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高校生のお話(1)

 高校生編に入っていきます。もう10年も昔の話なんですね、懐かしいなぁ…

 今回は、前回の中学生編(5)の続き、父との関わりから男性恐怖症になってしまったお話をしましょう。


 私は無事に高校へと入学し、男性恐怖症も落ち着いていきました。しかし、やっぱり男性の怒鳴る声は怖い…

 私の高校1年生の時のクラスは、問題児ばかりでした。授業中にスマホ、ゲーム、騒ぐ。授業になりません。私は基本的に勉強が好きなので、それも辛かったのですが、もっと辛かったのは、騒ぐクラスメイトに対して叱る男性教師の怒声。

 高校には、私が男性の怒鳴り声が苦手だと言うことは伝えていました。

 先生は悪くない…のですが、私はそれでよく体調を崩してクラスから出て行っていました。

 そしてある日の放課後、学校内のベンチで恋人とお話をしていました。すると、そこに校長先生が来て、高校生が恋愛などすべきではない、どこの高校も恋愛は禁止だ!と何が逆鱗に触れてしまったのか分からないのですが、叱られ、怒鳴られました。

 私は次第に声が出なくなって、体が動かなくなって、倒れてしまいました。

 親指だけは何とか動いたので、親を呼び、家に運ばれました。

 それから私はしばらく寝たきりになりました。声も出ないので話せません。

 解離ですね。

 自力ではトイレにも行けず、何もできない。

 2ヶ月後には話せるようになり、足以外は動くようになりました。

 車椅子で精神科の病院に通っていました。

 それからさらに数ヶ月後、やっと歩けるようになって学校へ行きました。しかし、教室が2階だったので階段を上がれず、まだしばらく普通に生活するのは難しいと判断しました。

 これは高校2年生の時の話なのですが、体が動かず学校に行けず、留年が決定しました。

 クラスメイトとうまくやれていなかった事もあり、精神的にも病んでいた私は、治療に専念するために休学を決心しました。

 それから休学中にどんなことがあったかというのは、また別の回でお話しします。

 大学生になってからも、彼氏の怒鳴り声と、怒って物に当たるのが怖くて、2回程歩けなくなったことがあります。

 これで私は、「解離性運動障害」という診断も受けることになりました。


 精神疾患を持っている方は大体、障害が一つだけというのが珍しく、複数併せ持っている場合が多いです。

 私も双極性障害以外に、今回書いた、解離性運動障害と、それ以外にはPTSD、適応障害、アスペルガーなど、色々診断されたことがあります。

 障害を持っていると言わなければ、普通に生活できているときは普通の人に見られるんですけどね、症状が出てる時はあまり人に会わないからそう見えますよね(笑)精神疾患あるあるです。(笑)

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