハラDMの数々に対して、私は違反報告をした上で、Aさんをブロックしました。
するとどうでしょう。
私が報告した内容がクリティカルヒットしたため、AさんのSNSアカウントは規約違反でアカウント凍結されました。
その後異議申し立てをしてアカウントは復活されたそうですが、復活直後に何も知らないSNSのフォロワーさんたちに向けてAさんは「ある人から嫌がらせをされてアカウントが凍結した」と話していたそうです。
因みにこれは相談していたBさん情報です。
Bさん、その説は最後の監視迄付き合って下さってありがとうございました。
さておき、都合がいいにも程がある弁明だなあと思っていましたが、その後も何度か凍結、復活をした後、Aさんはそのアカウントを消してSNS上から消えました。
まあ何ていうか、今思えば男女変わっただけですが、要は推しカップリングを餌に、セクハラDMされていただけなんですよね。
私がこんな話を書くと「LGBTsのみなさんの立場が」となるかと思い、表ではあまり話さないようにしていたのですが、このシリーズで書かない訳にはいかないと思い書きました。
注意!
今回は単にセクハラしてくる痴女なレズビアンな方がいただけで、私はゲイもバイもレズビアンもヘテロも含めたくさんの友だちがいた中で、今回たまたまこういう変な人が一人いたってだけで、特定の属性の方たちを批判する意図は何一つないです。
ゲイのブラザー(親友)と「男好き仲間ー!!イェーイ!」と歌舞伎町の立ち飲み屋で仲良く乾杯するくらいなので、個人的にはダイバーシティバンザイです(何)
まあ要はどこの界隈や人種にも変な人は絶対いますし、痴漢(痴女)に男女も関係ないって話です。
しかしまさか推しジャンル、推しカップリング、同じ字書きで、尚且つ主婦と言う属性の方からセクハラされるとは思いませんでしたので、流石にこれは防ぎようがないと思えた、そんな怖い話でした。
何はともあれ、嫌な事は嫌でいいです。
自分に素直に、自分の安全を一番に、何かあったら一人で悩まずに!
そんな話でした。
因みに今回のキャプションの写真は「男好き仲間ー!」とゲイの親友と二人で歌舞伎町で乾杯した時の写真です。
基本的に私はこんな感じで楽しく生きているので、ご安心下さい。
気づけば次回で20回目になりました。
「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)20.マウンティング」のんびり更新していきますが、楽しんで頂けたら幸いです。