鉄不足についての考えをつらつらと語る
インスタグラムのストーリーで、久しぶりに質問箱を設置してみた。
インスタグラムとは長い付き合いで、2019年から1年間「質問コーナー」と題し、悩めるママさんたちの悩みに答えまくっていた時期があった。
回答は、丁寧に寄り添って答えていたというより「バッサバッサと切り捨てていた」というのが正直なところだったが、たくさんの方の役に立っていたようで。
多くのフォロワーさんの支持を得ることになった、思い出の質問コーナーである。
あまりにも質問が多すぎて、一旦閉鎖してから2年弱。
今回思うところがあり、もう一度質問コーナーを設置してみたところ、このような質問をいただいた。
「子どもが鉄不足ではないか?と思っています。みささんはどのような対策されていますか?」
この機に、ここで鉄不足についての私の考えをまとめたいと思う。
日本人のほとんどは鉄が不足している
5年ほど前、「貧血大国・日本~放置されてきた国民病の原因と対策~ (光文社新書)」という本を読んだ。
一言で言ってしまえば「日本人のほとんどが貧血ですよ!!!!」ということ。
当時インスタでフォローしていた方も「鉄分摂ってね!!!!」と声高に叫んでおられたので、背中を押され、わざわざフェリチン値を測りに行ったのを覚えている。
次女妊娠前のフェリチン値は、85。
「おっ、結構優秀♪」と思っていたのだけど、妊娠後期に30まで急降下。
妊娠って本当に鉄が大切なんだ…の実感とともに、フェリチン値を測るために自費の5,000円を払い続けるのが急に面倒になり、次女出産とともにフェリチン追っかけ時代は急速に幕を閉じた。
その過程で、鉄分摂取に関して色々と工夫してきたことがあるから、ここに書き記したいと思う。
【絶望的】料理からの鉄分取得
レバー、ほうれん草など、鉄分の王様と呼ばれる食材は多く存在する。
しかし、これらを食べて鉄分を補給しようとすると、これらを料理しないといけないのだ。
日々さまざまなタスクがある中で、「鉄、鉄が必要だから、一週間に1回はレバー!ほうれん草!」と献立を考える。
全くできる気がしない。
そもそも、料理に対する私のモチベーションは、著しく低い。
腹が満たされればなんだっていいし、なんなら腹が満たされなくてもいい。
ものすごくたくさん食べる割に、空腹でも我慢できる能力がある。
食べるのは好きだけど、食べるよりも他のことに夢中になっちゃう。
子どもたちとの食事も楽しさと楽さが最重要で、栄養は残念なくらい無頓着。
せいぜい「いろんなものを食べた方がいい」くらいの認識である。
こんな人は、料理から鉄分を取るのは早めに諦めた方がいい。
そんな私が鉄分摂取ルートとして目をつけたのは、「水」である。
スキ!南部鉄器
毎朝、母が33歳の誕生日に買ってくれた南部鉄器で水を沸かしている。
この水を私は毎日飲み、夫も毎日コーヒーを淹れている。
詳しい説明は割愛するが、南部鉄器から溶け出す鉄は「二価鉄」(ヘム鉄とも言う)。
体に吸収されやすい鉄分である。
余裕があるときはたくさん沸かし、ご飯を炊いたりお味噌汁を作ったりしている。
鉄もそうだが、水が美味しい。
難点は、重いことである。
夫は「ケトルで湯を沸かせる時代に、鉄器で沸かしてる我が家」と自嘲気味に話すが、実のところ気に入っているのを私は知っている。
電子レンジの重量センサーが壊れたのは、長い間この鉄器の置き場所にしていたからではないかと疑っている。
この南部鉄器は、ふるさと納税でも出品されている。
2,000円でこの美しい鉄器が手に入るなんて。
素敵、素敵すぎるぞふるさと納税。
ちなみにプライパンも、鉄製のものを使っている。
難点は、重いことである。
すごい!あらえびすの伏流水
子どもたちの水は、あらえびすさんの伏流水をいただいている。
HPからは、怪しさしか伝わってこない。
ソチマットが何かはよくわからないけど、とにかくすごいエネルギーの水らしい。
この水も、普通に美味しい。
「すごい水を売る」というと宗教くささが爆発するけど、あらえびすさんの活動は応援したいから水を買い続けている。
うちの子たちがほとんど体を壊さないのは、他の生活習慣のおかげももちろんあるけど、この水も効いてるんじゃないかとちょっと思っている。
騙されてるんだろうか。
いや、もう騙されててもいいや。
水も美味しいし、子どもたちも元気だから、今のところの私の選択はうまくいってるということなんだと思う。
いろんな人がいろんな形で、今の日本を残そうとしている。
誰かに言われたからではなく、私が応援したいから水を買うのだ。
どう書いても、騙されてる人の言い分にしか聞こえない。
キママクラブさんの鉄サプリ
サプリで一度試したことがあるのが、キママクラブさんの鉄サプリ。
無味無臭で取り入れやすく、食事にパラパラとふりかけると家族全員摂ることができる。
安心な分、なかなかコスパが悪いので一度やめてしまったが、今回また鉄について考えたことをきっかけにもう一度購入したいと思う。
ちなみに、鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率が跳ね上がる。
鉄を摂っても、ビタミンCがないと吸収されない。
ビタミンCは、鉄補給とセットだと覚えておいてほしい。
貧血を見てくれるお医者さん
「貧血かも?」と思うところがあるなら、一度フェリチン値を測ってもらうのもいいかもしれない。
例えば、墨田区にあるあずま内科小児科というところは、「血液内科/貧血の診察」と堂々と書いている。
何を隠そう、私もここでフェリチン値を測ってもらった。
「貧血外来 〇〇区」と調べれば、診てくれるところが見つかると思う。
本当に貧血かどうかわかれば、きっと本気になれる。
たかが鉄、されど鉄
妊婦さんは、出産時フェリチンを50持っていかれるらしい。(出典不明)
なので出産前にフェリチン値が50を切っていると、子どももママも鉄欠乏症になってしまうとのこと。
私はこれを恐れていた。
過ぎ去ってしまえば、恐れるようなことは何も起きなかったのだけど、妊婦さんや授乳中のママに鉄が大事なのは自明の理。
妊娠中や授乳中でなくても、イライラしやすいかも…鉄足りてないかも…と思う方は、なんかしらの対策をした方がいいかも。
鉄器や水、フライパンのようなもので、生活の習慣として取り入れるのがお手軽かな。
「日本人のほとんどは鉄が不足している」訳なので、鉄についてこの機にぜひ考えてみてほしいと投げかけて終わる。
インスタグラムの質問コーナーは、しばらく続けてみようかな。