同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)23.学級会
さて、今日も今日とてフォロワーさんから「このシリーズ読んでます!」とDMで力強く言われて「読者率高杉君かよ!」と突っ込んだ私です。
みなさま本当にありがとうございます。
毎回どういった話がいいかなあと昔を振り返り、記憶を掘り返し、書いております。
今回は同人サークルというより、自分がいるジャンル、界隈、クラスタなど、呼び方は様々ですが、そういった集団が集まると必ずと言っていいほど体験する「学級会」の話をしていこうかと思います。
前回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)22.異文化交流」はこちら。
公式が解釈違い
これはとあるジャンルで同人サークル活動をしていた時の事。
そのジャンルはこう、一部の過激派の人が、主語を大きく語ったり、公式に凸したり、なかなかに学級会が多いジャンルでした。
私は裁判経験があるので「当事者(被告原告)以外は口出ししない」をモットーに、関係ない学級会はスルーする日々でしたが、ある日あまりにも大きな学級会が起こりました。
とあるSNSの投稿「何でアニメ本編のおまけストーリーの主人公がA(アニメ本編の主人公)じゃないの?!作者は自分の好きな作品で同じ事されたらどう思うの?!」
経緯を話しますと、そのジャンルはアニメ作品だったんですが、そのアニメ作品の公式物販のおまけで、原作者の方がアニメ本編の主人公Aではなく、主要キャラのBを主人公にしたストーリーを書き下ろしなさいました。
よくアニメ作品にある「スピンオフ」や「番外編」的なやつですね。
その主要人物Bも人気のキャラクターなので、私(私は更に異なる主要キャラのC推し)としても、何より大多数のそのジャンルファンの人としても、数多くあるおまけの一つとして、その書き下ろし作品を好意的に受け取っていました。
しかし前述の「何でアニメ本編のおまけストーリーの主人公がA(アニメ本編の主人公)じゃないの?!作者は自分の好きな作品で同じ事されたらどう思うの?!」と言う投稿がされると、学級会が始まりました。
私と同じで「アニメ本編のおまけだから、スピンオフ的な扱いで、別キャラが主人公になっただけでは?」となる人が大多数だったのですが、一部の主人公A推しの過激派の人がそれを受けてまさしく蜂起されました。
過激派「Aが主人公なんだから、A以外のキャラが主人公としてスピンオフ出されたらみんな嫌に決まっている!」と言う前提で、学級会は混沌を極めました。
その意見を批判する人には攻撃を、何なら原作者の方や公式(版権元の会社)にまで直接この意見をクレームとして凸する人まで現れる始末でした。
因みに凸した後に「メールしてやった!」とSNSで報告され、尚且つそれが拡散されたので、当事者でない私でも把握できました。
普通に考えたら驚きの出来事でしょうが、その当時、本当にあった出来事です。
こう言った過激派の人々は本当に、本当に一部の人だけでしたが、その一部の人が大変に行動的で無敵の人で、大多数の普通の人々はスルーするか、静止をしようとして過激派から反撃を食らって嫌がらせを受けるなど、一事が万事、混沌の極みでした。
しかし今振り返っても、個々人の趣味嗜好は多様性があり「主人公はA固定!スピンオフは求めてない!」と言う意見はあってもいいと思うのですが、その意見を他者に強要して、尚且つ攻撃的な行為を繰り返す人がいるのが異常事態でした。
指摘されると「私がされて嫌な事はあなたも嫌な筈だ!みんなが嫌がる事だから止めろ!止められないのなら悪と見做す!反対するなら悪と見做す!」と言う主張を掲げられて、吃驚した訳です。
意見と強要は違うと言うのが解らないのかと、当時はめまいがしました。
因みにそんな混迷と混沌を極めた出来事ですが、過激派の人々のSNSアカウントが地道な努力(スパブロ)でBANされて行ったのと、時間が経つ事とで、沈静化していきました。
因みにその後、このジャンルは事ある毎に過激派が暴れるので「コンテンツとして魅力も人気があるけど、住人が怖いジャンル」と他ジャンルの人から揶揄される羽目になりました。
一部の過激派の人のせいでえらい風評被害とばっちりでしたが、事実を知らない人からすれば「同じジャンルの人」と一括りなので、それが嫌になってジャンルを離れる人も出た出来事でした。
何とも後味の悪い出来事(学級会)でしたが、当時を過ごした私としては、一部の過激派の人に対して「あなたの嫌いなものは誰かの好きなもの。あなたの善行からくる強要は誰かの迷惑行為」と最大級のブーメランを投げているなあと思った訳です。
反対意見と通報
ここ迄ではないにしろ、どこのジャンルでも公式に対して攻撃的な人、批判的な人はいるかと思います。
しかし仮に攻撃的な人を見かけたとしても、過剰に反応したり、攻撃的な人に仕返ししたりもどうかと思う訳です。
例えばですが、私から見ると「アンチ行為」や「迷惑行為」に見える行為であったとしても、その発言主からしてみたらそんなつもりはない「善行」かも知れません。
つまるところ、反対意見、ネガティブな意見だからと言って、イコール悪とは言えない訳です。
学級会で喧々諤々と解釈を述べ合うのも自由かと思います。
しかし学級会内で交わされる善悪がつけられない個人の意見で、公共性の強いSNS上でお互いにお互いの意見を認めない前提で喧嘩をしていって、結論として白黒つけられるでしょうか?
正直、無理だと思います。
一番穏便な対策は、お互い意見が合わなかっただけと思ってブロックorミュートでスルー対応するのが平和かと思います。
ただし、あまりにも相手が過激すぎる、あからさまに攻撃的な行為をしていると思った場合は、権利として通報(報告)はしていいと思います。
それで相手がSNS上で「悪質」と判断された場合、少なくとも「SNS上での善悪の判断はつけられる」訳です。
これは個人の判断ではなく、明確な判断という訳です。
何よりインターネット老人会と致しましては、太古の時代から「荒らしはスルー」「荒らしに反応する人も荒らしと同義」と言われてきましたから、通報(報告)は大事です。
地雷や解釈違いはあってもいい
しかしそれを元に他人を攻撃するのはお門違いの迷惑行為です。
日本は法治国家で思想の自由があるので、他人の思考をコントロールできると勘違いしてはいけません。
みんな心の中は自由なのです。
でも法律違反や規約違反はいけません。
それは安全の担保です。
と大層な話にしてきましたが、あるジャンルの学級会がやばかったと言う話でした。
明日は我が身、備えよ常に!
荒らしはスルー!
そんな話でした。
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