頑張らない努力と私

これよく勘違いされるので、定期的にあちこちで話しているのですが、私の基本指針は「頑張らない事」です。

私の基本スペックの話になるのですが、私は根が真面目な所があるせいで、頑張ると絶対頑張りすぎてしまう気質です。

具体的に言うと、頑張って意気込むとやり過ぎてしまうタイプです。

頑張ってやり過ぎた結果、自分や周囲に悪影響(心身に不調が出る、周囲を置き去りにする、予想以上の結果を叩き出して扱いきれなくなる、再現性がなく過度の期待を裏切るなど)を及ぼすと、経験上把握しています。

そんな感じなので、自他ともに迷惑をかけないよう、普段から絶対に頑張らない努力をしています。
まあ計画をしっかり立てて、頑張りそうな感じになったら、手を止めて休む。
それでも無理しそうなら、潔く諦める。

それくらい頑張らないように、計画、自己管理しています。

もちろん、生きていたら絶対に頑張らないといけない瞬間はあるかも知れませんが、それは日常ではないわけです。
365日、24時間頑張り続けられる訳ないと思っているので、遊びも趣味も仕事も家事も日常生活も、全て程よく余裕を持って、嫌なら手を止める、諦めるの精神です。

何で急にこんな精神論的な話をしだしたかと言いますと、たまに私があれこれしているのを見た人から「聖龍さんがこんなにしてるなら私ももっとがんばらなきゃいけない！」って言われる事があるんですよ。

そのたびに、前述の私は欠片も頑張ってない。
むしろ頑張らないように徹底的に自己管理しているので、頑張ってるとか見た目に騙されないで欲しいって話をしています。

例えば昨年の話をすると、私が文学フリマ東京39の出店準備や宣伝をほぼ毎日、何度も時間を変えてしていましたが、それはあくまでも余裕を持って事前に準備をしていたからできただけです。

文学フリマ参加が半年前から確定していたので、この時期までには宣伝できるように原稿を上げて、宣伝用の素材を準備して、時間はこれくらいで、等間隔でしつこく……みたいな事をちゃんとしているのです。

無計画にがむしゃらにやると、根を詰めすぎてしまうので、頑張らない為に何が必要かとかを、用意周到に長期間かけて計画しているわけです。

それがあるので、毎日洗濯もして、しぶしぶ仕事もして、掃除もして、ソシャゲもして、飯テロもして、風呂に浸かって、マッサージ機で背中ほぐしながらYouTube流し見しつつ本やWeb小説読んで、1日かけて水分2リットルはごくごく飲んで、何なら夜は7時間以上寝てる日常生活をした上で、余った時間、余暇を確保して、ようやく無配の準備や定期的な宣伝ができたって感じです。

とまあ…ここ迄書くと逆にめちゃくちゃ計画的に完璧にしてます風になっていますが、実際を振り返ってみれば、飯テロで作りたいご飯があるからと、その日の宣伝を後回しにしましたし、翌日の仕事が早い時は、宣伝を諦めてとっとと早くに寝ていました。

私の中で創作は日常の余暇、日常外の楽しみなので、日常を侵食させて無理しては元も子もないと言うスタンスなので、容易く後回しにする訳です。

だからといって、創作を何かと後回しにしているから手を抜いている訳ではないのは、前述の綿密な計画を見て頂ければわかると思うのですが、何を一番に、何を後回しにするのも人それぞれって話ですね。
良し悪しではありません。

なので、「聖龍さんがこんなにしてるなら私ももっとがんばらなきゃいけない！」って思ってはいけませんよ？
「今回は頑張れたから次も頑張ればできる」は偶然と錯覚ですよ？
人には人それぞれに違いとよさがあるのですから、創作や日常に関わらず、できる限り無理はせず、たくさん寝て、たくさん食べて、たくさん笑って、時に失敗つつも楽しんで下さいね。

そんな私の頑張らない努力の話でした。