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仕事とバランスと余白について【日記】

先日知り合いから、隣町でやってるプロジェクトで働かない?と声をかけられました。
今働いている人が今年度いっぱいで辞めるそうで、その引き継ぎ先を探しているとのこと。

仕事自体は気になるし、週1回なら行けるかなと思っていますが、具体的な仕事内容がまだ分からないのでとりあえず一度会って話したいとお伝えしました。

そして昨日、改めて事務所に伺って話を聞いてきたところです。


私の本職は一応映像クリエイターです。
VJや作品制作、舞台演出、展示など、映像にまつわることをお仕事にしています。
でも参加しているプロジェクトによって、ロゴやWebをデザインしたり、経理関係を担当したり、イベント受付や接客など、映像制作以外のお仕事も多く受け持っています。
最近はイベントやワークショップの企画にも興味があるところです。

正直なところ、いろんなジャンルの仕事を経験できるのはとてもうれしくて楽しいのですが、それによって本当にやりたいことをする時間が減っていくのはなんだかなぁという悩みがあります。
今日一日制作がんばるぞ!という日に打ち合わせがポンと入ってきたり、その打ち合わせのための資料を作る時間が必要になったり。
やりたいことをやるためには、やりたくないこともやらなければいけないなぁとつくづく思います。

「やりたくないこと」は「やらなければいけないこと」だったりしますが、「やらなければいけないこと」が必ずしも「やりたくないこと」とは限りません。
どうせやらなければいけないなら、どうにか自分の中でそこに楽しみを見出してやりたいと思い込む努力をするようにしています。


冒頭のお話に戻りますが、最終的にそのお仕事は時給がいい感じだったので受けることにしました。
もちろん仕事内容も私にできそうな分野で、尚且つ映像制作も仕事のうちに入れたいということで、それなら私が参加する意味を見出せそうだなと思っています。


とはいえ、やりたいと思って始めたことが義務になってくるとだんだんやりたくなくなってくることもあります。

やりたいこと、やりたくないこと、やらなければいけないこと、いろんなものをバランスよく抱えていくのはなかなか大変だなぁと思います。


バランスで思い出しましたが、先日サーカスで働いていた方からバランスに関するお話を聞きました。

「バランスが取れている」という状態について。

みんなが思い浮かべがちな「バランス」は、実は「バランス」ではなくて「固定」。
支えている土台を固定して動かなくしてしまうと、その状態で固まって動かなくなり、折れてもくっつかなくなってしまう。

そうではなく、本当の意味での「バランス」は、「常にバランスが取れる位置を探している」状態。
前後左右にスイングしながら中心を常に探し続けていると、突然トラブルが舞い込んできても柔軟に対応することができる。
バランス曲芸師 天野耕太さんの講演より

横に倒した円柱の上に板を乗せ、その上に立ったり動いてパフォーマンスをする曲芸師さん。
たしかに、板の上では完全に静止することはなく、常に左右に揺れてバランスをとっています。

これはサーカスに限った話ではなく、仕事とプライベートのバランスだったり、様々なプロジェクトをバランスよく進めていくことだったり、様々なことに置き換えて考えられるなぁと思います。

1日のうちできっちりタイムスケジュールを組んで、朝はAの仕事、昼はBで夕方はC…と決めてしまうと、Bの仕事に思ったより時間がかかったり、今日中に済ませなければいけないDの仕事が飛び込んでくることがあります。
するとCの仕事が終わらなくて、残業したり翌日に持ち越すことになって翌日のスケジュールが崩れてしまったり。

様々なことを円滑に進めるためには、トラブルに対応できる「余白」「余裕」も大切です。

1日のうちに自分が動ける時間を計算して、2割程度の余白を残してスケジューリングしてみたり。
やりたいことの時間が減ってしまうくらいなら、許容量を超える仕事は思い切って断ってみたり。

私は仕事が立て込むと終わった瞬間体調を崩しがちなので、とくに自分の許容量についてはしっかりと把握していく必要があります。


春から毎週金曜日に仕事が増えることになりました。
月曜日は別の仕事を請け負っていて、土日は突発的なイベント仕事のために定期仕事は入れないようにしています。
水曜日は、完全にオフの日。これは私が働き過ぎないために、自分で決めた定休日です。
すると残りは火曜と木曜。制作や単発仕事はこの2日間(+予備で空けている土日)で済ませなければいけません。
まずは1週間のスケジュールが見えてきたので、次は曜日ごとの1日のスケジュールを考える番です。
1日のうちに済ませなければいけないことは多いけど、なるべく無理せず、自分の許容量と相談しながら考えていこうと思います。

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