バンギャだった私
先日のPIERROTの話をした後、ひとしきりバンギャ友だちと盛り上がっていたのですが、何ですかね?
先日SNS見ていたら、LUNA SEAとGLAYが対バンとか、今平成11年でしたっけ?ノストラダムスです?(何)
その昔、私がバンギャというか、ヴィジュアル系バンドの音源を聴きだした頃にLUNA SEAとGLAYが対バンして、当時めちゃくちゃ周りがわーってなったのを思い出しましたわ。
これは又なんかもうお前、バンギャの時の思い出話をしなさいと言う神の啓示と思って、当時バンギャになりたてのにわかバンギャだった私の思い出話でもしようかと思います。
私がバンギャになった経緯
私がバンギャになった経緯をここで改めて話しますが、ハマるきっかけは色々あったんですが、腐女子が嫌になって暇になったのが一番の理由ですね(何)
こう言った経緯で、めちゃくちゃハマっていた趣味(腐女子活動)がほとほと嫌になって、その当時の人間関係からの逃避もありましが、要は急に暇になったんです。
後は今は縁を切っている(何)実の兄がロックバンド好きで、当時インディーズバンドだった有名バンド(GLAY、LUNA SEA、L'Arc~en~Ciel、SIAM SHADE、Janne Da Arc)のCDを色々持っていたのを「お前これ聞け」と言われて唯々諾々と聞かされたのと、実兄が深夜音楽番組を見ているのを同じ家にいるので付き合って見ていて、カッケーとなっていたら、更に「これも聞けこれも見ろ」と言われて、そこからおすすめ以外に私は私で独自に好きなバンドができてハマっていったのが入口でした。
そこから当時一般家庭に流行りだしていたPCのインターネット通信(笑)の個人サイト巡りをし、そこで知った個人サイト内のBBS交流に、深夜チャット(テレホタイム)での交流にバカハマりしたわけです。
なんとまあ、そこから今に至るまで二十数年以上交流が続くバンギャ友だちが山ほどできました。
私なんてもう当時中二病真っ只中のガキンチョだったのに、みなさん優しくて、そして同年代のバンギャ友だちも何人かできて、私は愉快なバンギャへの道を歩みだしたわけです。
蛇足な私の家庭の事情
当時のPCはWindows95から98に切り替わるくらいの時期でした。
未だに起動音のモノマネができます(古)
我が家はケーブルテレビネット回線だったもので、テレホタイム関係なく無制限でネットが遊べました。
何より私は自分専用のPC(兄が自作したPCのお下がり)を自室に設置されて持たされていたので、誰も止めるものはないインターネットジャングルを駆け回り、夜な夜なチャットやBBSで同好の士と交流していたわけです。
そらどっぷり交流しますし、沼にハマるってものです。
そんな感じで我が家(当時祖母が保護者で祖父は早世、父は闘病からの他界、母は要介護で別居、人間やめてるヲタクな実兄な家庭)は基本放任主義でしたが、それにしたって子どものインターネット利用が放任主義すぎるだろうと、私だからよかったが普通なら何かしら事件事故に巻き込まれてる環境だろうが、子どものインターネット利用に関してもう少し気をつけろよ?と我が事ながら思いました(何)
まあ何やかんやありましけどね?
それはそれ。
にわかバンギャな私
さて、何か格好いい、何かいいってだけでヴィジュアル系バンドにハマってバンギャの道を歩みだした私ですが、渡されたCDやおすすめされたCDを聞くだけで、受動喫煙状態で右も左もわかりません。
このメロディーラインがーとかギターソロがーとか実兄に語られても、かっこいいなー!のりがいいなー!といい感じな小並感で、実際はよくわかりません。
歌を歌ってみてもキーが低すぎてなかなか歌えません。
でもなんか好き。
なんか格好いいから好きでした。
そんなもんでよかったんですけど、如何せん私の周りのバンギャやバンド好きの人たちは玄人で、一人だけにわかミーハーバンギャで、何かー何かしっかり知識をつけねばーと変に焦っていたのを覚えています。
そんな焦らなくても、楽しければよかっただけなんですけどね。
真面目なヲタクだったんですよね。
しかし何をどう学んだものか(真面目なヲタク)となった私は、音楽雑誌のバックナンバーを漁りまくり、インタビュー記事のまとめ本を買ったり、X(XJAPAN)から続くビジュアル系バンドの主要アルバムを、順に聞き出しました。
自分、資料から入るヲタクです。
そこから何かバンド形式の音楽とはなんぞやーって把握をして、ギターとリズム隊の関係とかも把握して、何となくにわかバンギャから、知ったかバンギャぐらいになりましたが、音源を一緒に聴きつつ、ここのソロがいいんだよーと言う人の感想を聞いても、どこがどう良いのかとか具体的な実学がまだ追いつかない感じでした(真面目)
と、そんな私に衝撃を与えたのがLUNA SEAのリズム隊のJさんと真ちゃん(真矢さん)だったのです(何)
リズム隊が好き!
