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ハンドメイドサークル「FancyCaravan」をよろしく

 週末~週明けにかけて激忙しかったので、note更新できませんでした(←言い訳)・・・すみません。いつも自転車操業のワタクシです(←開き直り)。

 さて梟文庫では、ものづくり好きの小中学生が集まって、ハンドメイドサークルを立ち上げた。その名も「FancyCaravan(ファンシーキャラバン)」。サークル名を何にしようかさんざん迷いに迷って、つい先日決まったばかり。Fancyはファンシーショップなどあるが、子どもたちが調べたところによると「(気まぐれで自由な)空想、(詩人・画家などの)創造的空想力、思いつき」という意味があるそう。caravanは「移動住宅、トレーラー、(ジプシー・サーカス団などの)ほろ馬車、隊商」という意味で、なんか砂漠なイメージなんだけど、まぁ荒野をいく商人たちって感じがしていいかも。「The dogs bark, the caravan goes on.(犬は吠えても、キャラバンは進む)」ということわざでもcaravanは使われていて、その意味は「脇から批判・中傷する人のことは気にせずに、自信を持って自分の道を進め」。おお、カッコイイ!子どもたちは「略したときにいい感じの響きの名前がいい」と言っていて、「ファンキャラっていいじゃん!」となってましたよ。

 このハンドメイドサークル立ち上げの主たる目的は、作品を作ることはもちろんなんだけど、その先の「広報」「販売」に主眼を置いている。ものづくりの好きな子どもたちはどんどん素敵な作品を生み出すのだけれども、それを発表し(見せ)たり、シェアしたり、販売する機会はとても少ない。でもせっかく大事に作ったものなんだから、いろんな人に見てもらったり、気に入ってもらえたら買ってもらえると嬉しいよね。今時は投稿できるSNSやネットショップという超便利な媒体やプラットフォームもあるわけだし、そういうのをじゃんじゃん有効活用していこうよ、と思うのだが・・・もちろん子どもは発達(成長)の途上にいる人たち。現実の世界でも、インターネット空間でも、守られる(保護される)対象である。子ども主体で活動したくても、様々な制約があるし、学ばないといけないこともたくさんある。なのでまずは梟文庫を母体として、大人がサポートしながら活動を支えることにしたのである。

 なにしろネットショップを始める際にまず立ちはだかるハードルは、プライバシーの問題である。商品の取引をする際には、法律に基づいて住所などの個人情報を開示しないといけないが、(子どもでなくても)個人でその開示は非常にリスクが高い。しかし文庫には物理的な拠点があり、もともとその情報は開示されているので、そこを拠点にしてネットショップを立ち上げればプライバシーの問題はクリアできる。梟文庫としても、たくさんの人に届けたい絵本(子どもの権利と新型コロナなど)があるので、ネットショップがあるとありがたい。またこれまでに梟文庫は宣伝活動をかねてマルシェに出店してきた経験の蓄積もあるので、子どもたちの出店をサポートすることはできる。

 それとね・・・どこの小中学校も同じかどうかは分からないのだけれども、少なくともムスメたちが在籍している学校での部活動って体育会系のものばかりで、文科系の子どもたちの活躍の場が少ないように感じている。規模もどんどん縮小されていっており、もちろんそれは教職員の先生方の働き方改革の一環でもあるので歓迎しないといけないとは思うのだが、子どもたちの活動の幅は狭まる一方である。そういう状況の中で、「今の時代だから活躍できる、子どもたちのものづくりの形」を模索していってもいいんじゃないかというふうに思ったのだ。現在は5人のメンバーで活動しているが、リアルでもオンラインでも、メンバーは随時募集している。

 そしてこのFancyCaravan、先週末に京都ハンドメイドマルシェに初出店した。2~3週間前から毎週末集まって作品を作り、せっせと準備を進めていた・・・のだが、新型コロナウイルスの感染者数も増え、京都では医療機関からの声明もあり、ギリギリ直前まで出店をどうするか悩みに悩んだ。1人1人の振る舞いが感染拡大を防ぐこと、医療機関を守らないといけないこと、何より子どもたちを感染から守らないといけないことを考えると、出店を取りやめにしたいと正直思った。それでもほかの部活動などは通常通りずっと行われているし、もともと活躍の場が少ないからと立ち上げた活動だし、子どもたちが楽しみにしてくれていることなども考えて、最終的には出店を決意した。これがよかったのかどうかは、あとになってみないと分からない。いまだにドキドキと不安と、申し訳なさとを抱えているが、これが自分が下した結論だった。

 FancyCaravanのお店の様子は、Youtubeに動画をアップしているのでよろしければどうぞ。来場者も少なくて、売上は「そこそこ」(ムスメ氏談)だったようだが、お客さんやほかの出店者さんたちと交流したり、いろんなお店を見てまわれてよかったようである。近々リアル&オンラインで今回の出店の振り返りと、ネットショップ立ち上げ作業、今後の活動予定や販売戦略会議を予定している。

 ぜひFancyCaravanの活動を応援してください。
いいね!応援するよ!と思って下さった方は、noteでサポート(寄付)もできるのでワンコインをチャリンとお願いします。マルシェの出店料(高いんです、これがまた!)などに使わせて頂きます。

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※今回出店した作家は、PANKICHIYA(上)とPoemaccessories(下)です。

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 そしてこの活動に関心を持ってくれた子どもさんがいらしたら、ぜひ一緒に活動しましょう。ご連絡は梟文庫まで。

fukuroubunko.kyoto@gmail.com
(@は半角に直してください)



細々noteですが、毎週の更新を楽しみにしているよ!と思ってくださる方はサポートして頂けると嬉しいです。頂いたサポートは、梟文庫のハンドメイドサークル「FancyCaravan」の活動費(マルシェの出店料等)にあてさせて頂きます。