フリーランスになった理由
2022年、3年勤めた会社を辞めてフリーランスとして独立しました。
会社員時代からの知り合いからは「ついに!」「おめでとう!」など言われて、フリーになってから知り合った人たちからは「フリーでやっていけるなんてすごいね!」などと言われます。
私は別にすごくもなんともないフリーランスです。
フリーを目指した理由はさまざまですが、今日はそれらを整理しつつ振り返ってみます。
そもそも何の仕事をしているのか
会社員時代は映像制作の仕事をしていました。
カメラを回して撮影するのではなく、3DCGアニメーションの制作がメインです。
会社員の傍ら、VJをしていました。
知り合いにミュージシャンが多かったので、彼らのライブでステージに映像投影してリアルタイムに舞台を変化させていく、そんな感じです。
会社を辞めてからは、引き続き映像制作のお仕事を中心にやっています。
3DCG制作、VJ、あと知人のお店のスタッフ手伝いなど。
まだ収入源と言えるほどではありませんが、映像素材の販売も始めました。
フリーランスになりたかった理由
①憧れ
もともと大学生の頃から、ちょっとフリーランスという働き方に憧れていました。
自分のやりたい仕事を自分のペースでできて、なんだか楽しそう、って。
でも当時の私には突然フリーになる勇気も知識もなく、「いつかなりたい」という憧れのままでした。
②会社を辞めることに抵抗がなかった
大学卒業後、すぐ会社員になったわけではありません。
2年間アルバイト生活を送っていました。
1年はフルタイムで、もう1年は以前のバイトを土日に継続しつつ平日は別の仕事をしていました。
その後ご縁あって別の会社で正社員となるのですが、どこかで「辞めてもまたバイトとかすればいいし、なんとかなるだろう」と思っていました。
③周りにフリーランスの人が多かった
芸術の世界に身を置いていたので、デザイナーやアーティストの知り合いが多いです。
本業の傍ら作品制作をしている人もいれば、作品制作一本でやっている人もたくさんいました。
なんだ、意外とフリーランスの人ってたくさんいるんだなと思いました。
④会社と合わないと思うようになった
会社では、大きな案件を1〜2年単位で受け持って、時間をかけてひとつの作品を作ることがほとんどでした。
私は日々社内で上司に言われたものを言われたように作っていて、クライアントと打ち合わせをするのは上司の役割。
その上司があまり頼りになる人とは言い難く…
・本来、途中経過をクライアントに見せてフィードバックをもらうところを、上司個人の意見しかもらえず、クライアントには完成してから見せていた
・上司が制作についてあまり理解しておらず、こちらが制作期間が長い理由などを説明しても理解してくれない
・感想がまず否定から入る
……会社というより、上司が合わなかっただけじゃないかと思われそうなのでこの辺で割愛。
もつひとつ理由があります。
会社員と並行して個人で小さなイベントに参加して映像演出をしていましたが、そちらは私とお客さん・会場スタッフが直接対面して反応を見れます。
誰のために作品を作っていて、出来たものにどんな反応がされているのか、会社ではまったくわからなかったことがここではダイレクトに伝わってきました。
自分の作品、映像を目の前で見てくれる人がいて喜んでくれる様子を見ることができる。それがとても制作のモチベーションになって嬉しいことだと気づきました。
⑤コロナ禍で、新たな挑戦がしたかった
会社員2年目でコロナ禍に突入しました。
私は正社員だったので収入は変わらず、仕事もあるしそこは会社員でよかったなぁと思えるところでした。
でも1年ほど経って、周りが徐々に動き出してきました。
音楽一筋だった人が、カメラを買って配信を始めたり。映像制作を始めたり。デザイナーさんがYouTubeを始めたり。
窮地に立たされた人たちが、生きるために新たな活路を見出そうとしていました。
人は追い込まれないと成長しない、、わけではないと思いますが、必死にいろんな挑戦をしている人たちを見ながら、自分の現状と比べてしまっていました。
たしかにこのまま会社員をしていたら、お給料は安定していて生活できるかもしれない。
けど、それ以上のなにかが見込めない。
もっと成長するためには、ここにずっといるわけにはいかない、と思い始めました。
フリーランスになるためにしたこと
かくしてフリーランスになることを決意するのです。
そこからやったことは、長くなってしまうのでまた次回。