女性がゴルフをするということ〜「女王様ゴルフ」なんてしたくない!
スコアが数えられるようになってきた
やっとスコアを数えられるようになるというのは130ぐらいでしょうか。当然、カートで一緒に周るメンバーでは一番ヘタということ。
まだまだ周りに迷惑をかけている…と感じながらプレーすることになります。
前記事でお話した「お世話をしてくれる人」とラウンドを繰り返し、スコアが数えられるようになってくると、一緒にコースを周る人も少しずつ人間関係が広くなっていきます。
もしかしたら、「友だちの友だち」みたいにコースで初めて紹介されることもあるかもしれません。なかなかハードな状況ですが、コースを周るのは3人より4人のほうが安いし、一番ヘタな私は「入れてもらってる」立場です。
ゴルフするには不利な条件多すぎる
私はペーパードライバーで車の運転が出来ません。電車で行くことが出来るコースもありますが、ほとんどは一緒に周る人に送迎してもらうことになります。(大阪で雪が降ったときに、車で打ちっぱなしに行ってみたが、駐車するのに四苦八苦して、打席に入ったときはクタクタになった:笑)
そして、私は普段は裸眼で生活できる近眼で、ペーパードライバーの免許証は「眼鏡つき」です。練習場では見えるボールも、コースに出ると周りの風景のせいか、ボールが落ちた場所が見えない…。となると、またボールを一緒に探してもらうことになる。。。ああ、また迷惑かけるなあ・・・
⇒だから初めてコンタクトレンズを買い、少しでも早くボールを見つけられるようにとゴルフのときだけ装着するようになりました。(今は老眼が入ってきて、コンタクトをつけると手元のスコアがぼやける:爆)
次は体力…運動部経験もないので、坂を走りまわるとすぐに息が上がったり(ヘタだから当然、フェアウェイにいることが少ない)、後半はバテテくる。⇒これは練習場で球数を増やし、日頃少し早く歩くようにして随分マシになった気がします。
余裕がない…
プレーする間は、周りの3人が常に自分を気にかけてくれているのもわかるし、「お世話してくれる人」が私と、それ以外の人との間に入って、気を遣いながらプレーしてくれているのもよーくわかるんです。
プレー以外にもお昼休憩でのこまごましたやりとり。(コップに水を注いでもらったり、伝票へのサイン…etc)前半9ホール廻って、自分のスコアの合計すらちゃんと出来ていなくて(その頃はプレー中は1ホールずつ記入するのがやっとです…)、ああ、私って気が利かないなあ。。。と思うことばかりでした。
私は「女王様」・・・
これでは「女王様ゴルフ」やな…
そんな風にその頃は心の中でよく思いました。行き返りは車の送迎。プレー中は面倒見てもらって、ボールも探してもらうこともしばしば。休憩時間も周囲をみる余裕がない。。。
ほんとに恥ずかしくて、情けなくて…。
一緒に周った人たちは、きっと面倒だっただろうな…とかいろいろ思いました。
自己満足のプレゼント
あまりに申し訳なくて、その頃はせめてものお詫びに、ラウンド前後に小さなプレゼントを一緒に周ってくれる人たちに渡すようにしていました。
ラウンド前ならプレーしながら食べられる少しお高めの個包装のチョコレート。「今日は迷惑かけると思います、すみません」と言いながら。
(ゴディバとかの包装なら女性はもちろん、男性でも「これ、ええやつやん!」とわかる)
ちょっと気の張る相手…たとえば夫の上司とかのときは、ラウンド後にとらやの「ゴルフ最中:ホールインワン」(←お店には普段置いてなくて予約商品)やアンジェリーナの「マロングラッセ」。ゴルフは荷物が多いから、かさ張らず、少量でも金額がそこそこ高く、常温で何時間も大丈夫なものがいいと思います。「今日はいろいろご迷惑をかけて、ご不快なこともあったかもしれません。ごめんなさい。」とお礼とお詫びを言いながらお渡ししてました。
今、自分が少し逆の立場に近づいて、そんなに気を遣う必要はないのがわかります。みんなきっと、通ってきた道だから。経験してるから、つらくてしんどいのもよーくわかってるんですよね。グリーン周りをあっちに、こっちに走っている娘を見て、「がんばれー!」って心の中で思います。
だから、プレゼントは自分の気持ち。悪い言い方なら、自己満足です。
私は、決してふんぞり返っている「女王様」じゃないんです、「女王様」になってしまっているだけなんです…と。
一日も早く、「女王様」から脱却したい!
これがその頃の目標でした。。。。
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