ただ風が気持ちいいから
おそらく書くことが心底すきだから。
きみの文章を読んでみたいし、想いを馳せて撮った写真を撫でてみたい。
表現するひとが増えたのか、それとも目に見えないものに自分なりに色をつけて表現することができる年齢になったからか。ひとりひとりが想いをカタチにして表現する世界が、わたしはすきだ。
SNSでも手渡しでも。自分の手のひらをそっと広げ、まるで鳥を空へ放つように世の中へそっと表現する。方法はなんだっていいのだ。
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風が気持ちいいことを、黙っていてはもったいない。どうしても伝えたい。なにを?と聞かれても、なぜ?と問われてもきっと相手を納得させる答はでてこないだろう。
ただ、もったいない気がするのだ。
世界はこんなにも、綺麗なのだから。
瞬間をとらえる。色をつけてもいい。文字にしてもいい。線にしても、四角く切り取ってもいい。それとも動くままそのままに、流れる時を映すかな。ふわっと手のひらで覆って、潰れないように壊さないように閉じ込める。かと思えば、永遠に続くように流れる世界。
感じるままに、伝えたい方法で。
なんのために?問われる最初のひとことは、「自分と世界のため。」であってほしい。
「だれか」のことを考えるはもっとずっとそのあと。人の目に疲弊してしまうには早すぎる、とわたしは思う。表現することを、もっとずっと純粋にたのしむこと。
きっと、いい顔してるよ。
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