当時、バンドのベースっていまいち何をしているかわからないバンギャでした(ぉぃ)
いや、リズムを取るのはわかるんですが、メロディラインのギターや、あからさまな打楽器のドラムスと違って、ベースって何なんだろう?となっていたわけです。
そこにLUNA SEAの曲聴いたらまあハマる。
リズム取るだけの楽器って感じなのに、Jさんのベースはすごいメロディアスで低音!
真矢さんのドラムスはもうなんか、迫力やべぇし、なんだこれは!(何)となりました。
いやまあ、当時はそこまでわからなかったんですが、何か違うのだけは何となくわかったので、わかりだすと面白いもので、調べるのも楽しくなるんですよね(語彙が乏しい)
因みにLUNA SEAは当時の推しバンドではなかったんですが(音源聞き出したのが解散後だったので)、それにしてたって気に入ったら好きな証拠なので、LUNA SEAの曲はそんな感じで好きになりました。
わかると楽しいもので、そこから私も曲の中で「これはベースの音」「これは下手ギター」と楽器の聞き分けができるようになりましたし、わかると知りたくなります。
そして何故か周りを見渡すと必ずいらっしゃる、音楽系の専門学校に通っていらっしゃるバンギャのみなさん、これってどういうこと?なぜなに?と聞けば教えてくれる同好の詳しい人がいるので、とてもいい環境でした。
例えばですが、最初はわからんままに何となく楽譜買ってましたが、そのうち詳しい人に楽譜の読み方教えて貰って、自分でヤフー(当時はYahoo!が一般的だった)で検索したりして、着メロとかmidiとか作りましたよね?
好きこそものの上手なれなバンギャになりました。
推せる時代は短い
学生時代はそんな感じでバンギャ活動、推しバンドが生活の中心でした。
しかし大学生になると、高齢家族(祖母)の介護や自分の入院(両口蓋扁桃肥大で寝込んで摘出手術してた)、就活に御存知元カレ裁判で忙しくなり、併せて推しバンドが海外遠征したりして追っかけが難しくなったので、私の中学高校から続いたバンギャ活動は静かに終わりを告げました。
その後は、他でも書きましたが、遺産相続やら栄転やらで実家を出奔したせいで、私が当時実家から持ち出せる私物に限りがあった状況でした。
置いていく、処分するには惜しい推しバンドグッズ(ライブ中に決死の争奪戦の末に手に入れた推しバンドのギターピックやらドラムのドラムスティック、限定グッズの数々)は、悩んだ末に同じ同好の士であり、未だに仲良くさせて貰っているバンギャ友だちに、形見分けの如く贈りました。
勝手に「あげます!」と渡したのに「こんなお宝を貰うの申し訳ないから、預かるよ!」と言われたのが嬉しい感じでしたが、彼女は未だにバンギャを続けて下さっているので、彼女に贈って良かったなあと未だに思います。
そんな思い出があるバンギャ時代でしたので、今回のLUNA SEAとGLAYの対バンの知らせから昔の音源引っ張り出して聴いたり、当時のバンギャ友だちと盛り上がったりで、本当にバンギャ時代は楽しかった思い出ばかりで、私の青春時代だったなと、振り返るいい機会でした。
という感じで、私のバンギャになった経緯と、何ならバンギャを辞めた話でした。
まあバンギャ辞めたと言いつつ、ライブに行かないだけで新譜は買いますし、聴いてますし、聴いたら踊ったり暴れたりしてますけどね。
そんな私のバンギャ時代の思い出話でした。
ヘッダーの画像は、バンギャ当時の私(オーバーサイズのボーダー柄のメンズカットソーに、蛇柄のチョーカーに、ヴィンテージチェーンのネックレスに、黒髪ストレートという出で立ち)で、典型的なバンギャでした。
勢いで書いたら長くなりましたが、当時を懐かしむ一助になればと思います☺️